第四百六話 『サラとゲームできる時が来た』
「ああ、そうだった!次はサラのクッキングだよ!」
「私もがんばります!」
サラと奈緒子が言ったサラと奈緒子のクッキングがはじまる。
===
「とりあえずうちにいこう!」
サラが言う。
クッキングするには場所が必要だ。
サラの家がちょうどいいと言えるだろう。キッチンにこだわりはあるだろうし。
「そうか、前回ドラゴノス料理を作ってもらったときはレストランの厨房を借りたんだっけ!」
僕が思い出す。
そのときはレストランのおばちゃんをサラが手伝っていたのだった。『料理人見習い - クックアシスタント』のスキルで手伝っていろいろつくってくれたのだ!おいしかった!
「ドラゴノスの料理食べたんだね。サラに聞いてたけどいいなぁ」
サクラダが言う。
ドラゴノスの料理なんてなかなか食べれるものではない。
「じゃあ、今度倒しに行きましょう!サラとゲームできますよ!」
僕がサクラダに言う。
そう、彼は双子の妹とゲームをやるために『バーチャルウォーカー』を作ってしまった男だ。
「それはいいね、ついにサラとゲームできる時が来たか」
サクラダが感慨深そうに言う。
ここまでいったい何年かかったのだろうか。
とんでもない月日がかかったことだろう。
「もうやってるじゃん!」
サラが言う。この話をしている空間も『ラスト・オンライン』というゲームの中なのだった。
「ほんとだ!いいこと言うね、サラ!」
サクラダは嬉しそうに言う。
こういうやりとり自体はお家でもおこなわれてそうだけれども。
「あのサラがゲームをやっていると思うとうれしいね」
サクラダが嬉しそうに言う。
よほどゲームをやらないのだろうか。
気になったので聞いてみた。
「サラはそんなにゲームやらないんですか?」
僕は不思議に思ったので聞いてみた。
お兄さんがそんなにゲーム好きなら、簡単なゲームはやりそうな感じだけど。
「サラは走ってばかりいたからねぇ」
サクラダは思い出しながらいった。
「走ってばっかいたら金メダルとっちゃったのか・・・」
僕はつぶやく。
でもそれもなんとなくイメージがつく。
「そうそう、まさにそんな感じ。一番になろうと思って訓練してる感じでもないんだよ」
サクラダが言う。
「楽しく走ってたら、世界で一番早かったんだろうな・・・」
僕は想像した。
このゲームもサラはそんな感じでC級1位で通過したのだ。彼女はいつも楽しくやっているだけだ。
「そんなこといったらお兄ちゃんだってそうじゃん!楽しくいろいろ作ってたらこれできちゃったんでしょ!」
サラが抗議する!
自分だけじゃないことを伝えたい気持ちがあるようだ。
「さすがにエンジニアリングは適当にやってたらおわらないから、計画はたててるよ!」
サクラダはサラに言った。サラとは違うらしかった。
「さて、うちについたよ!みんないらっしゃい!」
サラが笑顔でで向かえた!
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