サービス!サービス♫?

「ほう…なかなか立派なテントを持っているのじゃな、流石あるじ様だ!」


と、言っているアリアの言葉が耳に入らないくらい呆然としまう光景が、広がっています。


何て言うんでしょうね…これ。


絶対テントじゃねぇーよこれ


まず、入ってすぐ広いリビング的な場所に何故か、机と柔らかそうなソファーが四人分くらいありまして…。


そして奥のほうに、ちゃんとした台所や扉で男女分かれてる御手洗いもありますね、何故か…。


それに加えて部屋が分かれているのでよくわかりませんが…多分寝室とお風呂場もあるでしょうね…。


ていうか…え…?


アリアが中身に驚いていない……

これってこの世界じゃ常識なんでしょうか…?


等と、いろいろ混乱しましたが、取り敢えずそうなんだろうと、割り切りました。


もう驚き疲れたという事です…。


なので適当に答える事にして、一応お腹も空いていましたので、アリアに、ある提案をすることにします。


「ええ、なかなか高かったですからね。それでアリア…。今日はアリアが、つきっきりでいろいろ教えてくれましたからお礼に…料理をつくらせてくれますか?」


と、アリアに何かお礼をしたかったのと、お腹が空いているのを、一緒に解決する提案を笑顔でしてみました。


するとアリアは満面の笑みで


「おお!本当かあるじ様!楽しみに待っておるのじゃ!」


と、足早にソファーの方に歩いて行ってしまいました。


あっ、手伝ってはくれないんですね。


まあ、あのアリアが手伝わないのですからきっと、暗黒物質ダークマターでも作り出すのではないでしょうかね?


などと心配にはなりましたが、聞いても

「大丈夫だ問題ない」と言われてしまったので、心配しつつ鞄を持って台所の方にいきました。


「やっぱり、なかなか凄いですね…」


と、来てそうそうそう言ってしまうくらいの、食器やら何やらが置いて有りましたが、材料だけは無いようなので、持ってきた鞄から、今日手に入れた…何故か新鮮なままのお肉と、

ゲームの時にてに入れていた…

これもまた新鮮なままの普通のお野菜等を取り出しました。


それから料理を始めて1時間くらいで、玉ねぎのスープと、ほうれん草とベーコンのソテー、鳥?肉のステーキが完成しました。あっ、デサートはババロアです。いまは冷蔵庫の中にあります。


アリアのいる所に持っていこうとしたら…。


「ん?終わったのか?なら、儂が並べておくぞ」


と、言って紳士的に運んでいってくれて、夫婦みたいと思って、ドキドキしちゃいました。


……って夫婦ってこの状況じゃ私がお嫁さんの方って感じじゃないですか!!


と、また高まっていく女子力にショックを受けて、しくしく泣きながら、アリアが待つリビング的な場所に行って、アイテムボックスから取り出した

何故かまだ暖かいパンを4つくらい円形の机に並べて、向かいあう形で席につきました。


あ、翼に関しては、なんか消えろーって念じたら引っ込みました。


うん、便利


「うむ、あるじ様の作った料理はどれも美味しそうじゃな!さていただくとするか!」


と、アリアが褒めてくれたので嬉しく思いつつ、実はスキルに頼りまくって作ったので、不安があったので恐る恐る質問します。


「えっと、あのーアリア。料理の方にあまり自信はないのですが…味の方はどうでしょうか?」


と、言う私の言葉に、アリアは笑顔で感想をくれます。


「うむ、美味しいぞ!さすが儂のあるじ様じゃ!最高じゃ!」


と、大きい声で言いながらペースを早めて食べている様子をみて、私は安堵します。


いやーそんなに美味しそうに食べてもらえると嬉しいものですね。


「良かったです、そんなに喜んでもらえて。スープならおかわりもありますので、いっぱい食べてくださいね」


あ、因み自分で食べてみても美味しかったです。侮れないなスキル。


と、食事が終わって、洗い物が終わってからしばらくしたところで、一日歩き回ってかいた汗をお風呂に入ろうかという話になりまして

先ほど下見に行ったそれなりに大きいお風呂場には、何故かお湯が常時沸いていたので、着替えを出してきて今入ろうとしているところです。


いったいどこからこの水は来るのだろうか?


「…で、何故アリアは、ここにいるのですか?」


「ん?駄目なのか?女同士、恥ずかしがる必要はないと思うのじゃが」


と、さも当然いう風に、温泉みたいにカゴが何個か置いてある脱衣所にアリアもいるのです。




ていうか、アリア…言ってから半日しかたっていないのにもう忘れているようですね…。


「確かに今は肉体的にはそうですが!

元は男なんですから中身は男なんですよ!?…た、多分」


確かに前世で銭湯に行ったら鼻血出してるヤツとかいたけどもさ!


まあ、大分一日で疑問系になるくらいには変わってしまった気もしますしね…。


と、言うと、アリアは別になんでもないような顔で言い返してきました。


「ん?確かにそうじゃったけ…。

あるじ様はあるじ様じゃからなら、特に関係ない。それに今は女同士だしのう

あるじ様は、長い髪の洗い方とかはわかるのかのう?」


と、正論で言いくるめられ、私は私という言葉に信頼されてるのかな?と嬉しく思いつつ、言い返せなくなってしまったので、もうこうなりゃやけだ!と一気に脱いでしまいます。


ですが…。


「ブラまでつけていたんですね、私…」


と、以外な事実にショックを受けつつ、脱ぐのに四苦八苦していると、アリアが外してくれました。


というかこの胸にブラいるのか?


「ん?余計なお世話だったか?」


と、言われたので、昔からの癖で言われたアリアの方を振り向きながらお礼を言おうとして、アリアの裸が目に入り赤くなりつつ、慌てて目をそらしお礼を言います。


「はわわ。い、いえ、そんな事はないですよ!?え、えっと先に入ってますね」


と、言って足早でお風呂場に向かって

これも、何故かあった椅子に座ってあたふたしているうちに、入ってきたアリアが苦笑しつつ優しく髪を洗ってくれた。


「…んっ…」


と、髪を優しく洗ってくれたり、わきとかくすぐったいところを洗われて多少声が漏れてしまって、恥ずかしくなってしまっていると、クリムゾンが小さいですが、一応ある私の胸を揉んできて…。


「…ひゃん!?ア、アリア⁉︎」


と、いきなり触られて…その、なんといいますか

か、感じてしまって声がでてしまいました。


「意外とあるじ様は着痩せするタイプじゃったか!」


アリアの方をみると、はあはあと、荒い息を吐いていたので、貞操の危険を感じていると、急にはっという顔をしてから謝罪してくれました。


「……あ、い、嫌すまない、あるじ様!つい反応が可愛いから我を忘れてしまった。本当にすまなかった」


と、土下座しそうな勢いで言うので、内容はあれですが…真剣な表情だったので許す事にしました。


「い、いえ、恥ずかしくはありましたが…。もうやらないなら、許しますよ、アリア」


と、言うと、凄い笑顔になって抱きつかれてお礼を言われたので、今は裸ですし…その、胸等があたったりして服を着ていた時よりも、柔らかさ等がもろに伝わってきて。


私の私が勃っちゃう!いま失踪してるけども!


「うむ、もうやらん!!」


「い、いえ!それは、いいですから早くはなしてくださぃ!!」


くっ、こうなったら!


「ひゃんっ!あ、あるじ様⁉︎何を⁉︎きゃっ」


ふっふっふ。反撃のお時間ですよ!

え?羞恥心?


そんなもん河原にでも捨てておけ。


「ぐへっへっへ、ここか?ここがええのかぁ?アリア?」


お湯の熱さと羞恥で上気した肌がたまらんのう!


「ひゃぅん!ん…っ!これ……以上は……っんん…やめ……んにゃあぁぁぁぁぁ!」


この後数十分ほど風呂場からは幼女特有の甲高い嬌声が響いたとさ。


チャンチャン♫



ーーーーー作者よりーーーーーーーー


一応下書き段階では、この後激しい【自主規制】なレズレズしい表現があったのですが、よく考えたら「これは載せられねぇ」と考え直しましてカットしてあります。

見たい人がいたら頑張って伝えてね。やり方知らんが

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