問題かいけつ?


「うぅ………マジで殺されたのじゃ」


結局あの後、割とあっさり影で弾くなどの対策をされたので、広域制圧魔法『トールハンマー』でトマト的にプチっと潰して真っ赤な花を咲かせてみた。


当然、でっかいクレーターができたがフレイアさんがあっさり直してた。


フレイアさんマジパネェ


「ふふっ、じゃあ〜いきましょうか〜」


三人でフレイアさんの家に向かう。

アホ毛の人はいつの間にかいなくなっていた。


涙目のアリアも可愛いぜ!


たいして歩くこともなく丸太で出来たログハウスに到着した。どうやらここがフレイアさんのお家らしい。


「さあさあ〜ど〜ぞ〜入って〜」


「おじゃまします」


中に入ってみると、うんイメージ通りだね。テディベアとか玄関に置いてあるし。


「お茶入れてくるからちょっとまっててね〜」


「はい」

「良きに計らえ」


と言うかどうしてアリアはそんなに偉そうなんでしょう?


ちなみにアリアは私の膝の上に座って足をプラプラさせています。


ああ!まじでかわいいんじゃよ!写メりたい!よし!作るかカメラ(ガチ目に)


まあ、いいとして気になっていたことを聞いてみます。


「あのアリア?フレイアさんって、あのフレイアなのですか?」


アリアは一度小首を傾げ、ああ。と納得したように


「あるじ様が言っておるのは、地球の女神、フレイアのことじゃな」


「ええ」


「で、あやつと同一人物かどうかが気になっておると?」


「はい、それであっています」


「うむ、結論から言ってしまえばほぼ同一じゃ」


「ほぼとは?」


「あのフレイアは原点こそ北欧神話の女神の一柱であり、ニョルズの娘たるフレイアだがそのほかは、アナザー・ワールド。つまりゲームの中で登場したフレイアそのままなのじゃ」


「ええ、っとつまりあのフレイアさんは、ゲームのNPCであったフレイアとほぼ同一だということですか?」


「うむ、そうじゃ。じゃから神話では持たなかった属性ちからを持ち存在しておる」


「へぇーそうなんですか」


アリアとフレイアさんについて話しているとフレイアさんが戻って来ました。


「紅茶ですか?」


「ええ〜そうよ〜自家製なの〜。感想を聞かせてもらえると嬉しいわ〜」


「あ!これ美味しいです!」


「む、なかなかじゃのう」


全くアリアは素直じゃありませんねぇ

美味しいならそう言えばいいのに


「そう!それは良かったわ〜」


「で早速本題なのじゃが。フレイア、お主オークどもに世界樹の枝か何かを与えなかったか?」


そうでしたそれを聞きに来たのでした。


む?世界樹?


「うんうん〜私は世界樹の枝をオークなんかに与えたりして無いわよ〜」


フレイアさんは首を横に振りました。

では、犯人はいったい誰なんでしょう?


「あっ!でも〜ロキにはあげたわ〜」


「うん、犯人は明らかにそいつですね」


「うむ、十中八九ロキのやつじゃな」犯人は」


「????????」


フレイアさんが周囲の空間をハテナマークで埋め尽くしそうになっているので説明します。




少女説明中かくかくしかじか




「へぇ〜そうだったの〜今度来たらとっちめておくわね〜」


「はい、よろしくお願いします」


「儂からもよろしく頼むぞフレイア

でだフレイア実はもう一つ相談があるのだ」


かくかくしかじかかくかくしかじか



「む〜む〜…………。これは〜『激運』かしらね〜。運がプラスにもマイナスにも振り切っちゃってるのよ〜変なの〜」


「そ、そうなのですか。何かいい解決方法はありませんか?フレイアさん」


「そうね〜う〜ん……………あっ!これなんかいいんじゃ無いかしら〜」


フレイアさんの手には禍々しい黒い液体が入った瓶が握られていた。


ちょっと待て


フレイアさん?今どこからそれ出しました?見間違いでなければ胸の谷間から出しませんでした?ほらアリアが親の敵を見るような目で見てますよ。


「え、えっとそれは?」


「これは〜名付けて〜不幸の雫〜(ダミ声)」


「フレイアさんそれ以上はいけ無い」


と言うかどうして某青狸知っている


「ふふ、冗談よ〜これはね〜普通の人が使うと運が下がりすぎて唐突にわけもなく死ぬほどのものなんだけど〜レティシアちゃんなら大丈夫かな〜って」


「おお、その手があったか。これで万事解決じゃな!」


「いやいやいや、めっちゃ危険じゃないですか!」


「大丈夫じゃって主さま儂らそうそうしなんし」


「そういう問題じゃnむご⁉︎…………ゲホッゲホッ、何これ!甘ったるいのにすごく苦い!」


アリアに瓶を口に突っ込まれた。

絶対さっきのこと根に持ってる。


「まぁこれで主さまの激運も落ち着いたじゃろうて」


その後、フレイアさんと話をしながらたわいのない時間を過ごした。


「……あれ?そういえばアリア?…魔封じの網は何処にいったのでしょう?」


「あ…」


と、私が、飛行に失敗した時に、下に置いてきてしまったようなので、それを拾って来る必要が出てきました。


「アリア!行きますよ!フレイアさんお世話になりました!」


「は〜い、また来てね〜」


今度は手を小さく振って見送ってくれました。


さて、再度飛んで荷物を取りに行きますか!



また狩りの始まりですよ!


さて、それなりに可愛いのをつくりますよ!



ってあれ…?


何故可愛いのを作ろうとしているんでしょうか……


はあ……本当に大丈夫なのでしょうか


なんかもうどうでもよくなってきたし、

よっしゃ、逆にメッチャ可愛いのつくったる!


女子力がまだ上がるだと⁉︎

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