物語は、地下迷宮の奥深くで『狗使い』という職業につく少年が、少女戦士と共に地上を目指すという簡単な構図。 なのに夢中になってしまうのは、緻密に構築された世界でのリアリティある描写、そして凶悪な魔…続きを読む
迷宮の底の、ありありとした存在感を感じる異界。サルヴァトーレの「ダークエルフ物語」を少し思い起こさせました。
蝉川先生の作品は本作と異世界居酒屋「のぶ」しか読んでいないが、これまたさじ加減が絶妙であるとしか言えない。何のさじ加減かと言えば、”ほのめかし”である。架空の世界を舞台としていながら、その設定はすん…続きを読む
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