【登場人物一覧──名前順】
【あ行】
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山手女子中学三年α組の一学期級長。
ロボット製作に興味を示し、黒部と共に協力の呼び掛けを行う。
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山手女子中高社会課の常勤教諭、専門は世界史近現代。また、中学二年α組と中学三年α組の組主任も担当する。ロボット研究会顧問。
着任からさほどの年月が経っておらず、当初は生徒や学校の抱える問題にもさほどの興味を持っていなかった。しかし悠香たちロボット研究会との関わりが強くなる中で認識を改め、また彼女たちを理不尽な仕打ちから守ろうと尽力する。
おっとりした人物に思われがちだが、実は割と何事にも熱心な性格で、正義感も人一倍強い。愚痴は一人の時に漏らす事が多いが、言うべき時には相手が誰であれはっきりと物申す。生徒からは『怒らせると怖い』と認識されている。
考え事をしている時、何かをこつこつと叩いてリズムを刻む癖がある。
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『JRC2015』実況解説者。メインの担当は実況。
興奮すると声が大きくなる。
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山手女子高校二年δ組。物理部員で、同ロボット班の副班長。
コンピューター操作を得意とし、ロボット開発ではプログラミングを担当。依頼されれば同じくプログラミングの菜摘に、色々と手解きを施す事もある。
班長の長良に比して目立たない存在だが、長良を支える大切な存在。控えめな性格。
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東都大学文学部社会心理学科の教授で、日本の心理学界の第一人者と呼ばれる存在。『常習自殺者無理由論』で知られ、伝統校における教育の歪みの原因が幼児期の家庭教育にあるとする学説を発表した。
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私立閏井高等学校二年生。ロボット愛好家グループ『Armada』メンバー。
運動部も兼部しており、その体力を買われ本番では多目的ロボット【BREAK】の操縦を任される。ロボットの操縦技術はチームでもトップクラスであり、物部との連携が強い。
どこまでも明るい性格で、チームのムードメーカー。連続した戦果を上げると調子に乗りやすいが、物部の事を気遣うなど繊細な面もある。
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山手女子中高OG、現在は社会人。週刊誌『週刊読売』の特集に関する取材を受け、日本教育界の問題を指摘する記事を寄せている。
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私立山手高等学校二年生。軍事愛好会に所属、同会内では開発担当。
友弥の同級生。極めて高度な工学知識と工作技術を持ち、ロボット研究会の攻撃ロボット【Draque】の搭載兵器開発を請け負う。成績は悪く、また危険な実験を過去に敢行して停学処分を受けている。
基本的には明るく前向きな性格だが女子との交流の少なさを憂えており、悠香たちを相手にする時は変態じみた性格に変貌する。
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『JRC2015』主催委員会総責任者。
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私立閏井高等学校二年生。ロボット愛好家グループ『Armada』サブリーダー。
チームメンバー中では最も大柄。物理工学に精通しており、ロボットの製作全般の監督、設計図作図、本番では修理担当に他のチームの様子見と多岐に渡る仕事を手掛けるため、川内に次いで人望を集める。チームの頭脳的立場。
普段から寡黙な性格であり、女子相手だとコミュ障に陥りがち。注意力と集中力はチーム内随一の高さで、修理の作業に入るとほとんど会話が途絶えてしまう。
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私立山手女子中高国語課の常勤教諭。高校一年δ組組主任兼任。
信濃たちが提唱した学校改革に途中から賛成するようになった、長いものに巻かれるタイプの人物。自身の受け持つクラスで耳にしたロボット研究会への愚痴が元で、信濃たちを支持するようになる。
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私立山手女子中学高等学校長。
校長たる威厳がまだ乏しく、やや気が小さかった。着任は数年前のため権力が定着しておらず、比較的発言力が大きくないのが原因である。自身も学校運営の方針については悩んでいる最中だったが、心に決めた後はしっかりとしたリーダーシップを発揮するようになる。
【か行】
カズキ
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ロボットアニメ『蒼空のファントム』の世界に憧れる小学生。
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東都大学工学部先進ロボット工学科教授。日本の災害救難ロボット開発の最先端を担う、ホープ的存在。常願寺を後輩に持つ。
阪神淡路大震災で知人を亡くし、それが発端となってロボット工学の道へ進んだ。多目的複合ロボット開発計画の立案者で、『JRC2015』の審査員にも加わっている。
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私立山手女子高校一年生。物理部員で、ロボット班の高一メンバーの一人。
既存の技術を改良するのを得意とし、ロボット用振り子式台車を開発する。ロボット研究会の『JRC2015』参戦に不安を訴えるなど、やや心配性な節がある。
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私立山手女子高校三年生。物理部長で、ロボット班の前リーダー。
ロボットコンテスト『JRC』の黎明期以来、全ての回に参加してきた。ロボット工学に関する知識は部員すら及ばないレベルであり、希に助言をする事もある。
山手女子が『万年二位』の烙印を押される中、数多くの先輩の期待を一身に受けリーダーとして出場した第三回大会で、ライバルチームに敗北し涙を飲んだ経験を持つ。その際の後悔や反省を活かし、悠香たちロボット研究会チーム『フェニックス』を優勝させて自身の悔いを晴らそうと画策する。一方ではそうした企みをする自分を責め続け、それが悠香の前で爆発した事もある。
鋭い観察眼と思考力を持ち、他人の心を読む能力に長ける。後輩思いの柔和な人柄でリーダーとしての才能も高く、そのため部員たちからの人望は厚いが、時として恐ろしい表情に変じたりするなど様々な顔を持っている。時折小難しい事を呟く癖がある。悠香にもそれと分かる、ファッションセンスの良い服を常に身に纏っている。
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私立山手女子高校二年生。物理部次期副部長で、リニアモーター班に所属。
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『JRC2015』実況解説者。解説のベテランであり、基本的には落ち着いた口調で話す人物。安治と共に過去全ての実況に参加しており、過去大会を引き合いに出す事が多い。
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私立山手女子中学三年α組の一学期副級長。
教室で悠香の落とした電子基盤を発見し、その際にロボットを間近で見せられた事から興味を持ち、以来阿賀野と共にロボット研究会の強力な後ろ楯となる。
【さ行】
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私立山手女子中学三年α組、ロボット研究会メンバー。
ブロンドの長い髪が特徴で、ワンピースなどスカートの下には大概短パンを穿いている。NASAのエンジニアを父に持つ、国際色と理系色豊かな家の生まれ。ロボット研究会のメンバー中もっともロボットの知識が豊富である事から、製作段階では基盤作りなどの細かい電子工作、本番では修繕を担当する。小学生の時、夏休みの自由研究でロボットを製作した事もある。
日本語も英語も完璧なバイリンガルであるが、シャイで控えめな性格のためなかなか話しかけられない事も多い。友達と騒ぐ事に憧れる気持ちはあるものの、周囲に既に人間関係があると入り込めなくなる。同様の理由から非常に無表情かつ無口であり、その活躍とは裏腹にロボット研究会内でもやや影は薄かった。しかしながら悠香によって心が開かれた後は比較的しっかりと自身の意見を言えるようになり、本番中にはその言葉がチームを救う場面もあった。
自宅は茨城県つくば市にあり、広大な庭園を有する。
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アメリカ航空宇宙局衛星開発部門技術責任者。
麗の父親。米国ニューヨーク州の生まれで、麗同様に日本語を支障なく運用できるバイリンガル。日常の多くをワシントン州で単身赴任の身として過ごし、頻繁に日本との間を往復する。無人スペースシャトル【HOPE】、および汎用多目的ロボット【HeadWeigh】計画にNASA代表として参加し、『JRC2015』当日は会場に現れ発表を行う。
家族愛に溢れる人物で、何かしらのきっかけを見つけてはテレビ電話を掛けてくる。必要だと思った投資には、莫大な私費の投入も惜しまない。
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ハドソンの妻。良妻賢母と言って差し支えない人物で、自家用車の大型リムジンも難なく乗りこなす。
麗の生活の変化に早くから気づいており、ハドソンにもその旨を話していた。ロボット研究会に最も早い段階から関わっていたためか、彼女たちに寄り添う姿勢は保護者たちの中でも大きい方。
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私立山手女子中高英語課の常勤教諭。中学三年γ組組主任。
卒業生の大学進学率の低下、受験倍率の大幅低下を見て、自由教育の限界を感じ山手女子における学校改革を企てる。就職に苦労し、山手女子に拾われた過去がある。生徒を試すための抜き打ちテスト実施を主導、ロボット研究会弾劾の会議でも先頭に立った。
生徒に寄り添って考える事はできないが、根は真面目な人物。ロボット研究会の『山手女子フェニックス』としての活躍を目にして、潔く自身の敗北を認める。
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私立横須賀実業高等学校二年生。同校物理部チーム『YKSK-Perry』リーダー。
攻撃ロボット【サスケハナ】の操縦を担当する。その攻撃力を支えにして自身のチームを守っていたが、『armada閏井』による侵攻が本格化すると呆気なく崩壊。『山手女子フェニックス』の陣地付近に退避し、そこで『Armada閏井』との決戦を展開する。
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私立山手女子中高物理課の非常勤講師、助手。および東都大学工学部先進ロボット工学科助教授。
狩野教授の弟子であり、『JRC2015』の審査員として出席する。就職からさほどの時間が経っておらず、物理課の中でも生徒や他の課の教師たちとの距離は近い。真面目な性格であり、ロボット研究会がこっそり助言を頼んできてもきっぱりと断っているが、様子見をするなど気にかけてもいる。
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私立山手女子中学三年α組。ロボット研究会設立者にして、副会長。
ショートカットの髪など、ボーイッシュな外見が特徴。テニス部を兼部しており、学業もスポーツもあらゆる方面に於いて優等生である。そのため、設計や電話、部品購入など余り物まがいの面倒な仕事を多くこなし、本番では攻撃ロボット【Draque】を操縦するなど極めて多才。長期休暇中の活動場所確保のため、有志団体だったロボット研究会を正式団体に押し上げたのも陽子である。
行動派。物事を真面目に考えすぎてしまう性格であり、本人はそれをやや嫌がっている節がある。現実的すぎるためにチームの事を信じられなくなった場面もあったが、『JRC2015』本番では冷静な状況判断能力を活かして奇抜な作戦を次々と編み出し、『山手女子フェニックス』を勝利に導く要因となった。作業行程や役割をてきぱきと指示するなど、悠香とはまた違った意味でリーダー向きの人物でもある。
住まいは悠香と同じ杉並区荻窪にあり、悠香とは中学一年以来の付き合い。そのため悠香の事はやや見下し気味で、扱い方もお互い慣れている。ツッコミの勢いはやや激しく遠慮がないが、特に悠香が文句を述べる事はない。
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『JRC2015』会場で、他の保護者たちと同様に観戦した。
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私立山手女子中学三年α組。物理部員で、ロボット班中三メンバーの一人。
ロボコンへの挑戦を企てる悠香たちロボット研究会に、初めてその意思を表明された人物。物理部ロボット班の中でもロボット研究会寄りの意見を持っており、悠香が病欠中にロボット研究会の手助けをする。
ロボットへの熱意で渚に劣り、班内での発言力が小さい事を自覚している。物理部とロボット研究会とが手を結び、互いの良い点を利用して強力なチームを結成する事を北上に進言した。
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私立閏井高等学校二年生。ロボット愛好家グループ『Armada』リーダー。
『JRC2015』史上最強のチーム『Armada閏井』の産みの親。ロボット工学にそこまで精通してはいないが、豊富な知識と戦略を持ち、メンバーへの的確な指示を短時間で下す事のできる優秀なリーダーである。
メンバーへの思い遣りは深く、また勝利に絶対的な自信は持ちつつも常に冷静さを失わない。『山手女子フィジックス』を最大のライバルと認識しており、その後継である『山手女子フェニックス』に対しても見下すような態度を取る事はなく、むしろ優勝後は仲間意識すら感じている。
前を見ずにいた悠香と、二度にわたって衝突している。知り合いが私立山手高等学校に在籍中である事から、ロボット研究会が私立山手女子中高の生徒である事を見抜いた。
ソーシ
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ロボットアニメ『蒼空のファントム』の世界に憧れる小学生。
カズキの友達。マヤをケンカで泣かせた事があるらしい。
【た行】
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私立山手女子中高物理課の常勤教諭。物理部顧問、物理実験室の安全管理担当。
中学二年次のみ悠香たちの学年を受け持っている。ロボット研究会に物理実験室の使用許可を出し、また取り消した人物。物理部にはそれなりの頻度で顔を出すが、ほとんど生徒任せで自分は何もしない。
原理原則に忠実な性格であり、時としてその徹底さは生徒たちに恐怖すら与える。しかしロボット研究会の熱意に関しての評価は、他所の教師よりはだいぶ高い。『JRC2014』時の反省を活かし、物理部、ロボット研究会共に協力姿勢を見せるようになる。また、その性格から山手女子の教育方針についても一定の見解を持っており、折に触れて口にする事がある。
基本は一匹狼。物理課内での地位は年齢にしては高く、教師間での評判は『真面目系熱血』である。
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主人公。
私立山手女子中学三年α組。ロボット研究会会長、および『山手女子フェニックス』リーダー。
ツーサイドアップの髪が外見上の唯一の特徴で、どこにでもいそうな普通の女子中学生である。しかし顔つきに関しては、少なくとも冬樹の好みに合致した模様。『ニート呼ばわりされたくない』という理由で幽霊ながら名前を連ねている地学部を除けば、ロボット研究会以外の部活動には加入すらした事がない。
山手女子の受験倍率の低下への危機感から『学校の評判を上げたい』とチームを立ち上げ、『JRC2015』にエントリー。言い出しっぺだからとリーダーに据えられた。製作段階では(結果的に)陽子以上に多種多様な仕事を進め、本番では亜衣と交代で輸送ロボット【AIM】を操縦した。ロボット製作に生き甲斐を見出だしている。
どこかぼんやりしているが、基本的には快活で天真爛漫なムードメーカー。一方で自分の至らない部分を多々自覚しており、中学校に入って二年になるのに何も成果を残していない自分を悩ましく思っていたが、大概は思うだけで終わっていた。ロボット製作を転機にリーダーとしての隠れた才能を発揮し始め、その決断と努力が幾度もチームを救っている。
やや意地っ張りな節があり、『やる』と言ったら最後までやりとおすタイプ。兄の友弥に甘える事が多く、男性にはある程度慣れている。人ごみが得意ではない。一人でいたり孤独を感じると、感慨に耽る趣味がある。
杉並区に在住、最寄り駅は荻窪駅。陽子とは中学一年からの友人で、陽子のような優等生をずっと憧れの存在のように思っていた。学業は芳しくなく、特に幾何と体育の成績は絶望的である。
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私立山手高等学校二年生。
悠香の兄で冬樹の友人。
基本的には常識人であり、駄々をこねる悠香を宥めたり、親に代わって説教したりと兄らしい振る舞いを見せる。しかし何だかんだで金を貸したり秘密を守ったり頻りに心配したりと、妹には甘い。物をきちんと仕舞わないルーズな面もある。
初めは疑っていたものの、やがて悠香がロボコンに挑む理由に共感。玉川家で唯一、悠香とロボット研究会の活動に積極的な協力姿勢を見せている。本人は無意識であるが、悠香の内面的な支えともなっている。
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心配性の母親。
だらだらした日常を過ごしていた以前の悠香に対し、友弥を相手に色々と不満や不安を述べる。『JRC2015』の会場で観戦し、リーダーらしく走り回る悠香の姿に感銘を受ける。
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勉強に関してだらしない部分には厳しい父親。
山手女子や山手に関する情報や記事に敏く、そうした内容の週刊誌を見つけてきては悠香たちに紹介する。それ以外においては悠香とも友弥とも交流に乏しい。
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私立山手女子中高英語課常勤教諭。
信濃と共に山手女子の学校改革を推し進めようとする人物。発言内容は信濃をも上回る過激さを見せるが、しかし矢面に立つのは専ら信濃であり、あくまでも脇役である事が多い。
信濃同様、学歴のために就職に苦労した記憶を持つ。
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私立山手女子中学三年α組。ロボット研究会メンバー。
学年でも指折りの美少女で、普段はポニーテールで過ごしている事が多い。文化部一つを兼部している。勉強の成績は優秀であり、手先が非常に器用。そうした利点を活かし、製作段階では慎重な作業を必要とする接着や溶接、回路の計算や作図などを担当した。本番では悠香と共に【AIM】を操縦していたものの転倒により負傷、しかし『Armada閏井』の作戦を見抜き勝利に貢献する。
やや自信過剰であり、思った事は素直に発言する毒舌家タイプのため、その発言が往々にして相手を傷つける。しかしそれらの特徴が現れる時は、亜衣自身がその環境に居心地の良さを感じている証明でもある。いざという時には率先して矢面に立ち、誰かが落ち込んでいる時にはこっそり励ましてやるなど、優しい一面も見せる。意外にも涙もろい。
自宅は武蔵小杉の超高層階にあり、高さを競って菜摘に敗北している。美貌を持ち合わせていながら恋愛には興味を示さないが、その本当の理由は男性慣れしていないからである。
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『JRC2015』会場で観戦した。
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私立山手女子中学三年α組。物理部員でロボット班中三メンバーの一人。
積極的にロボット製作に関わるあまり、ロボット研究会を下に見る事が多い。かつて所属していた部活でトラブルを起こし、色々な意味で物理部に救われた経歴を持つ事から、物理部には並々ならぬ思い入れがある。自分勝手な性格だが何事にも諦めずに挑戦する姿勢を見せ、他の先輩を押し退けてでも出場しようとするなど熱意は本物である。
『JRC2015』には学校をサボって観戦に来るなど、最終的にはロボット研究会メンバーと打ち解けている。大変な笑い上戸であるが、そのツボの在り処は不明。
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私立閏井高等学校二年生。ロボット愛好家グループ『Armada』メンバー。
プログラミング技術に長けているため、『Armada閏井』内ではコンピューター関係全般を担当している。同時に作戦参謀でもあり、攻撃する相手や積み上げのタイミングなどを的確に指摘する。
【な行】
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私立山手女子高校二年生。物理部次期会計で、建築技術研究班に所属。
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私立山手女子高校二年生。物理部次期部長で、ロボット班の班長を務めた。
北上の一年後輩として数々のロボコンに出場。ロボット製作においては大きなリーダーシップを発揮する人物。
極めて実直な性格であり、陽子同様に考えすぎてしまう癖がある。またプライドが高く、北上を慕っていたため自分も後輩に慕われねばならないと強く自負してしまっている。
歴代メンバーに対するプレッシャーも相俟ってロボコン勝利への固執が強かったが、地震によるロボット大破という現実を前にして参加取り止めを決め、さらにロボット研究会への協力を速やかに決めるなど、潔く、決断力にも優れた面がある。
バカにされるのが嫌いである。
【は行】
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ロボットアニメ『蒼空のファントム』登場人物。ファントムの
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私立梅宮高等学校一年生。物理部ロボコンチーム『梅宮花魁之舞』メンバー。
輸送ロボット【ApplyCot】を操縦する。焦るとミスを連発しがちで、ロボットにも感情移入できる心優しい人物。
【ま行】
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『週刊読売』の記者。私立山手女子をはじめとする名門校の教育方針について、批判的な立場からの記事を執筆する。
マヤ
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カズキとソーシの会話に登場する同級生の少女。ケンカのたびに泣かされているらしい。
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JAXAロボット開発部の研究員、同部門長。『JRC2015』には審査員として参加する。
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私立閏井高等学校二年生。ロボット愛好家グループ『Armada』のメンバー。
有田と同様に運動部員で、本番では多目的ロボット【BREAK】の操縦を担当。巧みな連係プレーと高度な操縦技術で、他のチームを翻弄する。
平時はクールな性格であるが、ひとたび火がつくとリーダーの川内の言葉さえ無視して暴走する事がある。
【や行】
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千葉県立船橋工業高等学校二年生。同ロボコン部に所属、『船工ビクター』選手の一人。
輸送ロボット【海運丸】を操縦。競技中に『東高軍』の攻撃ロボット【震電改】が放ったコイルガンの弾丸を左目に受け、怪我を負ってリタイアする。
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私立山手女子中高数学課の常勤教諭。
悠香たちの学年の幾何の授業を中二から中三にかけて受け持っている。説明が分かりやすいと一部生徒には人気があり、中三フロアに広がったロボット研究会の噂を耳にしてからは浅野の側に考えを変える。
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宇宙航空研究開発機構勤務、同企画部事務課ロボットコンテスト係。
『JRC2015』に関連する問い合わせに対応する担当。よく響く声の持ち主である。本番前の事前審査の時はカウンター受け付け担当を務め、そこでロボット研究会メンバーと対面する。
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私立山手女子高校二年生。物理部員で、ロボット班高一メンバーの代表格的存在。
新技術の開発を得意とし、各ロボットに対衝撃構造を導入して耐久性能を向上させた人物。ロボット研究会の活動に早くから興味を持っていた。
【わ行】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私立山手女子中学三年α組。ロボット研究会メンバー、およびCPU研究同好会員。
五人の中で唯一のメガネ女子。パソコン関連はプログラミングだろうと作図だろうと基本的に何でもこなせるため、製作段階では何回なロボット運用プログラムの構築とロボットの管理が主な仕事であった。本番中もずっとタブレットパソコンに向かい、速度や角度の微調整などを一手に引き受けた。
悠香同様に周囲の人間に引け目を感じており、他人の意見や行動に依存して楽をしようとしたがる性格。そのため自分の意見を持とうとせず、かえって他人に賛同してばかりの傾向がより濃くなるという悪循環に陥っていた。しかし悠香たちとの騒動を経て、「自分の意思で」ロボット研究会に残った事を再確認。少しずつ変わり始め、『JRC2015』の会場でも積極的な意見具申を繰り返している。
運動部への所属経験がなく、ロボットコンテストの舞台に立てたというだけで気分が高揚していた。『山手女子フェニックス』のツッコミ担当を自認するものの、自分が突っ込まれている事の方が多い。
悠香と同様に勉強は苦手で成績が良くないものの、春休みの強制的な勉強の結果、それなりの位置には上昇している。自宅は川口にあり、亜衣よりもフロア階数は高い。
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菜摘に何かと小言を言う母親。「勉強もせず交遊関係も持たずに、パソコンにばかり向かっている」というイメージを菜摘に対して抱いていたが、『JRC2015』の観戦を通してそのイメージが誤解であった事を知る。
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他の生徒たちが悲惨な点数を取る中、『努力』の結果として菜摘が高得点を上げた事を大層喜ぶ。
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