Re:Actor・オブ・グラディエーター

作者 河童デルタ

人物の魅力に惚れて、戦闘で息を飲んで、結末に微笑んで

  • ★★★ Excellent!!!

 読んでいると喧騒の舞台の中汗臭い男達と共に息を荒くして立っているような気分になります。動きと思考が絡み合う戦闘シーンは必見です。序盤は訳がわからないながらも心臓のドキドキ感と共に手に汗握り、話が進むと願いを込めて応援してしまいます。

 殺伐とした勢いのある戦闘シーンとは対照的にそれ以外のシーンは軽く愉快な会話も多いです。思わず笑ってしまったりツッコミを入れてしまったり。しっかりとしたキャラクター設定がぶれることがないので、その魅力にどっぷりとつかることが出来ます。また闘技場のシステムや状況も面白い! 作りこまれた作品だなと思います。閉塞された世界観の中個性豊かな登場人物達が何を思い、何を目指し、どう行動するのか、本当に目が離せず夢中になりました。

 怖がりな私でもスリルを楽しむことの出来るような暴力表現ですし、ただ単純に闘いが繰り広げられて頂点を目指すような平坦な作品でもないので、臨場感と共に握り拳を作って読むことが出来ました。

(第一部 殺戮コロシアムで僕は序列七位に恋をする 終幕 までのレビューです)

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★★★ Excellent!!!

主人公の持つ力は、ペテン/推理/付焼刃/人脈、その四つだけ。
口先だけで何でも丸め込める筈もなく、
万事を見通し先が読める訳でもなく、
本当に強い者に剣では勝てないし、
一人で百万人を殺せる友達もい… 続きを読む

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