――幕間(4-2)――

【世界】


・デーモンの伝説

首都の地下には迷宮があり、はるか昔にその最下層で上級悪魔を討伐したという伝説がある。

地下迷宮に挑んだ大神官と十二人の戦士たちこそ、その後アシュハ軍を最強たらしめた聖騎士の起源とされている。

討伐後、監視の意味を兼ねてその地には大聖堂が建造され、その後に教会の威光を活用すべく帝国の首都はそこに移された。



【人物】


《上級騎士》レイクリブ

ティアン女王護衛の責任者である上級騎士。故フォメルス王の次男で一時は王位継承権を有していたが、騎士としての誇りを重視し王女を第一として行動する。


《騎士長》メジェフ

ヴィレオン同様にティアン派を貫いた最古参の騎士。功績はパッとせず出世とは無縁であったが、権力の肥大した騎士団の監視を兼ねてティアンより騎士長に任命された。


《専属女中》サンディ

騎士団の独裁を監視する為、聖堂騎士団が女中として王宮に送り込んだ修道士。教会壊滅後、チンコミル将軍の采配でティアンの専属女中として護衛を務める。


《探検家》イバン

重要文化財の破壊、他国の姫を殺害など不祥事に暇がない過去を持つ危険な探検家。

コロシアムでクロムに師事し、以来イリーナを姉弟子と慕う。義理人情に厚く、感受性豊かで屈託のない善良な人物。


《盗賊ギルド・ギルドマスター》スタークス

コロシアムの魔獣戦でイリーナたちの勧誘を突っぱねた一人。革命時、中位剣闘士達を説得する手助けをしてくれた。

解放後、盗賊ギルドの一つを壊滅させ信頼できる仲間たちと盗賊ギルド『猫の手』を結成した。



【魔術】


・古代神聖文字解読/ティアン

『古代神聖文字』とはその昔、聖騎士たちが使用していた暗号である。解読、詠唱することにより彼らが無機物に宿した魔術を再始動することができる。




『暗愚の女王と愛しのグラディエーター matinee』第三幕 開幕。

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