第十二話 休職期間

 休むために引き継ぎ書を書く必要があった。どこもそうなのだろうか・・・。


 休んでる間は実家に戻って、まず寝ることから始まった。入院の時からずっと寝付きが悪く、寝る度に過呼吸で目を覚ます。

(退院後仕事に戻ったが、睡眠障害による睡眠不足とうつの再発で結局仕事にならなかったのである。)

休職してからも同じで、毎日毎日その繰り返し。ついには寝ることが嫌になった。

起きていても、仕事のことばかり考えて焦りが募る。大好きな読書も映画鑑賞も、する気力が全く起きない。

気が付いたら1日が終わっていた。


 通院は1週間に1回になり、主治医の先生に会うたびに、罪悪感を覚えることはないと言われた。私は『なにもしない』ことで悪化してしまうから、リワークという復職プログラムに参加することになった。復職するためにも必要なプログラムらしい。

最初は週に1回から始めて、最終的には週に4回にしていく。

 リワークに行くと決まっても、私は人が怖くて、これでいいのかって直前まで考えていた。


その時に付き合っていた人から「良かったね」と言われて、「頑張らないと。これでいいんだ」と思った。

私が弱音を吐くと相手も落ちてしまう。私が引っ張られやすかったから、そういう人を引き寄せてしまったのかな。


 リワークに行ったことで、いろんな考えや思考の転換方法を学んだ。かといって実践できるかは別の話だ。

(ここでも相談相手になっていたのだが…私はそういう巡り合わせに生まれついてるらしい)

 リワークでは考え方の講義やリラックス法、体を動かすプログラムなどがあった。プログラムで参加者の人達と関わる中で、だんだん考え方が合わなくなっていった。しかし全体的に充実したプログラムだった。

主治医の先生とのカウンセリングも上手くいって、少しずつ自分の考えが変化しているのを感じた。


 8月から復職の準備を始めたのだが、職場とのすれ違い等で疲れてしまったり、鬱な自分な顔を出したりしたが、なんとか10月に復職訓練を受けれることになった。

それから12月に完全復職したが、やはり自分の考えがそう簡単に完全に変わることはなく、自傷行為や自罰的な考えを繰り返してしまった。その頃の日記を読むと、自己満足の自分可哀相人間がいて、そりゃあ楽しくないよねと思う。


今でもその時の傷が脚や腕に残っている。半袖が着れないから、本当におすすめしない。

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