88話 「究極の魔法」
「準備はよいか?」
グリム様の声に人々が頷く。
壊滅した聖都から生き残った人々をかき集めて二万弱。
すでにこの国は人の住める状態ではなかった。そこでグリム様は王都へ生き残った人々を連れて行くと言いだしたのだ。
しかも、王国ではすでに受け入れの準備は整っていると言うから恐ろしく感じる。グリム様は聖教国が滅亡し、どれほどの人間が生き残るかを予見していたのだろう。
僕達は生き残った人々へ説得を試みた。
誰もが故郷を離れたくないと言った。それでもセリスや僕らは時間をかけて理解を求めたのだ。その甲斐あってか、大勢の人が王国へ行くことを決断してくれた。
もちろんすべての人ではない。
中にはこの街と運命を共にすると言った人も沢山居る。いつか戻ってくればいいなんて嘘だと彼らは言った。それほどにこの国はボロボロなのだ。
国の骨幹であったデザイト教の教えはすでに崩れていた。
真に信仰すべきは女神テトリアだと聖女が口にする。反対する者は少なかった。
信じていたものが偽りだったと気が付いた時、人は希望を失い絶望する。だからこそ、新しい希望を見つけるしかない。
封印によって張られていた結界はすでに失われ、僕らは自由に大聖堂の外へと出ることができるようになっていた。グリム様は荷物をまとめよと言い残すと外へと出て行く。僕らも外へ出ると、グリム様は地面に魔法陣を描いていた。
「これらの魔法陣よって王都まで転移することができる」
「転移?」
「ええい、説明するのが面倒じゃ。すぐに王都に着くと思えばよい」
相変わらずグリム様は面倒なことは嫌うらしい。シヴァ様ならちゃんと説明してくれるのに。
「なんじゃその眼は」
「何でもないです」
「ふん、どうせシヴァならちゃんと説明してくれるとでも思ったのだろう。あやつは確かに親切じゃが、儂以上に秘密主義じゃ。昔から腹黒いやつだったな」
うーん、言われてみればシヴァ様はそんな感じは確かにする。でも、グリム様も負けず劣らず腹黒いと思うけどなぁ。特に今回の動き方はそうとしか見えない。
「言っておくが、賢者というのは見た目だけのずる賢い者じゃ。決して正直者とは思わぬほうが良いぞ」
「分かりました」
僕は深く納得した。グリム様を見ればよく分かる。
「さて、準備は整った。王国へ行く者を集めよ」
大勢の人々が魔法陣の近くに集まる。みんな表情は暗く、覇気がない。助かるとしても、これから先のことが重くのしかかるからだろう。
グリム様が彼らを見て口を開いた。
「元気を出さぬか! お主たちは生き残った! ならば、いつかこの地へ戻って来る気概を持て! 死んでいった者達はお主たちを見ているのだぞ! 下を向くな上を向け!」
一人一人の頭を杖で叩いて行く。グリム様らしい励まし方だけど、みんな相当痛かったのか頭を押さえている。分かるよ、アレは痛いんだ。
でも、何人かは破壊された街を見て拳を握った。きっと立ち上がる気持ちが少しだけ沸いたのかもしれない。彼らはいつかこの地へ戻って来て復興を成し遂げる。そんな気がした。
「では行くぞ」
グリム様が杖を掲げると、魔法陣の中心に四角い窓が現れた。
向こう側は草原が広がり遠くに王都が見える。
「これが転移……」
「いかにも。魔法陣を踏まぬように、一人ずつ通り抜けよ」
一人一人が窓を超えて行く。僕も窓を超えると、最後にグリム様がこちら側へやって来て窓を閉じる。
「そういえば飛行船はどうするんですか?」
「すでにこちらへ向かってきておる。アレは儂らを下ろした後すぐに王都へ向かったからの」
「じゃあ最初から、グリム様の魔法で帰って来る予定だったんですね」
「そう言う事じゃ」
歩き出したグリム様は、人々を先導して王都へ移動する。
門の前では多くの兵が整列をしていた。その中でもひときわ目立つ赤い鎧を身につけた騎士が、グリム様へ駆け寄る。
「ご帰還されましたか! すでに難民の受け入れ態勢は完了しております!」
「ご苦労。では、彼らを手厚く保護するがよい」
「かしこまりました」
騎士は敬礼すると、兵士達に命令を下す。
それを見たグリム様は思い出したかのように、騎士に再び声をかけた。
「おお、忘れておったが例の者はどうした?」
「現在は牢にて拘束しております。いかがなさいますか?」
「では消えてもらおう。そのように王に伝えよ」
「はっ!」
騎士は頭を下げると、すぐに走り去っていった。
例の者とは誰のことだろうか?
「大友よ、お主には大事な話があるのだ。一時間後に力の塔へ来るがよい」
「大事な話ですか?」
「リリスも連れて来るのじゃぞ。いいな?」
グリム様は杖を突いて、街の中へ入っていった。
もしかしてリリスが魔族だとバレたのだろうか? とは言ってもグリム様の口ぶりは把握しているような感じだったし、今さらのような気もする。だとすれば大事な話とは何なのだろうか。僕は首を傾げた。
「大友、悪いが私は少し時間を貰う。もしかすれば王都に聖王様が来ているかもしれない」
フィルティーさんはまだ聖王を信じている様子だ。いや、信じたいのだろう。彼女はまだデザイト教の信者なのだ。
「分かりました。今日はここで解散にしましょう。まだクランのメンバーも戻ってきていないことですし、冒険者としては活動できませんからね」
「感謝する。きっと聖王様が逃げたのは深い事情があったに違いない。私は誤解を解きたい」
「そうですね……」
正直に言えば、聖王は人々を裏切って逃げたのだと思う。でも、僕がフィルティーさんの言葉を否定するのは間違っている気もした。彼女には彼女の人生があり、信じると決めたのは彼女自身だ。彼女の人生を非難する権利を僕は持ち合わせていない。
フィルティーさんは街の中へ走って行く。
その姿を見ながらセリスが悲しそうな表情だった。
「滅びる以前は聖王の存在も正当性がありました。ですが、今となってはもはや無用の長物。人民を惑わし、私たちの復興の妨げとなります」
「じゃあどうするの?」
「こうなった罪を背負わせます。それには聖女である私が先頭に立たねばなりません。フィルティーさんよりも早く見つけ出し、聖王に過ちを認めさせるのです」
今度はセリスは街へと走り出した。
なぜかアーノルドさんんも追いかけて行く。
「アーノルドさん、何処へ行くんですか!?」
「ふははははっ! 聖王争奪戦とは面白そうではないか! 俺も参加して、聖王をゲットするぞ!」
呆れた。ゲームと勘違いしている感じだ。
まぁ、アーノルドさんはいつもあんな感じだから平常運転だろう。
一人の女性騎士が僕へ近づく。
「大友殿、封印の件では大変失礼した。私はモカと言う者だ。私のようなものでは事情が良く分からないが、女神さまは貴殿を頼りにされていると聖女様から聞いた」
「ああ、あの時は僕の方こそ失礼しました。女神の一件はあまり気にしないでください。僕もよく分からない程、複雑な状況みたいなので……」
「しかし、貴殿は本当に魔王を倒し邪神を倒すつもりなのか? 私にはそれが信じられない」
「必ず倒します。それしか僕に残された道はありません」
モカさんは僕の目をじっと見つめると頬を緩めた。
「ならば私も協力しよう。祖国を失ったままでは引き下がれないからな。日輪の翼と言ったか? 私も入らせてもらう」
「ありがとうございます。一緒に取り戻しましょう」
「ああ」
モカさんと握手を交わす。
少しずつだけど、僕に協力してくれる人が集まっている。一人一人は小さな存在だけど、たくさん集まれば魔族にも対抗できると思う。僕もモカさんも奪われたままでは終われないんだ。
「ねぇ、そろそろ手を離しなさいよ」
リリスが不満そうな顔だ。
封印の一件以来、リリスは僕にべったりと張り付いている。
「し、失礼した」
モカさんは顔を赤らめると、僕とリリスに敬礼をして去って行く。
「握手くらいべつにいいじゃないか」
「駄目よ。達也は私の物なのよ。他の女は触れさせないわ」
「はぁ……」
リリスは僕に女性が近づくことを嫌がる。それは別にいいんだけど、過剰反応を示すから説得するのが大変だ。幸い契約で攻撃は出来ないので、僕の許可がない限りは手を出すことはない。
「それじゃあ力の塔へ行こうか」
「それが良いわ。でも一時間なんてデートも出来ないじゃない」
「塔に行った後に紅茶を淹れてあげるよ」
「さすが達也ね! 早く行きましょ!」
リリスはすぐにご機嫌になる。
なんだかそれが霞に見えて仕方なかった。
◇
力の塔へ着くと、僕は驚愕した。
会議室だろう広い部屋の中で、四人の賢者が勢ぞろいしていたのだ。
丸いテーブルを囲み、四人が僕とリリスを見ている。
「二人ともそこに座れ」
グリム様の指示に従い椅子に座る。四人の視線は鋭く、ずっと僕とリリスを見ている。裁判にかけられる罪人のような気分だ。
「さて、始めるか。大友よ、シヴァから受け取った魔法書を持っておるか?」
「はい、ここに」
僕はストレージリングから魔法書を取り出した。
分厚く大きな本は、それだけで神秘的な雰囲気を感じさせる。
「うむ、確かに儂が渡した本じゃ」
いつの間にかシヴァ様が本を持っている。
テーブルに置いたはずなのに、忽然と姿を消しているのだ。何が起きたのか分からない。
「では、我らが大魔法使いムーア様の弟子の証を」
グリム様がそう言うと、四人は本を胸の前に掲げる。恐らく弟子としての儀式だろう。彼らは本をテーブルに置くと、僕の方へ差し出す。
「あ、あの……これは……?」
「今度はお主が儂らの意志を引き継ぐのじゃ。これは弟子としての証」
「でも、そんな大切なものを僕に……」
「もちろん弟子と言うだけで渡すだけではない。これにはムーア様が残した究極の魔法が印されておるからじゃ」
「究極の魔法……」僕は呟いて唾を飲み込んだ。
リリスが魔王に命令されて探していた魔法であり、その力は全ての敵を地上から消し去る力を持っている。ここにきて、そんなたいそれた物を僕に渡すと言っているのだ。
「でも、そんな魔法があるのならグリム様やシヴァ様が使えば……」
僕の言葉に、四人は笑みを浮かべて頷く。
「正論じゃな。じゃが、儂らでは使えぬ。あのムーア様ですら使えなかった魔法じゃからの」
「だったら、僕も使えないのでは?」
「いや、使える可能性がある。この魔法には条件があるのじゃ」
条件? なんだろう条件って。
すると、蒼いローブを纏ったボルドという賢者様が話し始めた。
「その条件とは難しくもあり、簡単でもある。だが、多くのものはそれを知らずして人生を終える」
今度は赤いローブを身に纏ったビアンヌという賢者様が話し始める。
「アタシらには、あと千年経っても使えない魔法だろうね。他人を心の底から愛するなんてできやしないよ」
「愛する?」
「そうさ、究極の魔法は深き愛がなければ発動しない。我が身を犠牲にしてでも、相手を愛する心がなければ使えない魔法なんだよ」
僕はグリム様に視線を向ける。
「左様。この魔法は一人では使えぬ。互いを愛する二人が存在して使える魔法なのじゃ。かつてこの魔法が使われたのは一度限り。今より遥か八千年前じゃ」
「でも、魔族は今でもいるじゃないですか。八千年前に何があったんですか?」
僕の問いかけに、四人の賢者は顔を見合わせると深く頷く。
「かつてこの世界には女神テトリアが存在していた。
その頃にはすでに邪神も存在し、猛威を振るっておった。
女神は邪神が創り出した魔族に対抗するために、ヒューマンや多くの種族を創り出したのじゃ。しかし戦いは激しさを増し、多くの犠牲が出た。
女神は酷く悲しみとうとう修羅と化したのじゃ。そして、永く激しい戦いは邪神を封じるに至った。しかし、フェブロと呼ばれた文明もまた滅びることとなった」
「大迷宮の底にあった都市ですか?」
「そうじゃ。文明は滅びたが、わずかな人々は生き残った。じゃが、人々を導いてくださっていた女神は邪神を封じた事で、我が身も封じることとなってしまったのじゃ。人々はこの地を離れ、遥か北へと移り住んだ。そこにはまだ文明の名残があったからの」
グリム様は話を続ける。
「生き残った人々は、当時あった魔導学と呼ばれる知恵により再び復興を成し遂げた。その力は人が空を飛び、生きる者の生を千年も延ばすほどじゃった。そして生まれたのが究極の魔法じゃ」
「ちょっと待ってください! じゃあ、グリム様もシヴァ様もフェブロの子孫なのですか!?」
「いやいや、儂らはその恩恵を受けただけの人じゃ。真の子孫はムーア様なのじゃ。そして、儂らがこうして永く生きていられるのも亡き師匠が残した遺産のおかげじゃ」
僕は驚きで口が塞がらなかった。
古代文明フェブロとはどれほどの力を持っていたのだろうか。もしかして宇宙にすら出ていたのかもしれない。でも、それでも邪神に勝てなかったことが信じられない。
「話を続けよう。北の大地にて文明を広げたフェブロの子孫は、再び魔族に目を付けられてしまった。それが今から八千年前じゃ。戦いは激化し、大戦は二千年続いた。そして、最後の切り札として究極の魔法を発動したのじゃ」
「それからどうなったのですか?」
「無論、魔法により敵対する者は地上から消え去った。魔族は心を入れ替え、ヒューマンと共に歩む道を選んだのじゃ」
僕はさらなる驚きで口を押える。リリスですら驚きで固まっている。
だって、魔族がヒューマンと一緒に暮らしていた時代があったなんて驚かない方がおかしい。
「魔族とは三千年ほど平和な世を送った。じゃが、今から三千年前に魔族が反乱を起こした。原因は邪神の封印が弱まった事じゃ。邪神の心に触れた魔族は、今までが嘘だったかのように破壊を繰り返し文明を滅亡へと導いた。その頃のムーア様はまだ幼かったそうじゃ」
確か今から千年前にムーア様が居たとするなら、相当な長生きだと思うけど僕の計算が間違っているのかな?
「一応言っておくが、ムーア様は三千百六十歳の御歳で亡くなられた。ムーア様が幼き頃の魔導学は絶頂期だったそうじゃ。寿命は三千年を超え、常人では手が届かない高みへとあの方は辿り着かれていた。だからこそ魔族をこの地より追い払う事が出来たのじゃ」
「じゃあ八人の大英雄もフェブロの子孫ですか?」
「そうではない。彼の八人は、ムーア様直々に探し出した者達じゃ。もちろん儂らも選ばれたものではあるが、ムーア様はご先祖様が眠るこの地に再び文明を取り戻そうと考えていた。それにふさわしい者達がかつての大英雄達なのじゃ」
「でも、ムーア様は英雄の出現を預言されましたよね? それはどうしてですか?」
グリム様は少し笑うと、シヴァ様を見た。
「では、そこは儂から話そう。ムーア様は未来が見える方じゃったのだ。それは遠い未来も見ることが出来たと言われておる。なんせ儂の師匠じゃからの」
「それはどういう意味ですか?」
「儂も未来を見ることができると言う事じゃ。ただし、せいぜい一年や二年そこらじゃがの。儂はあの日大友と出会って、今日という日を見ておった。だからこそこの本を託したのじゃ。これは亡き師匠の魂が宿った本じゃからの」
シヴァ様は本を僕に託すことで、ムーア様が見守ってくれていると思ったのかもしれない。僕は目の前に並ぶ本の重みを、今更ながらに知ることとなったのだ。
「さて、話続けさせてもらおう。ムーア様が残した遺産に究極の魔法がある。それはあまりに強く、あまりに使えない魔法じゃった。このままでは後世に残らぬであろうと考えたムーア様は、弟子の儂らに託すことにしたのじゃ。それも四つに分けて」
「じゃあこの本に魔法は記されているんですね」
「いかにも。この魔法こそが、邪神を倒す唯一の方法と言っておこう」
「唯一ですか?」
僕の脳裏に、霞の言葉が思い出された。
愛がなければ邪神には勝てない。確かそう言っていたはずだ。
グリム様は僕とリリスを見ると、大きく言い放つ。
「これより究極魔法の継承を執り行う」
四人が僕とリリスの傍へ来ると、テーブルに手を出せと指示する。
僕は左手。リリスは右手。
グリム様が四つの本の背表紙を揃えると、本は光り輝き一冊の本へと変化した。
分厚かった本は今では薄く、めくれば二ページしかない。
たった二ページに、二つの魔法陣が印されているだけだ。
「二人とも動くでないぞ」
グリム様とシヴァ様が僕とリリスの掌に、魔法陣を書き記す。特殊な筆らしく、一度書けば一生消えないのだとか。僕とリリスは黙ってその様子を見守る。
「出来た。これでお主たちは究極の魔法を使うことができるであろう」
四人の賢者は僕とリリスを見て満足気な表情だった。
「これで僕達は究極の魔法を使うことが出来るのですか?」
「いや、恐らくじゃがまだ使えぬ。原因はお主じゃ」
「僕?」
え? 僕が原因なの?
「お主、リリスを愛しておるか?」
その問いかけにドキリとした。
僕は霞を愛しているのであって、リリスを愛している訳じゃない。もちろん気にならない訳じゃないけど、やはり心に決めた人がいるから違うのだろう。
「やはりな……リリスはお主を心の底から愛しておる。じゃが、お主は別の女を愛しておるのじゃ。それでは到底魔法は発動せぬ」
「で、でも、僕はリリスの中にある霞を愛しています」
「それじゃ。お主はリリスも愛さねばならぬ。そうでなければ、深き愛とは言えぬ」
僕は頭が真っ白になった。
リリスの想いに答えていないのは明白だった。霞の代わりにリリスに気持ちを向けているだけなのだ。僕は本当に臆病で卑怯者だ。
リリスは僕を見てほほ笑んだ。
「それでもいいわ。私は達也を愛しているもの」
心臓が掴まれたように締め付けられる。
「……分かりました。僕はリリスを愛します」
「それでよい。じゃが、魔法が発動するためにはまだまだ互いの努力が必要じゃ。儂らから色々とプレゼントをやろう」
「プレゼント?」
嫌な予感がした。
だって四人ともニヤニヤしている。
「ひとまず二人とも街をブラブラしてくるがよい」
「……分かりました」
僕とリリスは指示に従い、街の中を散策することにした。
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