あの頃と今の真実を
その日は早退という形にしてもらって帰ってきていた。でも目覚めた涼葉と雅のお陰で再び学校に凛は呼ばれていた。
「どうして呼ばれたかわかるかね?」
いちいちそう聞いてくる鬱陶しい先生。
そんなんに答えるのはめんどくさい
「何でですか?」
一応とぼけた振りをする凛。
「あんたね!よくも、ぬけぬけと!!そんな事がいえるね!」
そして今にも殴ってきそうな涼葉と雅。
それを必死に止める先生。
そして凛を見てこう言う・・・
「お前が谷口と高嶋を殴ったと聞いているんだけど・・・どうなのかな?」
あきらか涼葉達の味方をしようとする先生ばかりだった。そんなこと分かっているから・・・
「もういいですよそういう事で。私が退学すれば済む話ですか?それならいいんですけど・・・その前に3人で話をさせて貰えませんか?」
凛は若干切れていた。しかしそれを隠すために頑張って猫をかぶっていた。
先生はそれを許可した。
「なんなのよ私たちに話って!」
雅がそう聞く。
「そうよ!あんたなんかと話したくもないわ!」
そう言い切る涼葉。
「は?お前らこそ調子乗んなよ?自分1人じゃ何も出来ないくせによ。人にばっか頼ってんじゃねぇーよ!それによさっきの会話あるだろ?そらこのボイスレコーダーに入ってるんだよね」
なんて言いながら凛は涼葉達にボイスレコーダーを見せた。
それを見た瞬間2人は慌てだした。
それでも凛には効かなかった。
「どうする?先生に素直に自分達から話す?それともこれ聞いてもらう?」
どちらを選んでも凛は退学にはならないだろう決断を2人にさせていた。
そりゃそうだ。昔の事は凛も悪かったと思っている。がしかし、今回その事を言われる筋合いないしこっちが殴られた後を魅せたら終いだった。それでもそんな事はしたくなかったので、
2人に決断させたのです。
「話します。自分達で」
そう言った2人を確認すると再び部屋に先生達を入れたのです。
貴方と私と・・・ Luna @arisu
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