第120話 Ordinary New Year's Day(その4)
時間ぎりぎりに別々のタイミングで男の子2人、女の子1人が入って来た。
「あっ!!」
思わず声が出そうな程、更にびっくり。
男の子は小学校中学年と高学年ぐらい。女の子は中2ぐらいか。3人ともとても大人しい感じの子。お堂の後ろの方でばらばらに座ろうとしてる。
あの日、”クリスマス・フィードバック・ブディズム”、で、「死にたい」と手を挙げた子達の内の3人だった。
わたしはそっと歩いて行って、1人ずつに声をかけた。
「来てくれたんだね。ありがとう。うれしいよ」
そう言って座布団とお経の本を渡した。
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