11-3


 食堂に戻ると、既に皿は下げられて、代わりにジェニーの前にはカップ、ブッカーの前には琥珀色の液体の入ったグラスが置かれていた。


「ここならオレが働かなくとも、優秀な奴らが色々とやってくれるからなぁ」


 グラスを持ちあげて、ブッカーがニヤリと笑った。


「自由人なら、好きな時に飲めばいいんじゃないか?」


 青年が男の隣に座りながら言うと、やはり表情を崩さずに褐色の従者は続けた。


「逆さ。飲むべき時を選んでるんだよ、オレはな。自由ってのはそういうことだぜ」


 そしてグラスを傾け、少しばかり残っていた酒をそのまま飲みほした。


「こうやって、何の気兼ねも無く飲める時が、一番美味いってことだ」

「成程ねぇ……確かに、その通りかもな」


 現実逃避で飲む酒も、間違いなく美味いのだが、アレは酒が抜けた時にエラく後悔するものである。それを払しょくするために追い酒をして――などとし始めると、立派なアル中が完成するのだろう、そう考えれば、この男の言っていることは至極まっとうなことのように思われた。

 男が置いたグラスに、青年が注いでやろうとしたのだが、それより早く機械人形に瓶を取られ、先に注がれてしまった。


「はは、家事のプロにはやはり勝てんな? しかし、お前さんの気づかいだけはもらっとくぜ」


 相変わらずサングラスは外さないが、その黒いレンズの下で、この男は他人を良く見ているのだ。なかなか坊主扱いを返上できないが、成程、この男の人生経験にはまだまだ敵わない。


「そうかい……ところで、何の話をしてたんだ?」

「えぇ、兄の話を聞いておりました」


 青年の質問には、もう一つ奥の席のジェニファーが答えた。要点をかいつまんで言えば、三年前にジェームズ・ホリディがふらっと現れ、追いだそうとしたのだが、一人で制圧されてしまった。だが別段だれを殺すわけでもなく、武器の設計図だけ熱心に眺めて、そのまま何も奪わずに去って行ったという事であった。


「……あの時は、まだポワカが未熟であったからな」


 そう一言、ブラウン博士が付け足した。今のポワカなら、ジェームズにも負けない、そういう自信があるのだろう。


「しかし、静かに暮したいってんなら、それこそなんで武器なんか作ってるんだ?」

「ある程度は自衛のため、後は国民戦争時の設計図をそのままワシが持ってきていたと言うのもあるが……一番は、ポワカの趣味なんじゃ。武器に限らず、機械を作るのが好きなんじゃよ、あの子は」

「へぇ……まぁ、機械と友達になれる能力を持ってるなら、好きになるのも当たり前かもな」

「うむ。あの子はお前さんが居なくなってからの被験体じゃからな。自然、そういった能力を持つように仕向けられたわけじゃが……じゃが、今の能力に落ち着いた一番の原因は、ワシの真似をするようになったからと思うがの」


 博士の一言に、ネイはきょとん、とした顔になった。多分自分も同じような顔をしているだろう、青年はそう思った。


「……成程、お前さんたち、個別術式【インディヴィジュアルパターン】というものがどういうものか、詳しくは知らないようじゃな? 丁度いい、これは祝福された子供たち【エヴァンジェリンズ】という計画が何故行われていたかにも繋がる。追って説明しよう」

「……あぁ、頼む」


 一同、姿勢を正して博士の方へと向き直った。


「そもそもお前さんたち、それぞれ体や武器に刻んでおるじゃろう? まず、その文様はどうやって知るかは……」

「それは、覚えております。まず、水の入った容器に自らの血を入れ込み、そしてそこに砂状に細かく砕いたエーテルライトを入れると、自分にあった文様が浮き出てくるんですよね?」


 そう答えたのはジェニーだった。その答えに、機械仕掛けの狼が頷く。


「左様。何故それで自らに相応しい文様が浮き出るか……これはまだまだ推測の域を出ないが、恐らく血には魂の情報が入っており、それをエーテルライトが形にしている。つまり、術式とは、己の魂の形なのではないか、と言われている」

「それっていうとつまり、俺達の使っている術式って能力は、自分の魂に関係してるってことなのか?」


 青年の質問に、博士は首を縦に振った。


「うむ、そういうことになる。ネイティブ達はそれを『本質』、と呼んでいる」

「……昔、ネイティブのオッサンに、お前の本質は『紡ぐ』だと言われたことがある。それっていうのは、つまり……」

「あぁ、だからお前さんは、繊維を自在に操る能力を持っているわけじゃな……さて、話を戻すぞ? 本質こそ、その者の魂の形にして……しかし、本質は生まれた時から確定している訳ではない。成長するに従って、人は変わっていくものだ。時に人格が反転する様なことだって有り得るわけだが……だが、どうあっても変わらないものはある。それがその者の本質なわけだな」

「……うん? 良く分からないぞ? 生まれた時から確定してないのに、変わらないものって……」


 尋ねたのはネイだった。博士はそちらへ向き直り、話を続ける。


「それは、こういうことじゃ。ネイティブの言い伝えによれば、人はグレートスピリットから魂のかけらを受け取って、この世に受肉する。そのかけらは、最初は何の形も持たない、真ん丸な粘土の様な物らしい。しかし、成長する過程で、子供は自らの魂の形をこねあげて……そして、本質が確定する。早熟な者ならば、本質が確定するのはかなり速いが、平均すれば十歳前後と言われているな。ネイティブが術式を刻むのを十の歳にしているのは、それが理由だ。それより早い場合には、まだ魂の形が確定していないのだから、当然じゃ」


 なんだか、ややこしくなってきた。それに博士も気付いたのだろう、一旦話を切って、そして少ししてから、その機械の口を開いた。


「それでは、一旦話を纏めようかの。所謂個別術式というのは、各々の魂の形、本質じゃ。生物は本来、この本質に従うように生きていくもの。術式というのは、その本質を具現化させたもの、というのが、ワシがスプリングフィールドの実験に携わっていたころまでに解明されていた事実じゃ。そしてエーテルシリンダーやエーテルライトは、術式を更に極端に具現化させるもの……雑な例えにはなるが、エーテルライトは燃料で、エーテルシリンダーは文字通りシリンダー、その二つで体という機械を動かし、本質という魂の目的を遂行する、一種の機関なんじゃよ」


 そこで博士は一旦息をついた。機械の体なので息を吸う必要は無いのだが、こちらが噛み砕く時間を用意してくれたということなのだろう。


「ちなみに、輝石の生成に関しての補足じゃが、魂は本質を持っているというのは今話した通り。それは、人間以外の、ありとあらゆる生物も持っているモノ。しかし、普通の生物の本質は、本能とほぼ同等……それに対し、人間の本質はかなり多様じゃ。それ故、人の魂が、上質で巨大な輝石になりやすい。となれば、未曾有の内戦が十年も続けられた理由、納得していただけるかな?」


 つまり、人が死ねば死ぬほど、大量の輝石が出来あがると――狼の対面に座る四人は、それぞれ沈黙で、肯定の意思を伝えた。そして、少し考える――先ほどの博士の話に、一点の疑問があった。青年はそれを訪ねることにした。


「なぁ、博士。ところでなんだけどさ……本質は、成長する過程で決まるって言ったな? それなら、エヴァンジェリンズは……」

「その通り。それこそが、スプリングフィールドで行われていた実験の、一番の核となる部分……つまり、彼らは、彼らの目的の遂行のため、都合のいい能力を己の手で作ろうとした、そういうことじゃ」


 隣で、息を飲む気配を感じる。とうとう、自分のルーツに関係する話になったのだから、ネイの緊張も当然だった。


「本来、人の本質は好き勝手に作れないものじゃ。だから、魂の形が固定される前に、先にどういう形になるかある程度指定してしまう。今までの資料から、欲しい能力に近しい文様を刻むことで、欲しい能力を得ようとする。それこそが、祝福された子供たちに刻まれた洗礼なわけだ。生まれたばかりの、本質が確定される前の子供は、大いなる意思との連結が強い。成功すれば、その連結の強さを維持したまま能力を扱えるようになるため、強力な術者となる。しかし、そのリスクも大きかった。本来は合わない物を無理やり刻まれる訳だから、その拒絶反応もあり得るし……最悪の場合、死にいたる」


 博士はそこで一旦区切って、一息ついてから続ける。


「さて、彼らの求めた能力は何なのか……色々とあったのは間違いない。そのため、被験者には様々な文様を刻んだのだし……しかし彼らが一番欲した能力、それは人の魂を関する能力じゃ。それに最も近い能力を持っていたのが……」

「……アタシ、か?」


 狼の視線を受けて、青年の隣で、少女がぽつりとこぼした。しかし、青年は少々納得いかないことがあったため、口をはさんだ。


「ポワカの方が近いんじゃないのか? だって、機械に魂を授けるんだろ?」

「うむ……少々語弊があったな。厳密に言えば、大いなる意思に干渉出来る力を求めた、という方が正確か。あの子は確かに、機械に魂を授けることが出来る。とはいえ厳密に言えば、この世に残った魂の残滓を機械に入れ込むと言った方が正確なんじゃ」


 博士は、未だに周りで働いている機械人形たちの方を見渡した。


「こやつらの中には、元々は虫や草花だったものの魂が入っておる。つまり、あの子は現世に燻る魂を味方に付けることは出来るが、大いなる意思そのものに直接アクセスできる訳ではない。先ほど、ポワカの能力が今の様な形になったと言うのは、魂に関する術式が刻まれ、そしてワシと共にここで機械と触れ合っていた結果、あの子の本質が確定した……そういうわけじゃ。もしあの子の能力が、彼らの求めていたものと完全に合致していたのなら、今頃とうに彼らはワシらを見つけて、ポワカを連れ去っておるよ」


 機械の狼は、そこで再び少女の方を見据えた。


「結局ネイ、お主以上に大いなる意思に近づける能力を有した者はおらんかった……死を操るとは、すなわちそのまま魂を大いなる意思の下に送り込むという事じゃからな。お主が居なくなって、最後のエヴァンジェリンズ、ポワカも物にならず、実験はもう一つの目的をひたすら完遂させる方へとシフトした。それは、強力な術者を完成させる……被験者同士を争わせて、その結果完成したのが……」

「……リサ」


 ネイが再びぽつ、とこぼす。しかし、リサのあの強さを見れば、それも納得だった――天の国を作ろうとする彼らの作った最高の人間兵器、それが、少女の妹分のなれの果て――それが、リサ・K・ヘブンズステアだった。


「恐らく、そうじゃろうな……ワシは、スプリングフィールドが破棄される前に、ポワカとその母親を連れて去って行ったから、正確なことは知らんが……しかし、あの子は君と並んで、特別な素体として用意された……失礼、言い方が悪かったな。だが、君たち二人が特別だったのは間違いない」


 そこで、博士が話すを止めた。再び、重苦しい雰囲気が流れ――青年の左隣の男も、空気を察したらしい、いつの間にか目の前にあるのがグラスではなく、黒い液体の注がれたカップに代わっていた。


「さて、ずっとこっちが話してばかりでは疲れるわい……まぁ、この体じゃ、別に本当に疲れる訳ではないのだがね。しかし、後は質問形式にしようか……何かあるかね?」


 博士は一応、四人の顔を見回した。しかし、主にネイに向かって言っているのは明らかだった。とはいえ肝心の少女は、事態を飲みこむのに手いっぱいなのだろう、俯いて、テーブルの下でポンチョの端を握って黙っている。そしてとうとう覚悟が決まったのか、少ししてから顔を上げて、真剣な面持ちで機械仕掛けの狼と向き合った。


「……アタシとリサが特別だったって、どういうことなんだ?」


 博士は機械の首で頷いた。


「正直に言えば、ワシも全てを知っている訳ではない。元々彼らは強大な組織ではあるものの、しかし元々は階層ヒエラルキーを持たない連合体だ。特例であるビッグスリーを除いてじゃがな……とにかくまず、ワシが分かる範囲で、という話になると言う事を前提に置いて欲しいと言う事じゃ」

 

 かなり核心を知っていそうな博士でも、『彼ら』とやらの全ては分からないらしい。しかも、十年前には袂を分かっているので、現状はかなり変わっているかもしれない。しかしそれでも、自分たちよりはよっぽど暗部に精通しているのは確かで、ともかく青年は博士の続く言葉に耳を傾けた。


「知っての通り、術式の強さには才能がある。これは本質というものに貴賎が有ると言う意味でなく、単純に能力を引き出す度合いの強さの問題。大いなる意思との連結の強い魂、弱い魂というのがあるのじゃ。これが、戦闘能力に比例すると思ってくれれば分かりやすいじゃろう」


 それを聞いて、青年は納得した。成程、自分は弱くて――いや、言う程弱いわけでもないのだが、この中で一番弱いのは確かで――逆にこの中で一番強いのがネイだということは、疑う余地も無い。


「……さて、魂というものは独立しているように見えて、その実、他の魂とも微かにじゃが繋がっていると言われておる。それもそのはず、全ての魂は大いなる意思と繋がっているのだから、グレートスピリットを仲介として、細いチャンネルで繋がっているとしても、おかしくはないはずじゃ。その中でもとりわけ、血縁者とはある程度強いつながりが有ると言われておる。つまり……」

「……両親が強い術者なら、子も強い術者になりやすい、そういうことか?」


 口をはさんだ青年に対して、博士が頷いた。


「その通り。もしエヴァンジェリンズ並の強力な術者ならば、僅かにだが、繋がりの強い親の術式を使う事も不可能ではない」


 その言葉に、少女は右腕に巻かれた赤い包帯をかざした。


「……この包帯は、アタシの、親のどっちかの能力……?」

「うむ。ワシはお前さんの父親の詳しいことは分からん……しかし、母親は知っておる。そして、その赤に刻まれた術式こそ、お前さんの母親の物じゃ」

「あ、アタシのお母さん!? ど、どんな人だったんだ……?」


 少女は席から立ち上がり、机に両の腕を置いて、博士の方へと身を乗り出した。


「……お前さんの母親は、ある先住民の酋長の娘さんじゃった。日に日に入植者達に住む所を奪われるネイティブの土地を護るために、進んで北部へと乗りだし……そして、なし崩し的に実験に協力し、お前さんを生んだんじゃ。名をサカヴィアといって、優しい女性じゃったよ」

「そ、そう……アタシ、捨てられた子じゃ、なかったんだ……」


 ネイが、自身の赤を眺めている。だけれどそれは、いつもの忌々しいような目つきではなく――どことなく、輝いていた。嫌いだった自分の一部分が、親との絆であったのならば、きっとそれは少女にとって小さな希望になったに違いない。


「……そうか、そうじゃな。そう勘違いしていてもおかしくないな。じゃがその通り、お前さんはサカヴィアに愛されていたのは間違いのない事実じゃ。我が子がエヴァンジェリンズに選定されてしまったことに、いつも心を痛めておった」

「そ、それで? その人は、今……」


 少女の食い入る様な質問に、博士は一旦止まり、そして被りを振った。


「……すまん、詳しいことは分からんのじゃ。ある日、忽然と姿を消し……ただ、お前さんを実験台にするのにはずっと反対しておったから……」


 それ以上は、博士は語ってくれなかった。煩わしくなって、消されてしまったのか――そう考えると、青年は確かな怒りを覚えた。普段は、自分の及ばぬような世界には、あまり干渉しないように、むしろ、考えないように生きてきた。しかし、もう駄目だった。ここまできたら、自分とて無関係ではないし――何より、意気消沈した調子でゆっくりと席に戻った少女を見ていると、自分まで心が苦しくなってきた。


「……そっか。でも、アタシ……お母さんに嫌われてたわけじゃないって知れただけでも、その、良かったから……」


 儚げな笑顔で、気丈に博士に向かう少女が、いじらしくて、哀しかった。


 そして少女が再び俯いてしまい、静かになったので、今度は代わりに青年が質問をすることにした。


「博士、ネイの母親の事は分かった。でもまだ、ネイとリサが特別だったってことは、どういうことか説明してもらってないぞ?」


 言った後に、青年は少々しまった、と思った。これ以上ネイに衝撃の事実を叩きつけるのも、彼女の心の準備が出来ていない状態でするのは、気づかいが足らなかったかもしれない――しかし、少女も再び顔を上げて、続きを話すまいか迷っている博士に対して頷いてくれた。


「……うむ。先ほど言ったように、ワシはネイ、お前さんの父親を見たことがあるわけではない。しかし、強力な術者であることは間違いないようで……」


 少々遠回しな表現だが、言わんとすることはもはや分かっていた。リサが執拗にネイに拘っていた理由、そして何よりお姉さまという呼び方――そこから導き出される答えは、一つしかない。


「……あの子は、白人の子だ。つまり、アタシとリサは……腹違いの姉妹、なんだな?」

「そのように聞いておる。つまり、お前さんとリサは、他の孤児達と違い、元から強力な術者となるべくして、実験台にされた……そういうことじゃ」


 しかし、とにもかくにも、リサ・K・ヘブンズステアは、ネイの本当の妹だったことになる。施設の中で懐いていたのは偶然だったのであろうが、それでもなんとも皮肉に感じられた。

 ネイの方を見ると、目を瞑り、腕を組みながら、ゆっくりと息を吸って、吐き出して――。


「……あの子は、本当に、アタシの妹……」


 そう言って、黙りこんでしまった。

 そしてしばらくして、今度はジェニファーが手をあげた。


「今度は、私から失礼してよろしいですか?」

「あぁ、構わんのだが……今日はもう遅い。何、もうお前さんがたを追い出そうとか思っている訳ではない。ワシも逃げん。だから、今日は休んだらどうだ? 部屋は……そうだな。一階の西館の、手前の二部屋を使うと良い。今、用意させるから……」


 近くに控えていた機械人形に、博士は先の白くなっている前足で指示を出した。すると二台の人形たちが、すぐさま部屋の外へと向かって行った。


「……そうだ、きっとお前さんが聞きたかったことの中に、コレがあったんじゃろう? 西館の一番奥の部屋、あの部屋の染みは、ワシの血じゃ。トーマス・ブラウンの肉体は、二年前に既に死滅しておる」


 それを聞いても、なんだか妙に納得するだけで、もはや全員、驚く気力も残っていなかった。


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