第17話 友達とは
私は友達が少ない。友達と呼べる人はだいたいが大学時代の友人だ。つまり、薬学部をでて薬剤師になっていることがほとんどだ。薬局に勤めた友人も境遇が一緒で、指名のノルマがあり、なかなか指名が取れていなかったみたいだった。それをクリアするために、私が連絡した時にはすでにお互いかかりつけ薬剤師になっていた。
これを知った時私はショックを受けた。友達から指名を取れると思っていたのに取れなかった事もそうだが、それ以上に大学時代に親友と思っていた友人が、私に声もかけず他の人のかかりつけになっていた事を知った時は辛かった。私が声をかけるのが遅かっただけかもしれないけど、自分が思っているほど仲が良くなかったのかもしれない。
「久美子さん、私どうしたら……」
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