第167話 痴漢?

 わたしが横向きに寝ている時だった。猫がわたしの背中辺りから布団の中に潜り込んできた。そのままわたしの背中沿いに進んで行く。そしてたどり着いた場所は、わたしのお尻。猫はわたしのお尻を触ってきた。その後お尻の匂いを嗅いでいる。猫の鼻がお尻につくのでわかるのだ。

 痴漢⁉いや、女同士だし……。

 セクハラ⁉いや、女同士だし……。

 そもそも人と猫だし……。

 猫が何を考えたのかはわからないが、結局わたしのお尻に寄りかかって眠りについた。

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