第101話 涙
ウチの子(猫)は目の病気だ。右目から涙が流れ続ける。薬を飲んではいるが、相変わらず涙は流れている。それをわたしがティッシュで拭ってあげている。
子猫の頃はわたしが拭こうとすると、逃げてばかりだったように思う。今も逃げることはある。しかしほとんどは逃げなくなった。猫がわたしの前に来た時にわたしがティッシュを出すと、大人しく待っている。そして涙を拭うためティッシュを近づけると目を閉じる。それから涙を拭ってあげるのだ。
子猫の頃と違ってウチの子も大人になったんだなぁ。
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