第42話 タックル
わたしは寝るためにベッドへと向かう。すると猫が歩いているわたしの後ろから、わたしの足をめがけてタックルしてきた。猫は遊びたいようだ。わたしは足を止めて振り返る。すると猫はダッと逃げていく。わたしはまたベッドへと歩き始める。すると猫はまたわたしの足にタックルしてくる。そしてわたしが振り返ると逃げていく。どうやらこれが猫の遊びのようだ。わたしはほどなくベッドへ辿り着いてしまった。しかし猫は遊び足りない様子だ。わたしは猫の遊びに付き合うべく、キッチンへと向かう。そしてまたベッドへと歩き出す。すると猫は、またわたしの足にタックルしてくる。わたしが振り返ると猫は逃げる。それの繰り返しだ。
三往復してやっと、猫は落ち着いてきた。わたしはようやくベッドに横になる。その時猫がわたしのお腹に飛び乗ってきた。
「うぐっ」
まだ遊び足りないのか?
わたしは猫と遊ぶのも体力がいるとつくづく思ったのだった。
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