カリス・イン・ポストワールド

作者 維嶋津

不満もあるが良質のSF作品

  • Good!

設定や舞台の文章表現は面白く、続きを読みたくさせる力がある。序盤~終盤に掛けて期待が盛り上がっていくが、オチはやや力不足で、そこに至るまでに提示された壮大な設定に大して説得力が足りていないように思われた。
未読者のためにネタバレは避けるが、そこまでSFのギミックに頼って展開していた物語に火曜サスペンスのエンディングが接ぎ木されたような感覚で、読後に消化不良感が残った。
とはいえ、SF設定や、それを表現する文章は美しい。一読する価値はある。

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