カタログ燃費とは
新車のカタログを見たことがある人は記憶にあるかと思います。カタログには燃費値が記載されています。
自動車メーカーがテスト走行をして、実際に測ったデータとなります。多くの人は知らないと思いますが、燃費測定には旧基準の10・15モード燃費(じゅう・じゅうごモードねんぴ、またはテン・フィフティーンモードねんぴ)と新基準のJC08モード(ジェイシー ゼロハチモード)の二種類があります。前者の10・15モード燃費よりも後者のJC08モードの方がより実際の走行に近いと言われています。そのため、同じ車であっても測定方法の違いでカタログ上の燃費の値に違いが出ます。
古い車においては10・15モード燃費がカタログに記載されています。また、新しい車ではJC08モードのみの記載がされているかと思います。切り替わりの時期の車においては、10・15モード燃費とJC08モードの両方が記載されている車種があります。両方記載されている例としましてプリウス(2009年モデル)があります。10・15モード燃費ではリッター38km、JC08モードではリッター32.6km、と違いが出てきます。JC08モードの方が実際の走行パターンに似ているため旧基準である10・15モード燃費より悪い結果になると言われています。
カタログに記載されている燃費値は車の燃費性能の目安になります。そのため、まずはカタログの燃費値を把握することにしましょう。そして、カタログの燃費と実際に測った燃費値を比べ、どれだけ改善の余地があるのかを考えるのです。
JC08モードの燃費値が記載されているものに関しましては、こちらの数値と比べるようにしましょう。もし古い車であるのであれば10・15モード燃費で比較しましょう。あくまで目安です。自分の乗っている車の燃費測定のモードがJC08モードであろうが10・15モード燃費であろうがさほど気にする必要はありません。あくまで目安なのです。
そして、カタログ燃費値を上回るのはまず無理だと考えましょう。走行パターンは試験用に用意されているものです。日常、車を使用している状態と全く異なるからです。また、一般の人が燃費テストと同様のコースを走ったとしても無理に近い数値なのです。自動車メーカーは少しでも良い燃費値をカタログに記載しようと力を入れています。当然のように燃費測定用のプロドライバーを用意しています。素人では当然のように及ばないのです。
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