第53話 武闘大会のお知らせ


 おはよう! さぁて、今日も1日、元気にお仕事!

 本当は仕事しなくてもいいくらい、お金も物も充実してるけど、暇なんだから! しょーがないね。


 ギルドに来たはいいが、なんだか騒がしい。

なんだろ?

 とりあえずは近くに居る、お菓子くれたりしてくれた冒険者のお姉さんに話しかけてみる。



「ねぇ、お姉さん? 何かあったんですか?」

「あ、アリムちゃんか。いやね、知らせが来てるのサ。武闘大会のね。12日後にやるんだけどサ、今日から受付なの」



 武闘大会? なんだそれ?

 いや、名前で大体察しはつくけどね。



「武闘大会ってなんですか?」

「武闘大会ってのは、王都のコロシアムでやる、冒険者同士の試合のことサ。年に三回行われる。D~Sランクのそれぞれの同じ階級の冒険者同士がそこで、スキルや武器を使って闘うんだよ」



 やっぱりそういう内容か。おもしろそーだね。

お姉さんは説明を続けてる。


「上位4位以内に入ったら、賞金やスキルカードとかの品物、武器、ランクが上がるに相応しい戦いをしたら、ランクが上がったりとこれからの活動が楽になるようなことが沢山してもらえるのサ。唯、参加費を払わなきゃいけないんだよね。

しかも割と高いの」

「それは魅力的ですね……。お金はまぁ、なんとか。でも、人が死んだり、二度と活動したりできないような身体にされたりは……?あと、負けた時の罰とか」

「このコロシアムで死ぬ人はでてこないよ。気絶で止めるのがルール、それと罰もないよ。奴隷制があった……数年前までは奴隷にされたり、奴隷の奴が参加した場合は手足千切られたり、拷問されたりしてたみたいだけど。SSSランクの一人が完全に奴隷制を無くしてくれたおかげで、もうそんなことはないのサ!あと、二度と活動できないくらいの大怪我に関しては……まぁ、自腹でグレートポーションを使ってるかね。それも数年に一度、あるかないかだけどね」

「そうなんですか!参加しようかなー」

「良いんじゃないかい?コロシアムに立って闘っている可愛いアリムちゃんを見てみたいからサ。私」



 うむ、俺が大怪我をする可能性はないな!グレートポーションがあるし! さらっと可愛いとか言われた嬉しい。



「お姉さん!教えてくれてありがとう!」

「ふふん、別にいいってことなのよ」

「じゃあね! お姉さん!」

「うん、じゃあね」

(きゃー!アリムちゃんとお話ししちゃった!)



 良いこときいたね。それはそれとして、依頼うけますか。

 アギトさんに今日も話しかける。



「アギトさーん! 依頼、ありますか?」

「あ! アリムちゃんか。依頼ね、あるよ。でも聞いたかい?大会が____」



 こっちでも大会の話するの?



「はい、聞きました! 参加したいです!」

「おう、いいぜ。参加の受付はここでもしてるからな。いつでも言ってく……あ、今言ったか。Dランクの参加料は1500ベルだが、どうする?」



 1500ベル? 問題ないな。



「はい! どうぞ! 1500ベルです。」

「おう、じゃ、冒険者アリム、武闘大会参加な。で、依頼の方なんだけどよ。」

「はい。」

「Dランクの依頼だ。Eランク魔物カスネークの皮7枚納入。15枚までら買取する。………だってよ。一枚につき210ベルだそうだ。やるか?解体の指定はないぜ。」

「はい、やります!」

「じゃ、頼んだぜ。」


_____

___

_



 この手のクエストは俺にとっては簡単だ。Eランクホイホイの笛を使えばいい。

 ほらほら、きたぞきたぞー!カスネークが……15匹か。

 なんだ、丁度じゃねえか。さて、サクッと倒して納入、納入っと。アギトさんに報告した。



「アギトさん、終わりました!」

「……早いな。本当に」

「えへへ~」

「ほら、3150ベルだ」

「ありがとうございます」

「じゃ、次も頼むぜ!」

「任せてください!」



 俺はギルドから出た。さて、今日は何しようかなー? お昼寝する? う~ん、そんな気分じゃないなぁ…。


 また、剣でも作ろうかな? 余った鉄……それもあんまり今は使ってない砂鉄……そうだ、玉鋼を作ろう。

 暇を持て余すと、なんか作りたくなるよね。


 でもいつもいつも、何か作る度に、その「材料」を入手するために必要な道具とかも制作したるんだよね。

 今回も日本独特の製鉄具から作らなきゃいけなくなってしまった。暇だからいいんだけどね。



 玉鋼が出来た。この1級Aと呼ばれる僅かな鉄で刀剣を作るのだっ……! あ、残りの鉄は他のことにつかうよ! 鑑賞ようにするか……? いや…実用的なものがいいよね。

 ……そうだ。

 あの効果をエンチャントしよう。ふふ。



______________

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____



 さぁ、できたぞ!


【「玉鋼の気痛の魔剣」


・状態→ 最良

・出来→ 最高

・価値→ 国宝

・材料→ 玉鋼

     エンチャント

・種類→ 魔剣

・説明

:攻撃力+522(174×3)

:剣としての性能を究極的に上昇させる(切れ味、耐久性、攻撃力3倍)

:MPを消費することにより、消費した分だけ剣の性能が上昇する(MP1→+0.025倍)

:この剣でつけた傷は必ず3秒以内に塞がる。

:この剣で傷つけられた者は必ず気絶する。気絶する時間は所有者の強さと相手の強さの差に依存

:この剣で相手に与える痛覚への刺激を10倍にする。ただし、相手が気絶していることが条件

:常に最良の状態を保つ】



 ま、捕獲用の剣かな。解体素材の価値を、傷によって下がるのも防ぐ。一回切って気絶させ、捕獲ならばそれで終了。二回切って痛みにより絶命させる。


 でも、その死体は無傷。実際、大会用に作ったと言っても過言いいかもしれない。



 今日もここまで。おやすみなさい。

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