第52話 高速討伐

 おっはよー! 今日も曇り!

 特にすることがない。何しよう。とりあえずギルドに行こうか。


 ギルドに入ると、いつものように冒険者さん達が飴くれたり話しかけてきたりする。

 でも、その人数が昨日の倍近くになってるような……。あの称号のせいかな?


 今日の服も褒めてもらったし、アリムちゃんも可愛いとか言ってもらったよ。嬉しい。


 さて、アギトさんにいい依頼がないか聞いてみよう! Dランクの依頼がいいなぁーっ!



「おっ!依頼か……今はね……お、あったあった。このシューブ村っていう村にな、Dランクの魔物、テマエガっていう大きい毒蛾が村の近くで発見されたそうだ。そいつの討伐だな。シュープ村には王都から馬車で半日以上かかる。しかも次の定期馬車が出るのは2日後だ。だから自分で馬車を雇わなきゃならねぇ。ま、その分この依頼、報酬いいからよ。マイナスにはならねぇと思うんだが……。受けるか?」



 うわ。馬車雇わなあかんのか。断然、俺は空を走って行くから問題ないぞ。



「問題ありません。いきます!」

「おお?そうかい。かなり面倒くさいから行く奴が居ないかと思ったんだが……いやぁ良かった。」



 行く奴いないって、それ村はどうなるんだよ。

聞いてみよ。



「……行く人いなかったらどうするんですか?」

「ん?あぁ、滅多にないがな。村の人ががんばるんだぜ?………悲惨だよな」

「えぇ……。とりあえず村までの地図ください。」



 因みに地図はタダじゃない。紙一枚につき30ベルかかるんだ。別にいいんだけど。そのうちちゃんとした地図買おうか。

 エンチャントで今、自分がどこに居るかわかる機能をつけてさ。



「あいよ」

「ありがとうございます」



 ここで1つ言い忘れ。靴を新しく数足作りました!服を作ってる時にね。

 スニーカーみたいな運動靴を作ってそれにさらに、元の俺の靴と同じエンチャントをしたよ。

 いや、さらに「Sが装備中は2倍になる」っていうエンチャントも追加したかな。


 じゃ、シューブ村にレッツゴー!


 って、もう着いちゃったよ。大体3~4分でさ。

 とりあえず、村の門の前の人に話を聞いてみる。



「すいませーん」

「え? ちょ、君、どっから来たの?なんでここに? 村の娘じゃなよね」

「はいっ、依頼を受けてきました!」

「はぁ? 今日の早朝に依頼出したばっかりだぜ?なんでこんなじかんに?」



 う、その説明は面倒くさい。スキルのせいにしちゃおう。



「そういうスキルもあるんですよ。」

「そうか、そんなスキルもあったのか……。ギルドカード見せて?」

「はい、どうぞ!」



 門の人は俺のギルドカードをまじまじと見つめたのち、疑うように問う。



「え?な んだこれ……。君、強いの?」

「ふふ、今、スキルの1つ、おみせしますね!」



 雷術・極を見せてやった。



「えぇっ!? Dランクの冒険者、しかも適性年齢以下の娘が持つスキルじゃないぞっ!? わかった…今、村長呼んでくるからな」



 門の前にいた見張りの青年は村の中に入っていき、すぐに老人を一人連れて戻ってきた。

 そのおじいちゃんにもギルドカードを見せた。



「ふむ、かなりの強者。お願いしよう。こっちだ、ついてきなさい」



 そのおじいちゃんの歩く方向についていった先には、かなりのの大きさの蛾が1匹。正直キモい。変な汗が出た。



「では、頼めるかな?」

「はい」



 この程度の敵はサンダーボールレベル5を1~2個で頭吹っ飛ばすだけで充分だろう。限に今、そうして倒した。



「終わりました。」

「そのようだな。討伐部位は納入しなくて良いぞ。目の前で見たからな。そう、ギルドに伝えておこう」

「ありがとうございます。では、ボク帰ります。」

「あぁ、ご苦労様。ありがとな」



 俺は空に駆け上がっていった……。



(風のように来て、風のように去っていったな。あの娘は。)


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 さて、ギルドに戻ってきたぞ。

 報酬をもらおう! アギトさんに話しかける。



「……どうしたんだい?アリムちゃん。忘れ物?それとも、依頼取り消したいとか……?」

「いえ、もう終わったので報酬を受け取りに。」



 するとアギトさんは変な物を見たような顔でこう言う。



「え、終わったって……。さすがに嘘だろ?」

「むぅ~っ、本当ですよっ! 村長さんから連絡来てませんか?」

「え? 連絡……いや、来て……。あ、今来た。少し待てよ?」



受付の奥に消えたアギトさんはすぐに戻ってきた。



「本当だった……」

「フッフーン! そういうスキルがあるんですよぉ~っ!」

「へぇ……そうか……。じゃ、報酬の1万5千ベルだ。疑って悪かったな」

「いえいえ、おかまいなく。では、ボクはこれで。」

「あぁ、またな」

「はいっ!」



俺はギルドを出た。



(アリムちゃん、どう考えてもDランクのたまじゃ、ねぇよなぁ…………)


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 さてと、今日は後はどうするかな?

 なんか作れないかな? 今、欲しいものってなんだろう?

 地図と……時計と……魔物図鑑……


 これ、全部一緒にできないかな?

 とりあえず、本屋にこの世界全体の地図と魔物図鑑を全巻買いに行こう。話はそれからだな。


 ……さすがに高いな。王都一番って聞く本屋で地図と魔物図鑑を見つけたのはいいけども、まず紙の単価が高いのと魔物図鑑が一冊で広辞苑ぐらいある。

 それが6冊。


 これ全部、合計で325600ベル。日本円にして3256000円。


 いや、高すぎでしょ。でも、これは俺にとって必要なものだ。買った。


 さて、とまずはとある機械を作らなきゃ。紙の内容をくみとり、データ化する機械。

 これは必須だ。かなり大型になってしまうが…。


 これがないと始まらないと言ってもいい。幸い、図鑑にはちゃんとした、魔物の絵も載ってる。

 これを使用して、カメラのように写し、その撮った魔物が表示されるようにする。


 そう……作ろうとしてるのはスマホ型の機械。

 地図と時間と魔物図鑑(魔物を写したら図鑑が表示される機能付き)が備わってるやつ。


 いや、他にももっと盛り込めるハズだ。

 俺は即座に自分のスキルを読み込む機械を作り、それにアイテムマスターを読み込ませる。

 アイテムマスターで作ったものにアイテムマスターを読み込ませる。ふふん。


 これで、このスマホ型の機械にさらにアイテムマスターの効果も付けれるハズ。

 つまり、鑑定機能、物の知識、あとは…計算機能と図案化機能。

 図案化機能は自分の作りたい物のをイメージ、あるいは直接入力することで、それを作れるレシピが割り出される機能。

 あと、目分で正確な大きさが図れたりカレンダー機能とかもつけた。

((ちなみにこの世界、一年は16ヶ月で1ヶ月は全月28日。でも1日は24時間だし、一週間は7日。))



 正直、これヤバくね?

 しかもこれ自体の鑑定結果が伝説になってる……。

 地球の機械って、コッチの世界に持ち込んだら伝説になるもの多いんじゃない?

 とにかく、今はここまで。

 そのうち自分のステータスと連動させてスキル合成の計算機能とかもつけようかな?


 でも、今日はもう寝よう。

 依頼が終わったのが大体、朝の10時で、今は夜中の12時。


ずっと作り続けてた。疲れた。

……おやすみなさい。

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