第307話 ステータス管理と透視 (叶・桜)

「あー楽しかった! 久々に叶と遊べた!」

「嬉しそうだね」

「いやだって、今まで目が見えなかったから、しりとりぐらいしかできなかったし」

「そうね」



 カナタとサクラは、オセロやジェンガをして遊んだ。

 普段、日本にいた頃は二人はテレビゲームで遊ぶか、勉強するかで遊んでいたので、ボードゲーム等で遊ぶのは久し振りだった。



「じゃあ夕飯作るね」

「えーと、だったら俺はステータスの割り振りするよ。紙に書いておいて」

「あ、そうだった。じゃあお願いね」

「はいはい」



 カナタとサクラはステータスを開いた。



 --------------------------------------------


-ステータス-


name:カナタ


Level:1 [2]


EXP:0


HP :2210/2210 (1100)

MP :6810/6810 (2700+1400)


A(攻撃力):22305 (20700+1600)

C(器用度):3465 (3000+460)

D(防御力):1205 (1100+100)

W(魔法力):1705(1000+700)

S(素早さ):25605 (24400+1200)


STP: 115000



-スキル-


SK1)


[A(X):光術・極]Lv MAX

[A(X):闇術・極]Lv MAX

[A(X):火術・極]Lv MAX

[A(X):水術・極]Lv MAX

[A(X):風術・極]Lv MAX

[A(X):土術・極]Lv MAX

[A(X):雷術・極]Lv MAX

[A(X):氷術・極]Lv MAX

[A(X):木術・極]Lv MAX

[A(X):岩術・極]Lv MAX

[A(X):砂術・極]Lv MAX

[A(X):鉄術・極]Lv MAX

[A(X):念術・極]Lv MAX

[A(X):幻術・極]Lv MAX

[A(X):癒術・極]Lv MAX

[A(X):強化術・極]Lv MAX

[A(X):弱化術・極]Lv MAX

[A(X):状異常術・極]Lv MAX

[A(X):解異常術・極]Lv MAX


SK2)


[槍極奥義★★★★]Lv MAX

[槍帝奥義★★★★]Lv MAX

[槍獄奥義★★★★]Lv MAX

[槍轟奥義★★★★]Lv MAX

[剣の豪★★★]Lv MAX

[弓の豪★★★]Lv MAX

[体撃の豪★★★]Lv MAX

[解体★]Lv MAX

[真・料理★★★]Lv MAX

[大剛腕★★★]Lv MAX 

[大器用★★★]Lv MAX

[大強固★★★]Lv MAX

[大賢明★★★]Lv MAX

[大俊敏★★★]Lv MAX

[大隠密★★★]Lv MAX

[大探知★★★]Lv MAX

[鑑定王★★★★]Lv MAX

[スパーシ・オペラティオン★★★★★]Lv MAX


SKP: 151840


称号: [ノーレッジ][異世界からの招来者]

   [勝利者フィムブチュール][疾駆する者]

   [神人][モンスタージェノサイダー][亜種キラー]

   [神速成長][頂点×2]


印: -


--------------------------------------------

--------------------------------------------


-ステータス-


name:サクラ


Level:1 [2]


EXP:0


HP :2210/2210 (1100)

MP :13010/13010 (4300+4400)


A(攻撃力):8205 (7400+800)

C(器用度):3265 (2500+760)

D(防御力):1205 (1100+100)

W(魔法力):27805 (24100+3700)

S(素早さ):13705 (13500+200)


STP:115000



-スキル-


SK1)


[SS:仁神治癒の理]Lv MAX

[A(X):光術・極]Lv MAX

[A(X):闇術・極]Lv MAX

[A(X):火術・極]Lv MAX

[A(X):水術・極]Lv MAX

[A(X):風術・極]Lv MAX

[A(X):土術・極]Lv MAX

[A(X):雷術・極]Lv MAX

[A(X):氷術・極]Lv MAX

[A(X):木術・極]Lv MAX

[A(X):岩術・極]Lv MAX

[A(X):砂術・極]Lv MAX

[A(X):鉄術・極]Lv MAX

[A(X):念術・極]Lv MAX

[A(X):幻術・極]Lv MAX

[A(X):癒術・極]Lv MAX

[A(X):強化術・極]Lv MAX

[A(X):弱化術・極]Lv MAX

[A(X):状異常術・極]Lv MAX

[A(X):解異常術・極]Lv MAX



SK2)


[剣轟奥義★★★★]Lv MAX

[弓の豪★★★]Lv MAX

[槍の豪★★★]Lv MAX

[体撃の豪★★★]Lv MAX

[解体★]Lv MAX

[真・料理★★★]Lv MAX

[大剛腕★★★]Lv MAX 

[大器用★★★]Lv MAX

[大強固★★★]Lv MAX

[大賢明★★★]Lv MAX

[大俊敏★★★]Lv MAX

[大隠密★★★]Lv MAX

[大探知★★★]Lv MAX

[大透視★★★★]Lv MAX

[鑑定王★★★★]Lv MAX

[エブリングリーメ★★★★★]Lv MAX


SKP:122710


称号: [ノーレッジ][異世界からの招来者]

   [豊穣神ヴァナディース][豊饒を司る者]

   [魅惑の美姫][神人][モンスタージェノサイダー]

   [神速成長][SSランクスキル保持者][癒しの女神]

   [頂点×2]


印: -


--------------------------------------------

 


 サクラは紙に自分のステータスを書くと、ちょっと嬉しそうに台所へと消えていった。


 そんな様子を眺めてから、カナタはまず、STPから考える。

 まず、素早さに振りまくるのは当然のことだ、と彼は考えていた。ゆえに11万5000のうち5万は素早さにさっさと振ってしまう。


 次にMP。カナタのスキルは割とMPをくうため、レベル1の時でも多めにMPが欲しいと考えたカナタはとりあえず1万振る。

 次に5000を器用に、4万を攻撃に、HPに5000と、サクラをみて魔力も必要な時があると考え、5000を魔力に割り振った。


 次にサクラを考える。

 カナタはまず、1万5000をMPと攻撃に、3万ずつ素早さと魔力に割り振るように紙に書いた。

 残った2万5000のSTPのうち、1万をHPと器用に。

 そして念の為に5000を防御に。


 これで今回はステータスの割り振りをやめることにした。


 というのも、スキルやスキルカードの配布は後でやろうと考えたのだ。

 まず、普通にダンジョンの中の魔物は1撃で倒せる上に瞬間移動があるため、今のままでも一回のクリア時間が早かったからだ。魔核がSSランクのスキルが量産できるほど多かったわけでもないのもある。


 ただ、初めての転生の次の周回の時に手に入れたSSランクの魔核を使っめ『槍神奥義』だけは作り、SKPを振ったのだった。


 一方サクラは、料理を集中して作りながら、小声で呟いていた。



「(叶にご飯作ってる! 私、叶にご飯作ってる! えへへ、大事な事だから二回言っちゃった。私、私! 叶のお嫁さんみたい…。素敵だなぁ…。こんな家に住んで、たまに今日みたいに構ってもらったりして…こうやってご飯作ったり……。そのうち私と叶の間に子供ができて…! こ…子供ができるってことは叶と大人な事しなきゃいけないわけで_____________〉



 カナタは地獄耳のため自分の名前が出てきた時点でその話は聞こえるようになるが、ステータスの割り振りで夢中になっていたため、今回のサクラのつぶやきはカナタには聞こえていない。


 しばらくしてサクラは夕飯を作り上げた。

 ハンバーグとミートソーススパゲッティだった。

 挽肉に挽肉が被ってしまったと反省したが、美味しかったら良いかと、サクラは開き直った。



「ご飯できたよ叶」

「俺も今、丁度考え終わったところだよ」

「そうなの。ハイこれ、スパゲッティとハンバーグ」

「美味しそうだね」



 と、カナタは言うとサクラは嬉しそうに微笑んだ。

 顔が笑っている事には自分で気がついていないが。



「じゃあいただきます」



 カナタはまず、その大きいハンバーグを一口、切って食べる。

 その様子をサクラはドキドキしながら見守る。

 カナタはサクラの作った料理を咀嚼し、飲み込み、数秒たってから感想を述べた。



「ど…どう?」

「すごく美味しい」

「ほ…本当に? 嬉しいけど…お世辞は要らないわよ?」

「いや本当! 本当に美味しいから!」

「え、えへへ…えへへへへ…ありがとう…えーっとそんなに褒めても私のハンバーグ半分あげるくらいしかできないけど…」



 そう言いながら、サクラは自分のハンバーグを半分に切ってからその片方を一口だけ食べた。 

 その途端気づく。カナタは一切、世辞などは言っていないと。またすぐに感づいた。こんなに料理が美味しいのはスキルのおかげである…と。

 


「うん…そうね。たしかに」

「だろ?」

「スキルの力ってすごいね」

「んー? たしかにスキルの力も使ったかもしれないけど、これは桜が作ったんだよ。美味しいよ」

「あ…ありがと」



 その後、ペロリと夕飯を平らげた二人は、風呂に入る事になった。

 サクラはやりたい事があるとカナタに言い、カナタに先に風呂に入るように言ってから台所へと消えた。フリをした。

 カナタが風呂に入ったのを確認すると、サクラは風呂がある方の壁をじっと見始めた。



「(……透視…してみよっかなぁ…一回だけ、一回だけ!」



 大透視について、カナタには散々な事を言っておいて、サクラは覗く気満々である。

 実際にサクラは大透視を使い、壁の向こうの脱衣所の先のお風呂を覗く。


 丁度、カナタは服を脱ぎ終わり、そのお風呂に入っていくところだった。



「(い…良いのかな…私、こんな事して…。さすがにこれは変態だよね。ばれたら嫌われ____で…でも…わっ……! 叶カッコ良い! 背中だけ、背中とお尻だけだけど見える、すごい…! この能力はこの世に二つとあってはいけないわね…。____あっわわ、わわわわわわ! こ…こっち向いた……! やっぱり10年前に見たときより色んなところ成長して……る!? きゃーっ! え…あああえあ…見ちゃった…どうしよ…どうしよ…あああ洗ってる…。な…なんで身体を洗ってるだけなのにカッコ良いの_____________)」



 しばらくしてカナタが風呂から上がり、寝巻きを着はじめた。

 サクラは慌ててその場から離れ台所へと逃げ込んだ。



「桜~、お風呂上がったよー!」

「あああ、うん! 叶、洗い物できてないからおね…お願いね!」

「うん」



 サクラは慌てて風呂場へと逃げ込む。

 顔が赤くなっていたサクラを不思議に思いながら、カナタは洗い物を始めた。

 サクラはほんの少しだけ、お風呂に長めに入る事にした。

 


#######


 --------------------------------------------


-ステータス-


name:カナタ


Level:1 [2]


EXP:0


HP :12210/12210 (6100)

MP :26810/26810 (12700+1400)


A(攻撃力):63105 (60700+2400)

C(器用度):8465 (8000+460)

D(防御力):1205 (1100+100)

W(魔法力):6705(6000+700)

S(素早さ):75605 (74400+1200)


STP: 0


--------------------------------------------

--------------------------------------------


-ステータス-


name:サクラ


Level:1 [2]


EXP:0


HP :22210/22210 (11100)

MP :43010/43010 (19300+4400)


A(攻撃力):23205 (22400+800)

C(器用度):13265 (12500+760)

D(防御力):6205 (6100+100)

W(魔法力):57805 (54100+3700)

S(素早さ):43705 (43500+200)


STP:0


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