第121話 神具の武器

 俺はチャーハンを食べながら、ミカに物事を頼む。



「ねぇ、ミカ。あとで弓を一旦かして欲しいんだけど」

「えぇ、いいけど…なにするの?」

「オリハルコンを混ぜてさ、武器を神具級にしようかなぁって」

「んっ!?…わ、わかった。ありがと」



 俺はチャーハンを食べ終わり、ミカから吸魔の弓を預かり、新居の作業場へ。


 今回使う刃なども、勿論合金だ。

 オリハルコンと俺の超合金、アルティメットシルバーをさらに合金にする。


 さて、やってみようか。

 俺のアイテムマスターっぷりを見せてやる。


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 できたぞ……既に名前が付いていたのは気になるけれど。合金名、『アダマント』

 名前がついてるってことは、過去に誰かが作ったことがあるということだね。


 俺はこのアダマンタイトを使い、新しく武器強化する。それに、魔物の素材も超大量に使う。

 ダンジョンのミッション宝箱からも沢山手に入ったしね。


 剣と弓を作ること3時間。ようやくどちらも完成した。

 考えられないような強さを誇っている。

 どれ、鑑定結果を詳しく見てみよう。

 

 

【「神の吸魔剣」


・状態→ 最良

・出来→ 最高

・価値→ 神具

・材料→ アダマント

     エンチャント

     S~SSランクの魔物の素材(表示省略)

・種類→ 魔神剣

・説明

:攻撃力+5000(500×10)

:剣としての性能を神事的に上昇させる(切れ味、耐久性、攻撃力10倍)

:この剣に所有者以外の発する魔法は効かない

:MPを消費することにより、消費した分だけ剣の性能が上昇する(MP1→+0.01倍)

:魔法を吸収することができる。吸収した分だけ剣の性能が上昇する(MP1→+0.01倍)

:この剣で傷つけた相手のMPの1割を吸収する。吸収した分だけ剣の性能が上昇する(MP1→+0.01倍)

:尚、上記の効果の持続時間は3日。3日が過ぎたら古い順から蓄積魔力は0となる。

:なお、この剣に溜まっているMPは所有者が己のMPとして使うことができる

:この剣でつけた傷は所有者の任意により瞬間的に塞がる。

:この剣で傷つけられた者は所有者の任意により気絶する。気絶する時間は所有者の強さと相手の強さの差に依存

:この剣で相手に与える痛覚への刺激を10倍にする。ただし、相手が気絶していることが条件

:MP20を消費することにより、稲妻を呼び出せる。稲妻の威力は所有者のWに依存

:所有者のステータスをHPとMPを除いた全てを神事的に上昇させる(20倍)

:程よい軽さにする

:壊れない

:常に最良の状態を保つ 】




【「神の吸魔弓」


・状態→ 最良

・出来→ 最高

・価値→ 伝説

・材料→ アダマント

     エンチャント

     S~SSランクの魔物の素材(表示省略)

・種類→ 魔神弓

・説明

:攻撃力+5000(500×10)

:弓としての性能を究極的に上昇させる(耐久性、貫通力、攻撃力10倍)

:この弓に所有者以外の発する魔法は効かない

:MPを消費することにより、消費した分だけ弓の性能が上昇する(MP1→+0.01倍)

:魔法を吸収することができる。吸収した分だけ弓の性能が上昇する(MP1→+0.01倍)

:この弓から放った矢で傷つけた相手のMPの1割を吸収する。吸収した分だけ弓の性能が上昇する(MP1→+0.01倍)

:尚、上記の効果の持続時間は3日。3日が過ぎたら蓄積魔力は古い順から0となる。

:MPを1消費することにより、実物の矢がなくても魔力の矢を放てる。矢は、一定期間で消滅する。

:魔力の矢を任意の数だけ一度に打てる。消費MPはその本数に依存する

:この矢でつけた傷は所有者の任意により瞬間的に塞がる。

:この矢で傷つけられた者は所有者の任意により気絶する。気絶する時間は所有者の強さと相手の強さの差に依存

:この矢で相手に与える痛覚への刺激を10倍にする。ただし、相手が気絶していることが条件

:MP20を消費することにより、魔力の矢に爆発を込められる。一度に複数本放つ場合でも全体でMP20消費となる。爆発の威力は所有者のWに依存

:所有者のステータスをHPとMPを除いた全てを神事的に上昇させる(20倍)

:程よく軽くする

:壊れない

:常に最良の状態を保つ 】



 ものすごい効果のある武器を作ってしまった…。

 俺、この武器で世界滅ぼせる気がするよ。


 と…とにかく、神弓をミカに渡そう。うん。



「え…なにこれ」



 この弓を鑑定して、ミカが最初に発した言葉だ。



「これ……すごすぎない?」

「SSSランクの魔核とかふんだんに使ったらそうなったの」

「へぇ…」



 ミカはまたしばらく、まじまじと弓を見つめた。



「ありがとう。……とにかく、使わせてもらうね」

「うん」




 ミカはにっこり笑ってそう言った。

 可愛い。



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 ふぅ…アイテムマスター、本当にチートだわ…。

 ついでに剣の技術も向上させたいなぁ…。 やろうと思えばできるかな?


 そういえば、技ごとになんか違ったよな…あれ、流派みたいなものか?


「極」と「帝」と「轟」と「獄」だっけ。


 「剣極奥義」のようにできるかもしれない。


 俺は「剣極奥義」をベースに、「弓獄奥義」を合成。

 予想通り、「剣獄奥義」が完成した。

 やってみるものだね。


 それと同じ要領で「剣轟奥義」と「剣帝奥義」も作った。


 そういえば、ダークマターで『吸収型スキルカード』なる物を作れるようになったんだよな、俺。

 自分のスキルが消える代わりに、そのスキルをスキルカードにできるやつ。


 うむ、そうだ、これでミカに「弓極奥義」と「弓獄奥義」と「弓轟奥義」をプレゼントしよう。それが良い。


 俺は「弓極奥義」「弓轟奥義」をスキルカードにし、弓のスキルが消えるのはなんか嫌だったからかわりに「体撃獄奥義」を作り、スキルカードにし、自分で作ってもらう形で渡すことにした。



「ミカ、弓を眺めてるとこ悪いんだけどさ、このスキルカードあげるよ」



 俺は3枚のスキルカードをミカに手渡した。



「え? いいの? これダンジョンで見つけてきた奴?」

「違うよ。俺から抽出したスキルカード。ミカにぴったりのスキルが入ってるから使ってみてよ」

「うん」



 ミカはスキルカードを額に当て、習得した。



「『弓獄奥義』に関しては『体撃獄奥義』を合成して作ってね」

「うん……うん! アリム、ありがと!」



 よかった。俺はミカの喜ぶ顔が見れればそれでいいんだ。

 

 ところで、この4つ合成したらどうなるんだろ?

 俺は剣の奥義4つを合成してみた。

 そして出来上がったのは星5つのスキル。



「剣神奥義★★★★★」



 必要SKPは1200。SKP量から言って、やはりアイテムマスターの方が格上ではあるようだが…



「ミカ、奥義4つ合成してみて」

「うん……もうしたの…『弓神奥義』…初めての星5のスキルをゲットしたよ! それに、それを『太陽と月の弓帝咆』と合成したんだけど…」



 あ、やっぱりミカも合成してみたんだね。



「どうなったの?」

「『太陽と月の弓神咆』ってのになったの。まぁ、威力が上がったくらいだけだけどね」

「すごいじゃん!」

「うん、ありがとうね、アリム」


 

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 俺は夕食の時、明日は城に行くことを話した。



「え、すごいじゃない! お城よ! お城!」

「いや、もう、俺何回か行ってるんだよね…」

「そういえばそんな話聞いたわね。大会優勝した時と…あれ? 他には?」

「この国の姫様…カルアちゃんと友達になってね。13歳らしくて。何回か会いにね」

「へぇ……そうなの。私も友達になれるかな?」

「たぶん、大喜びするじゃないかな? 同い年の友達が全くいないって言ってたし」

「そうなの」



 そうだ…あれを言わないと…こうなったらそのうちばれてしまうんだ。

 今、言わないとダメだろう。姫様と同じベットで寝たことを…!!

 やましい心なんてなかったと、事前弁解したければいけないっ!



「あの……ミカ?」

「なに?」

「ごめん、ボク、カルアちゃんと同じベットで2~3回添い寝した」



 ミカの顔が真っ青になり、今にも泣きそうだ。

こんなの、怒られる方がマシかもしれない。

 あぁ、どうしよう。



「あ……有夢…ぅ…浮気…したの?」

「ち、違うよ! それは女の子同士……アリムとして一緒に寝たんだし…それにやましいことなんて全くしてないし、ミカとこういう関係になる前だし…それにお泊まりして欲しいって言われたからで…………」

「もういいっ…わかった……うぇぇん」



 あー…どうしよ……。…ボクはどうすればいいんだろう?



「ミカ…ミカ、ゴメンね?」

「じゃあ……一つだけお願い聞いて」

「な…なんでしょう?」

「今日から私と毎日添い寝するんだよね?」



 改めてそう言われると、なんか照れる。



「うん…そうなるけど」

「今日もするのよね?」

「うん……」

「今日は私をギューッて抱きしめて寝て!」



 目をウルウルさせてこちらを見てくる。

 可愛い。

 ……断るわけにはいかない。

 


 ゆえにこの日の夜はミカを抱きしめて寝ることになった。

 さすがに有夢には戻らなかったけど。



「たまに……こうしてね?」

 


 はい。善処させていただきますとも。

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