生きること、その本質と正対する本格ミステリ

好まずとも、生き残る側と死ぬ側は存在する。勝ち負けもそうである。許されない行為と誰もが思う戦争も、無くなりはしないだろう。動物とは生きていくために、必ず命を殺めるのだ。それが、生きることである--その本質に、読後気づかされる物語です。