応援コメント

第一章 邂逅(カイコウ)  3 優梨」への応援コメント

  • 銀鏡さんの血液型は何型なのでしょうか?ちなみ自分はO型です。

    ハードなコメントの後に、こんなユルい書き込みでごめんなさい汗

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    どんなコメントでも大歓迎です!
    私はB型ですよ☆
    ちなみに私は血液型占い好きですよ(笑)。

  • 通常のレビューや感想ではなく、
    「誰かに校閲~」の参加作品として書き込みます。

    本作は銀鏡さんの処女作とのことで、それなのにこの完成度の高さは
    誰が見ても「力作」との評価になるでしょう。
    当然のように、カクヨム開設当初からの人気作であり、
    その文章にも高い評価があるという点には完全に同意します。
    素晴らしいと思うし、私も楽しく拝読しました。

    ……が、正直、あるところで「もう無理」になってしまい、
    そこで読むのを諦めたのも事実です。

    じゃあ、なぜ読むのをやめたのか?
    その理由を、少しだけ書きます。

    まず、違和感のひとつは「地の文のテイスト」です。

    本作の主人公は高校2年生女子。
    会話文は、いかにも「最近の女子高生っぽい」といった風合い
    (という色づけをした意図が、端々から読み取れます)
    なのですが、それに対する地の文がものすごく重く感じるのです。

    たとえば、ここ↓

    大城優梨は高校二年生の一学期の期末テストが終わり、確かな手応えを感じていた。今回も中間考査に引き続いて学年一位が取れそうな予感だった。一位を取るのは自身の名誉のためなどではなくて、ただ単にその報酬として次回の試験の成績発表まで門限がなくなるという親との約束のためだけであった。もともと束縛が嫌いな優梨にとって時間から解放されるというのは魅力的なことであった。不良少女とか言われるかもしれないが、成績がトップであれば親といえども文句を言われる筋合いはなかろう。さすがに制服を着て深夜に出歩く真似はしないが、少し大人びた容姿の自分なら私服ではまず警官に呼び止められることもあるまい。

    「なかろう」に「あるまい」です。
    三人称で書かれているし、これはこれでいいんじゃない?
    という意見をもつ人もいるとは思います。

    ですが私は、「これは女子高生じゃねーだろー」
    「女子高生がこんなこと言うかー?」
    と感じてしまうのですよね……。

    ちなみに、朝井リョウ氏の『桐島、部活やめるってよ』
    という作品にも同じことを感じました。
    アチラも高校生が主人公なのですが、地の文がまあ固いこと固いこと。
    おそらく練り込んだであろう描写や比喩に「?」と感じることも多く、
    私は30ページほどで読むのをやめました(笑)。

    でも、あんなにベストセラーになったのですから、
    私の感覚がズレてるのかもしれませんので
    その点にもご容赦を……(笑)。

    さて、本作に戻ります。
    地の文の「重さ」は、「だ・である調」で書かれていることが
    原因のひとつだと思います。
    これはこれで「間違い」というわけでもないのは当然ですが、
    おそらくそこに起因すると思われる「ミスのようなもの」が
    たびたび見受けられてしまうのです。

    顕著な例が、ちょうどこの項にあります。
    たとえば、3段落目のコチラ↓

    優梨は、そんな名門中学の入学時から現在高校二年生の途中まで成績はトップクラスであり、一学年に二百人以上いる中で五位以内から逸脱したことがなかった。父は医師で病院を経営、母は看護師という医者・医療従事者一家で、自身も医学部志望であった。しかも、長い睫まつ毛げに大きな二重瞼まぶたの瞳、ミディアムで櫨色に染まる艶やかな髪、高く通った鼻にシャープな顎、色白で美しい肌、スリムな体型にしなやかな肢体、そして、それらをまったく鼻にかけることのない気さくで明朗な性格。絵に描いたように誰もが憧れる人気者であった。名門女子校の成績優秀者は、おおかた眼鏡をかけ化粧っ気がなく、失礼ながらオシャレからはあまり縁がなさそうな生徒が軒並み揃う中では、かなり異例の存在であった。また仲の良い弟が一人いるためか、面倒見の良さも優梨の魅力の一つであった。

    この段落は、全部で6つの文によって成り立っています。
    その文末を見てください。
    6文中4文が、「~であった」で終わっていて、
    そのうち後半3つは連続して使われています。

    ついでに、ひとつ前の2段落目の文末↓

    そんな上品でオシャレな制服も魅力のうちの『滄女』なのだが、超難関私立中学受験で高い倍率を勝ち抜いた選ばれし優秀な女生徒しか着用することができない、言わば女子中高生たちの憧れの勲章とも呼べる代物であった。

    も「~であった」で、4段落目のアタマも↓

    一方の陽花も、成績は中の上くらいで優梨には及ばないが聡明であり、バレーボール部で身長は高く、運動神経も抜群であった。優梨に勝るくらい明朗快闊で、少し男勝りな性格であった。適度にオシャレを好み、こちらも色白の美しい肌で、二重瞼の瞳と弓なりの形の良い眉を携え、身長に不釣り合いなくらいの小顔であった。そして、彼女も間違いなく美人の部類であった。

    と、「~であった」の4連発です。
    ということは、3段落目の後半と合わせると
    「~であった」が7連発になってしまう……。

    これは正直、非常に読みにくいですし、
    全体にとても目立っているので
    「またか」という感覚にも襲われます。

    しかも、何カ所かが、たとえば↓のように

    一方の陽花も、成績は中の上くらいで優梨には及ばないが聡明であり、バレーボール部で身長は高く、運動神経も抜群であった。

    「~であり、~であった。」
    という構文にもなっていて、さらに読みにくく……(笑)。

    この「~であった」の多用は、ホントに気になりました。

    とはいえ、銀鏡さんが「これが俺の文体だ!」とお考えなのであれば、
    この道を突き進めばいいとも思います。
    が、私が「読みにくい」と感じたことのひとつが
    この点であることは、お伝えしておきたいと思います。

    それから、もう一点。

    本作は、「色」に意味をもたせた話であって、
    タイトルの「深緋」の説明から始まります。
    それは詳しく説明してあるので理解できるのですが、
    ほかの色たち――たとえば、この項に出てくる
    「縹色」や「櫨色」が何色なのか、
    読者の何パーセントがわかるでしょうか。

    このあたりも、自然な説明もしくは表現が
    必要だったように思います。

    -----------------

    以上、感じたままに書かせていただきました。
    ご気分を害されたのであれば申し訳ないですが、
    正直な印象をいうと、

    「きれいに書かれた文章だからこそ、アラが目立つ」

    という感覚なんです。『深緋~』は、力作だと思います。ホントに。

    では、私の駄文が何かのお役に立てますことを。

    ※ご意見等あればTwitterのDMでどうぞ( ´ ▽ ` )ノ

    作者からの返信

    ご指摘ありがとうございますm(_ _)m

    ご丁寧なご指摘ありがとうございます。
    貴重なご意見、身に沁みます。

    固い文章は、ラノベを書籍で読んだことがない、私の特徴かもしれません。
    ただ、はじめての執筆でして、確かに同じ文末が続くのは、良くなかったかなと思っています。

    なお、いちばん最近書いた、ミックスベリー殺人事件は、その点が少し改善されていると思います。
    文章が固いのは相変わらずですが……。

    いずれにせよ、まだまだ文章力は素人なので、プロの作家さんの作品を参考に、読んでいてストレスのない文章を目指したいと思います☆

    編集済