000_0240 始まりは有無を言わさずⅤ ~和歌山県警私用概態警邏車「黒豹」~


 複数の校舎をようする修交館学院は、グラウンドも複数ある。しかし体育祭では、一番大きいものしか使わず、他は駐車場に使われていた。

 それでも学院に至る道に路上駐車されていたのは、単純に外部の客が多いからだ。初等部から高等部まで合同、競技によっては幼等部の園児や大学部の学生まで参加するのだから、見に来る保護者の数も相応になる。実際、保護者の観覧席は既にシートと人がひしめき合っていた。

 とはいえ、行事としては大きなものではない。学生は一、二種目に出場すれば済む程度で、一ヶ月以上前からこの日のために準備や練習を行っていたような、力の入ったものではない。入学やクラス編成からさして時間が経っていないのに、団結や一体を期待するほうが間違っている。

 そもそも修交館学院は、留学生が多い。そして体育祭・運動会は、日本独自の文化だと思ったほうがいい。球技大会はまだしも、行進など団体行動を主とする行事など、経験がなくても不思議はないため、この程度の扱いなのだろう。


「ということで、急遽きゅうきょ体験入学することになった、堤トージくんでーす」

「……どうも」


 そして十路はというと、ランニングシャツ・短パンの上にジャージ、ランニングシューズという学校指定の運動着に着替え、つばめにグラウンドへと連れて来られた。

 テントや設備の設営は済んでいるが、開催にはまだ時間があるため、学生たちはまだ集まっている最中だった。そんな中、本部となっているテントの裏で、男女ふたりの紹介を受けていた。


「勝手がわからないと思うけど、わたしが付きっきりってわけにいかないし、キミたちに案内お願いしていい?」

「別にいいっスけど?」


 ウルフヘアと呼ぶのか。襟足や耳近くが長い、ヘアワックスで無造作に立たせた髪型の男子学生だ。荒々しい印象の頭に対し、目鼻立ちは女顔に近い整った配置なので、アンバランスな印象を受けた。当人はそれがコンプレックスで、そういう髪型にしているという風にも考えられるが。


「つーことで、俺は高遠たかとお和真かずまだ。よろしく」


 学校の最高責任者と学生が直接話す機会など、普通はない。しかし怪訝な様子も気負った様子もなく、つばめに言われた男子学生は、ごく自然に片手を上げて挨拶した。

 そちらはまぁいい。問題は隣の女子学生だった。

 掘りの深い顔に、病的なまでに白い肌、腰まで伸びる真っ直ぐな白金髪プラチナブロンドに、紫色の瞳を持っている。黒髪黒瞳がほとんどのアジア人ではないのは明らかだが、外国人としても珍しい色彩の、国籍不明の留学生だ。

 砂糖のような雰囲気なのだが、同時になにか刺激を匂わせる、スパイスケーキのような女性。日本の児童福祉法によると一八歳までは少年・少女なのだが、グラマラスな体型のせいか、『少女』とは呼びづらい彼女。

 美人とは言いがたいのだが、不思議とフェミニンな魅力を持つ顔を、盛大に引きつらせていた。


「Сухопутные силы самообороны Японии 《рыцарь》……!?」

「?」


 十路もロシア語は多少学んでいるが、ゆっくり話してもらい、知っている単語を繋げて身振り手振りを交えて、なんとか意思疎通できる程度でしかない。

 だから彼女がこぼした早口のひとりごとを、理解できなかった。できずに幸いだったと思うべきか。

 『陸上自衛隊の《騎士》』と、ひと目で十路の正体を見破っていたのだから。漏らした言葉が聞き取れていれば、その場で交戦が始まっても不思議なかった。


「バレてない……バレるわけがない……よし」


 実はうっかり一触即発・超危険事態を作り上げていたことを理解もできず、潜入調査中・実質左遷中のロシア対外情報局SVR魔法使いソーサラー非合法諜報員イリーガル役立たずビスパニレズニィ』は、明後日を向いて己を奮い立たせてから振り返り。


「HAHAHA! まいねーむいーずナージャ・クニッペル! ないすとぅーみーちゅー!」


 思いっきり日本語調の英語で、ハイテンションに自己紹介した。


「中身日本人? あるいはアメリカ人かイタリア人?」

「ロシア人。納豆カレー、箸で食うけど」


 つまり、日本人以上に日本人らしいロシア人ということか。和真の言葉に、十路はそう納得することにした。


 面通しも終わったので、詳しくはふたりに訊けと目で言いながらも、つばめは口を開いた。


「で。トージくん。なにか質問ある?」

「根本的な部分から。なんで五月に体育祭なんてやってるんですか?」


 日本人の多くはそうであろうが、十路の認識では一〇月の行事だ。


「最近は春開催する学校も珍しくないよ? 夏休み終わっても残暑キツいし。秋は文化祭とか修学旅行とか、学校行事が目白押しだし。受験生の受験対策にも響くし。それにウチは二学期制だから、試験の時期と重なるし」


 つばめの返事は『そんなものか』と流す。理由を聞かされれば、確かに納得できる事柄だ。

 だから次の質問に移る。和真やナージャには聞かされないため、つばめの耳元で囁いた。


「なんで俺を三年生として扱うんですか……?」

「キミが高三の歳だから」


 ここに来る前、そう説明を受けたのだが、納得はできなかった。


「護衛対象が一年生なのに、意味ないでしょう……」

「言い分はわかるし、誤魔化しようもあるけど、ちょっと不自然なんだよ。キミ、ピカピカの一年生に見えないし」


 つばめに言われ、十路は自分の体を見下ろした。

 服で隠れてしまっているが、一般人レベルで考えれば、相当な筋肉を身にまとっている。大怪我でもしない限り、皮膚移植や《治癒術士ヒーラー》の治療を受けていないので、傷跡だってかなりある。

 れっきとした兵士の肉体を持っている。

 更にそういった経験が、一般社会では異質な凄みを放っている。怠惰な風情であっても、今など任務中なのだから、隠せない。


 未来の、それもたった半年程度のものだが、先の彼がこの時の自分を振り返れば、苦笑を浮かべて危機感を抱くだろう。

 あの頃は尖っていた。そしてぬるくなかったと。


 校庭の隅でじゃれあっている、どこにでもいそうな男子学生たちとは全く違う。


「あのふたりを俺に付けさせた理由は?」

「カズマくんもナージャちゃんも高三だし、ジュリちゃんとも面識がある。あのコたちを挟んでジュリちゃんと一緒にいるほうが、自然だと思う」

「俺の正体とか、今回のこととか、あの二人はなにか知ってるんですか?」

「なにも話してないよ」

「だったら正直邪魔なんですけど?」

「いや。これは必要事項と捉えて。異論は認めない」


 周囲に溶け込むのであれば、間違いではない。しかし護衛となると、無関係でなにも知らない民間人など、いないほうがいい。今回のように、いつ誰が襲ってくるかわからない状況であれば、むしろ護衛対象の側にこれ見よがしに置いて、示威しておくべきだ。


「今回の件、本人には言わないんですか?」

「あのコ、自分が狙われてるって知って、普段どおりに行動できると思う?」

「多分無理ですね」


 最大の障害は、護衛対象である樹里当人に、事態を知らせていないこと。つばめから聞いて驚いたくらいだ。

 いざという時に指示には従ってもらわないと、守れる状況でも守れない。それにはある程度の情報共有が必要となるのだが。


(あの女子高生をエサにして、相手を釣って、カタつける気か?)


 しかし現場責任者の決定に、不満を抱えながらも納得するしかなかった。障害がある中で完璧を目指すのは、いつものことだ。

 それに通常の授業ではないため、許容範囲でもある。離れた学生の待機テントに、友人らしき女子学生と話している樹里が見えているのだから。


「なにかあった時、できる限り暗闘で終わらせる努力はしますけど、巻き添えを出さない保障はできませんよ?」

「怪我人程度なら大丈夫。こっちには《治癒術士ヒーラー》がいるんだし」


 それに相手の出方次第では危険なこのやり方でも、被害が出ても帳消しにできる巨大な利点があるから、黙認もできる。仮に人的被害を金銭で片をつけるとすれば、普通は治療費だけでなく、入院中の生活保障やその後のリハビリ費用、慰謝料まで絡む。しかし《魔法》の治療は外科管轄の範囲であれば、電気代だけで後遺症なく即座に完治できる上、慰謝料に結びつく感情問題にもなりにくい。


「もういい?」


 貴賓席付近にいる人々が挨拶を交わしているからか、理事長たるつばめが半分体を向けた状態で最終確認してきた。


「連絡手段は? 新たな情報が入ったら、連絡ください」


 要望を出すと、二つ折りの携帯電話が差し出された。任務中なので、十路は自前を持ってきていない。あるのは軍用小型無線機だけだ。

 渡されたプリペイド式携帯電話を操作し、既に『木次樹里』と『つばめちゃん(絶賛カレシ募集ちう)』と名前があるの確認し、なにも言わずに閉じて短パンのポケットに収めた。待ち受け画面は斜め四五度なつばめのキメ笑顔だったが、それに対する感想も述べない。顔色ひとつ変えなかった。


「なんかツッコめよ!?」


 ノーリアクションはスルーされなかったが。


「直感ですけど、カロリーの無駄遣いに思えたので」

「トージくん、いじり甲斐ないなぁ……」


 声に出すべきか出さざるべきか、少し迷った十路は結局黙ったまま、離れるつばめの背中を見送った。


(あの責任者でこの任務、大丈夫か? つーか、どっちが本性だよ?)


 理事長室での策略家な悪魔と、ひょうきんなタヌキ。相反する顔を見せられたため、そんな本音は言わずにおいた。


(まぁ、いいか……どうもやりにくいけど、任務遂行するしかないし)


 十路はそれとなく周囲を見渡す。

 先ほどから見える範囲でも、不自然に思える人物が目に付く。男ひとりでいたり、夫婦と考えるには年齢がちぐはぐな男女がいたりと、どうにも気になる。恰好は変哲なく、たとえ家族連れで来たとしても、所用で別行動することも充分ありえるため、普通の人間は気にも留めないだろう。だが十路の目には不審に映った。


(フリングのSセクションとやらじゃなさそうだな……? あー。あのオッサン、公安じゃないか)


 堂々とスナップ写真を撮影している中年男性の顔に、以前見た資料で見覚えあったため、納得した。

 十路が聞き流していただけで、《魔法使い》の部活動は、裏社会でかなり注目されている様子だった。


(《魔法使い》が民間人の中に混じってるんだ……そりゃ警戒するだろうし、部外者が入れる機会に学校設備とか調べたいだろうな)


 もしも事が起こった時に、公安警察がどう動くか、少し考えてしまう。

 災害現場では消防とも協力して救助救援を行うが、他では警察と自衛隊、組織の壁はやはり厚い。求められている役割が違うために反目することは少ないが、警察諜報活動機関と非公式・非合法自衛隊員が同じ現場にいて、果たしてどうなるか読めない。


 そんなことを考えていたら、見覚えある男とカメラ越しに目が合った。驚いたように動きが止まったので、まず間違いない。公安のブラックリストに、十路の存在が記されていても、なんら不思議はない。

 相手は十路が何者か知っている立場の人間だ。

 どう反応するか様子をうかがっていると、相手は何事もなかったようにカメラを下ろし、どこかへ歩き去っていった。


(こりゃ、知らんふりするのが一番だな……)


 十路も事を荒げたいわけではない。向こうも同じだろう。手出ししてくるなら、対応するだけだ。

 そう割り切って見なかったことにして、紹介されたふたりに向き直った。


「なぁ? 体験入学ってことは、アンタも《魔法使いソーサラー》か?」


 すると和真が、正体の一部をいとも簡単に言い当てた。


「なんでそう思う?」


 そこで慌てて取りつくろったり、誤魔化したりすれば、暗に正解だと言ってるようなものだから。普段と変わらぬ口調で、十路は問い返した。


「ぶら提げてるケース」

「なんだかボロボロですけど、空間圧縮コンテナアイテムボックスですよね、それ」


 和真だけでなく、ナージャまでもが同調して、右手に提げている追加収納 パニアケースを指摘した。


「ウチの学校で、普通に持ち歩いているのがいるぞ?」

「……一応コレ、正体秘匿ひとくされてる試作実験器なんだがな」


 そういえば樹里もアタッシェケース型を持っていたのを、和真の言葉で思い出した。忘れていたわけではないが、考えることが他にあったため、意識から排除してしまっていた。

 十路の知る学校――育成校とは違う。だが、ここが普通の学校とも思ってはならないらしい。

 同時に、もう少し注意しろよと思ってしまった。 

 そのものには、よほどのことがない限り危険はない。しかし空間を歪め、重力操作で内容物の重量を軽減し、車載コンテナほどの容量を人力で運搬できるのだ。車両が入れない険しい場所に大量の武器弾薬を持ち込み、無警戒の国や施設に潜入してクーデターやテロを起こし、軍事勢力図を一変させてしまうかもしれない技術なのだから。


(管理体制どうなってるんだ……)


 そんなものが、女子高生の手にゆだねられている。鹵獲ろかくされれば即利用される、といったたぐいのものではないが、技術を調べられ模倣される可能性は充分にある。

 直接話した時の彼女の態度から、危険性など自覚しているとは思えなかった。十路はため息をついて、遠くに座る樹里を見つめた。


「……和真くん。この人、ぼっちっぽくありません?」

「ナージャもそう思うか?」

「をい」


 したら初対面の二人から、唐突に非常なまでに失礼な評価を頂いた。


「だってー。俺たち無視して、明後日の方向見つめてるし」

「話す時は人の目を見なさいって、子供の頃に習いませんでした」

「それとも自分からは話しかけられないシャイボーイ?」

「和真くん、ここは一発芸です。初対面の人でも打ち解ける小粋なジョークを」

「どっちだよ。あと、俺の秘奥義『ドラマティックいないいないばぁ』は準備が必要だから、ナージャに任せる」

「よーし。かめ●め波が撃てそうな女子第三位に選ばれた実力を披露する時が来ましたね」

「なにを根拠に第三位?」

「え、知らないんですか? エアか●はめ波選手権。ちゃんとコンテストあるんですよ」


 失礼な評価を下したと思いきや、十路を放置して二人で盛り上がる。


(なんかコイツら、めんどくせぇ……)


 十路がひとりで行動をしようかときびすを返すと、肩に手が乗せられた。

 仕方ないので振り向き直すと、どこに持っていたのか、ナージャが白い鉢巻を差し出してきた。


「ということで、オーダー入りました。小粋な一発芸をひとつ」

「意味わからん」


 紅白で組み分けしている鉢巻は必要だろうからそれだけ受け取り、無視して待機テントに行こうとしたが、肩を掴む手に力が入れられた。一芸披露するまでは離してくれないらしい。

 横を見れば、ハードルやつな引き綱、平均台など、競技で使う備品類が置かれていた。

 十路は小さく吐息し、追加収納パニアケースを地面に降ろし、カゴに詰められた玉入れの玉をいくつか手にし。


「俺ができる芸ってったら、これくらいだ」


 そして五個で交互に投げ、受け止め、ジャグリングした。ジャグラーにとっては、この個数がひとつの到達点で、三個では『自分もできそう』と思われがちだが、五個ともなれば見た目にもスゴイ感がある。


「聖徳太子もやってた由緒正しい芸ですね」

「日本人でも初耳だ」


 なぜそんな豆知識をロシア人の口から聞くことになるのか。確かに彼女は日本人以上に日本人らしい。


「そこはやっぱ、ナイフか松明たいまつじゃないと」

「持ってきたら、やってやる」

「できるのかよ……」


 地味だと不満をこぼす日本人には、冷たく返す。空間圧縮コンテナアイテムボックスには各種戦闘用ナイフが二〇本以上入っているのだが、さすがにここで出さなかった。

 多くの人々が誤解しているが、特に近代化している先進国の軍事組織では、まずナイフは支給されない。工具として便利なので、個人で持っている場合がほとんどだ。そして銃火器で戦うのだから、白兵戦で使う訓練も通常はしない。十路が大量に持っているのは、任務が特殊であるためだ。


「なんでもいいから、これで満足したか……?」


 ひと際高く放ってから受け止め、玉をカゴに放り、面倒くささ全開で言い捨てた。


「いえ、本題はこれからでして」


 もう引き止められないだろうと、空間圧縮コンテナアイテムボックスを拾い上げ、待機テントに歩みを進める。するとナージャが追いついて並んできた。


「色々とお話しを聞きたいと思うのですよ」


 そして腕を絡めてきた。生地が厚めのランニングシャツ越しでもわかる、女性らしい豊かな肉感が伝わる。コロンでもつけているのか、若い女性らしい、薄いバニラの匂いも鼻に届いた。

 途端、頭の中で黄信号がともった。

 彼の人生で、初対面で擦り寄ってくる異性など、暗殺者か諜報員しかいなかった。実年齢はもちろん、黄色人種モンゴロイドの特徴として彫が浅く、体格も立派ではなく、諸外国の大人から見れば、ただのガキだ。なにか目的がない限り、興味を持って近づかれる人間ではない。

 とはいえ、単にナージャがそういう性格なだけ、という捉え方もできた。色仕掛けハニートラップだとしても、色々とすっ飛ばしている印象が拭えない。なにより初対面で彼女をなにも知らない。確定として判断できるほど、十路は人生経験を積んでいないため、あくまで黄色――警戒まで。


(こういう時、普通の高校生なら、どう反応するもんだ?)


 ただ、どうしたものかと迷い、結果ナージャの勝手を許すことになった。


「ナージャ――!」

「HAHAHA。ちょっと黙っててくださいね?」

「へぼ――!?」


 追いついてなにか言おうとした和真が、容赦なく喉に貫手を突きこまれて沈んだために。


「おい……」

「いつものことですから、気にしないでください」

「いつもって……」


 一歩ごとに離れていく、地面でのたうち回る和真に振り返り、十路は隣を歩く留学生に戦慄した。

 暴力の素人は、後の反応に恐怖し、手を出せない。そういった想像力が欠如した者は、容易に手を出すが、それにしては彼女の一撃はあまりにも的確すぎた。


(この女……何者だ?)


 まだ正体に気づいていなかったが、只者ではないと判断し、十路は気を引き締めた。

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