やおよろズ！

作者より

後書きとお詫び

【2022年6月17日】作者から読者の皆様へ

　『やおよろズ！』の著者、及川シノンです。

　まずはここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

　何故か後書きだけ見ている人は、今すぐプロローグから全部読んできてください。「おっ、どんな謝罪するんだ～？」って好奇心だけで来た人もいるって、お見通しだからな！

　……イキナリ話が逸れてしまいましたが、前エピソード『出航』にて、本作は一旦完結となります。

　どう見ても打ち切り、『俺達の戦いはこれからだエンド』ですので、その点について深くお詫び申し上げます。

　『やおよろズ！』は元々、Web小説投稿サイトのカクヨムがサービス開始された際、私がユーザー登録するのと同時に投稿した作品です。

　新しい場所で新しい代表作を生み出そうと、昔から興味関心のあった『神話』をテーマに執筆しました。

　おかげさまで多くの方々に作品をフォローして頂いたり、応援コメントや星を頂戴しました。本当にありがとうございます。

　第1回と第2回のカクヨムコンテストでは、中間選考を突破したりもしました。惜しくも受賞にまでは至りませんでしたが、ユーザーの皆様に評価され、二度も読者選考の通過作となり、出版社の方々に審査されたというのは、名誉なことです。

　しかし投稿当時の自分はまだまだ未熟であり、内容でも文章においても、洗練されていない部分ばかりです。

　2022年に連載再開して多少の改稿や修正はしましたが、過去の自分の文章を自分でダメ出ししようと思えば、悪い点が際限なく目についてしまいます。

　そして内容に関しても、神話や宗教に詳しい人が読めば「設定が甘すぎる」とか「全然勉強していない人が書いた物語だな」もしくは「この説明は間違っている」などと、すぐに察すると思います。

　執筆において『勢い』は重要ですが、『ノリ』だけで書くのは良くないです。そうした部分でも、執筆当時の作者は勉強不足でした。

　更には、出版社が開催する新人賞への応募や、シナリオライターとしての仕事を優先したため、5年以上も放置してしまいました。

　続きを楽しみに待ってくださっていた全ての読者様達に、心から謝罪します。応援してくれたのに、本当に申し訳ありませんでした。

　しかし数年ぶりにカクヨムに復帰し、古いデータを復旧し、どうにか『Episode 1　完結』という形で連載を終了することができました。

　とはいえ、コレで二度と続きを書かないというつもりではありません。

　物語の構想自体は温めていますし、何より白峰祭神や神子など、キャラクター達にも愛着があります。

　ですので神話や宗教を勉強し直して、またいつかリブート版として改めて書き直したり、出版することを諦めてはいません。『やおよろズ！』というシリーズ、コンテンツを、もっと多くの方々に届けたいと思っています。

　それが何年先になるのかは分かりませんが、もしまたいつかどこかで見かけた時は、お手に取って頂けると嬉しいです。

　それでは、読んでくださって本当にありがとうございました。

　そして重ね重ね、長期休載の果てに完結という形にしてしまって、申し訳ありません。

　ちなみに『及川シノン』としての執筆活動やレビュー企画、商業作品の出版などは今後も予定しています。Twitterにて随時報告しているので、良ければチェックして頂けると嬉しいです。

　そして何より、様々な神や仏や天使や悪魔を題材としてきたのに、祟りっぽいことが起こらず今日まで健康に生きてこられた点について、全ての先祖と八百万の神々に感謝します。合掌、拝礼。