少女やくわりタワー

作者 kenko_u

59

28人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

終始漂う緊張感と不安。
どう転んでもバッドエンドという最悪の状況の中で、主人公とヒロインにさらなる苦難が襲いかかります。
執拗に、執拗に、じわじわと増していく疲労や心労。
安定した表現力に支えられ、細かい状況変化やストーリー進行が圧倒的な現実感によって描写されていきます。

自身の運命・役割とどう向き合うか。
苦難の果てには、どのような終わりが待ち受けているのか……。

幅広い層におすすめできる、とてもまとまりの良い長編作品です。
是非ご一読を。

★★★ Excellent!!!

タケトはテロに巻き込まれ、一人の少女――マルルと出会う。
タケトは犯人に狙われた彼女と共に過ごすうちに、彼女に思いを寄せていく。
だが、彼女を救ったとしても、彼女の未来にはどうしようもないバッドエンドがあって――

主人公のタケトのリアルな心情描写、ならびに後半に立て続けに起こるどんでん返し。
そして序盤の叙述は読み返して、ああ、と感嘆の息を吐いてしまいました。
こういうの大好きです。

是非とも皆様あっと驚く結末まで、一気に読んでくださいませ。
オススメです

★★★ Excellent!!!

 少女が、その身に課した「やくわり」には、どうあがいてもバッドエンドしかない。
 しかしその少女と共にタワーを昇る、少年との爽快なボーイミーツガールでした。

 トリック部分にはね、触れないでおきましょう。

 楽しく読ませてもらいました、ありがとうございます。

★★★ Excellent!!!

構成もよく練られており、トリックの面でもキャラの魅力という点でも十分満足できた。
冒頭のゲームシーンがずっと物語に密接に絡み、タイトルの「やくわり」という言葉がひとつのキーになっている。

何より「タワー」の構造をフルに活かした上に、暗喩に満ちた世界の作り込みがとにかく、最高でした!
もっともっと多くの人にぜひ読んでほしいと感じました。

少しネタ的に触れますが、







前半、細かい部分で「あれ?……待てよ」と読者に思わせながら読ませていく技も見事でした。ああ、なるほど!!と思わず叫びました。

★★★ Excellent!!!

ボーイミーツガールもののアクションストーリーという感じ。それは表向きの物語として十分面白いのですが、この作品の醍醐味はやはり叙述トリック。前編を読んだら、事件の真相を推理してみてください。後編で、見事に「あっ、やられた」ってなります。ミステリーや謎解きが好きなら是非。




いやあ、見事に騙されました。
○○が××で、アレがああだなんて……。
ストーリーのラストにどんでん返しもあり、最後までいい意味で油断ならない作品でした。

本当に面白かった。
無料で、これほどの出来の作品を見せられると、ミステリー小説にお金を出せなくなるレベルです。

★★★ Excellent!!!


 いや、いやいや~、叙述トリックっすねー。

 うん、ええ、はい。
 いくつか選択肢を持たせながら読んでいたんですけど、かすっただけでした。

 俺もノベルゲームやら小説やらで叙述トリック系を読んだことがあるのですが、当然ながらプロが書いた作品だけ。
 素人さんでもここまで書けるのか! とかビックリしながら読んでました。(いずれプロになる方かもしれないので、その差に意味は無いんでしょうけど)


 実はですね、随分昔に御作に近いトリックを扱った作品を読んだことがありまして。
 近いってだけで、もちろん同じではないですからご安心下さい。
 そっちは名の通ったプロが書かれた作品で、文章量もこれ以上あったはずです。だいぶ長い作品でした。
 んで、問題なのは、こちらの作品の方がプロの作品よりも個人的には面白かったって事です。あくまで個人的には、ですけども。

 その作品はどちらかと言えば、このトリックスゲー! を売りにしていた作品だったはず。文章量もミスリードに大きく割かれていたような気がします。だいぶ昔に読んだので、うろ覚えですけどね。
 なもんで、作品のスケール感は大きいものの、いまいち感情が動かなかったんですよ。ワクワク感が足りないって言いますか。やっぱり小説ってのは感情を動かしてなんぼだと思いました。

 うん。
 面白いのはトリックで、好きなのはストーリーっす。あ、題名も内容を読ませない感じが面白いですね。

















 しっかし、レビュー書きにくい(笑)
 ネタばらしはアカンでしょうし。
 かといって、全く書かないと本編に触れられませんし。
 とりあえず、
 面白かったです。

★★ Very Good!!

異国のお姫さまを手助けするナイト。男性ならば、だれしもが一度は夢想したことがあると思います。
文章も丁度良く配置されており、読みの目が滑りません。
ストーリーの店舗が良く、ラストもスカっとしました。
いい意味で、勧善懲悪を書き切れた、作者様に脱帽です。
3/31 読了 おいげん

★★★ Excellent!!!

どのあたりが叙述トリックなのかなと思いながら読んでいましたが、結局分からないまま解決編で見事に(良い意味で)騙されビックリしました☆
予想の斜め上に行く意外な展開に驚きながらも、ストーリー自体はとてもおもしろく、深夜に寝るのも惜しみながら読ませて頂きました♪
文句なしの★3つです!

Good!

お前はアホなのかと思われるかもしれないが、
今のところそういう仕組みの物語なのだから、仕方がない。
あらすじをみてはっとした。確かにご迷惑をかける。俺がどれだけ、むきになっているかの証拠だ。

ということで、むきになるだけの誘因があることは保証する。
あとは本編を読んで、自分の考えをまとめてから、俺のレビューを見て、ほんとうはどこかでああでもない、こうでもないと言い合いたいが、それは残念ながら難しい話で、だからまた、3月18日に。




必死で読み込んだがこれ以上どうにもできそうにないので、現時点での結論を書いておきます。

とりあえず、「ループ」はミスリードと決め打ちをする。これはもう、どっちで勝負するかっていったらループはしないほうでしょう。

SPに囲まれているマルルと、雑踏にいる「マルル」は、まあ、別人で、片方が影武者みたいなことではないか。
(「わたし」と「私」で書き分けられているかと思ったけど、そうでもないのかなあ)
ようするにマルルは双子なんだよ。ジェミニだから双子が出てこないとおかしいだろ。
ミスリードにすげえリードされている気がする。

マルル(結婚予定)をガガリとの真の愛に生きてもらうために、マルル(影武者/双子の妹/貧民)が入れ替わりましょうと。
クーデターを利用して、とにかくマルル(結婚予定)からSPが目を切る瞬間を作ろう、とそういう計画なのでは。


「BC」の健人は、
東棟にいて、お金がなく、ふたりぶんのドーナツを買っている。
携帯はトイレに落とすタイプのドジっ子である。
エスカレータで一度マルルから視線を切っているが、ここでの「入れ替わり」はさすがにないか。
こっちのマルルが結婚予定の方ね。だから倒れんのよ。修行が足りないんだ。

「AD」のタケトは、たまたま塔昇り役を得た人間が、たまたま名前がかぶった、というここだけご都合主義で(これに理… 続きを読む

★★ Very Good!!

物語の先読みや謎解きは苦手なのですが、紹介文に煽られて読んでしまいました。
章タイトルが日付だったら西暦が違うとか、塔が二本あったら各塔別々の出来事を一本の塔で起こってるように書いてるだとか、今まで読んだ小説のトリックに当てはめて考えてみたりしたのですが、案の定、私には期待に胸を膨らませながら3月18日を待つことしかできないようです。
読んでいて「何か仕組まれてるな」とわかる文章なのですが、その「何か」がわからず……。こうして問を先に公開して答を焦らすのもweb小説ならではの面白みかと思います。

※以下、後編公開後追記(ネタバレ注意)




片方のマルルは影武者じゃないかと思ってましたが、影武者とはまた違う、むしろマルルも騙される側だったとは……
さらにマルルが二人いると仄めかしつつ、実はガガリにも偽物がいたという。そっちは完全に予想外でした。
しかしそれを見破っていたマルル。そんなマルルの行動も謎を深める材料になってましたね。
改めて完成された物語だと感じました。
それにしてもハッピーエンドで良かった~