4-7 ―オルタナティヴvs業司郎③―

         7


 黒髪紅瞳の少女は「セカンドACTアクト」という【ワード】と共に、両拳を力強く合わせた。

 否、ぶつけた。

 右拳の指輪と左拳の指輪が、少女のふくよかな胸の前で激突し――


 虹色の神々しい輝きを放ちながら、砕けた。


 その光沢を両手で包み込み、オルタナティヴは左右へと腕を広げる。

 右腕の角度はは肩口より上へ。

 左腕の角度はは脇よりも下へ。

 超次元でリンクしている電脳世界内の【アプリケーション・ウィンドウ】には、新たなるプログラムがインストールされていた。『 』になっている初期設定値を初めとして、全てのパラメータを変更する。

【魔導機術】を使用する際に必要となる外部演算領域に変動はない反面、接続している施術者を軋ませる多大な負荷が、オルタナティヴを襲った。

 これは自身を仮想【DVISデヴァイス】としてリンケージさせる為の負荷である。

 超人化している肉体がそれに耐えきると、新たな感覚が拓けた。

『 』が『空』へと変化。

 微かなカーヴを描いた両手の軌跡に沿って――一振りの大太刀が顕現した。


「刀……だと?」


 業司朗ごうしろうが太刀の輝きに目を細めながら、呆然と呟く。

 朱色と漆黒――黒髪少女の衣装と同調した基調で構成された柄と鍔を、雪のように白い手が力強く握りしめる。

 鞘はない。

 透明で混じりけのない白銀に輝く刃が、鞘元からすらりと伸びているだけだ。

「ようやく

 オルタナティヴは大太刀を感慨深げに見つめる。


 ――これが長年求めていた、五つ目のエレメントである【空】のか。


 イメージとして持っていた『空』に対しての『風』を、どうしても切り離せなかった。オルタナティヴは風の延長が大地の遥か上にある大空、という概念から逃れられなかった。

 しかし違った。

 変質する前の己と、全てを棄てた心のままの自分と。

 それはきっと……真実のない答えで、虚飾を持たぬ事であり、つまりは永遠不変の固定実体などあり得ない――という多重世界に対する結論なのだ。

 悟りにも近い心境で、そっと呟く。

「色即是空」

 至ったカタチがこの刃だ、と少女は恍惚となる。

 真っさらなカラの心が教えてくれた大太刀の銘は――《朧影月おぼろかげつき》。

 これが専用【DVISデヴァイス】と【AMPアンプ】が合わさった新しい魔術のカタチだ。

 開発者である那々呼ななこが名付けた略称は【DRIVESドライヴェス】だ。『ダイレクト・ライド・インジケート・ヴィジュアル・エンゲージ・システム』の頭文字を繋げたものとなる。

 すなわち。

 魔術師が秘める特性と、その出力形態をダイレクトにインジケートする【AMP】である。

 使用者である魔術師の術式の上でサポートする従来の【AMP】とは似て非なる、魔術師の特性と一体化して顕現する【AMP】であった。

 電池の二個接続で例えるのならば、【DVIS】と【AMP】の並列接続が従来の【AMP】システムであり、この【DRIVES】は【DVIS】と【AMP】の直列接続だ。術者が総抵抗値を負担する反面、従来の外部演算領域のままで、より強力な魔術を使用可能とする。


「地・水・火・風、全ての概念を空と化す――それが我が刃 《朧影月》よ」


 オルタナティヴは《朧影月》を袈裟けさ懸けに構えた。

 そんな少女を、業司朗は嘲笑う。

「それが【空】のエレメント? アホかお前。ただの刀型【AMP】じゃねえか」


 彼女は実感している。刀の形態をとっているが、極小型の特殊【結界】に近い存在だ。


 そしてこの特殊概念【結界】――《朧影月》が、オルタナティヴの【基本形態】そのもの。

 ひゅん、とオルタナティヴが太刀を振るった。

 距離があるので、刃先は業司朗に掠りもしない。

 業司朗が警戒した真空波のような魔術攻撃も発生しなかった。

「へっ。今さらへっぴり腰で素振りかよ」

「いえ、違うわ」

 ずずん、という重々しい音が、ランダムに重なり広場を揺るがしていく。

 業司朗は音源を探す。そして驚愕した。音源の正体は、広場を囲っている木々が斬られて、滑り落ちた落下音の群であった。

 しかし、それだけならば魔術師である業司朗の驚きには値しない。遠距離からの斬撃魔術など、いくらでも存在しているからだ。

 驚きだったのは――斬られている木々の配置が、フラクタル状であるという事。

 斬られている木々と健在している木々が、不自然に並んでいる。

 いったい、どうすればこんな芸当が可能になるのか――

「へっぴり腰での素振りは終わったわ。次は、本番よ」

 ゆっくりと、オルタナティヴは腰だめに太刀を構え直した。


 物理的に切断するのではなく、全ての事象・物体をする魔術攻撃。


 太刀という形状で斬るという動作を模しているが、魔術特性としての本質は全く別物だ。

 朧気ながら理解した業司朗の顔に大量の汗が浮かんだ。

「ふざっけるなぁぁあああああっ!!」

 天に向かって咆哮した業司朗は、クロスさせた《ビースト・アームズ》を掲げて、上体ごと地面へと炸裂させた。


「――《ビースト・ゲイザー》ぁぁあああああッ!」


 それは業司朗が所持している最大の攻撃魔術であった。

 爆裂する岩と土の間欠泉かんけつせんだ。

 ゴバォァゴゥンッ!!

 吹き上がる破壊の土石流が、竜巻のようにオルタナティヴへと迫っていく。

 オルタナティヴは空中へと身を躍らせる。もう見切っている。ゆえに魔術オペレーションは極シンプルだった。

 破壊の間欠泉が彼女の真下へ到達する、その直前。

 少女の刀が一閃した。

 その一太刀によって間欠泉が真横に分断される。先ほど斬られた木々と同じように。

 吹き出し元から吹き出し先が滑り落ち、あらぬ方向に土石流をぶちまいていた。

 通常の魔術戦闘の常道セオリーである魔術理論の強度・密度・出力をぶつけ合って相殺させる、あるいは迎撃する――のではない。

 斬られた。

 発現した魔術現象ではなくが斬られる、というあり得ない光景に、業司朗は呆然となった。超次元にある【ベース・ウィンドウ】上の【アプリケーション・ウィンドウ】が真っ二つになって表示されているのだ。こんなグラフィック・エラーは聞いた事がない。

 膝を屈めて着地したオルタナティヴは、その低い姿勢のまま方向転換し業司朗に向き合う。

 距離は約二メートル。


「これで終わりよ。――《斬ノ壱ザンノイチ紫電一閃しでんいっせん》」


 シャン、という空を滑る音が涼やかに鳴る。

 彼女は【ワード】と共に、再び《朧影月》を斜め上へと居合抜きした。

 切断音は無かった。

 業司朗の両腕が、《ビースト・アームズ》ごと上腕から綺麗に切断され、地面に落ちた。

 切断されたのは腕だけではなく、両足の肉と靱帯、全身に巡っている各神経系。

 最後に、命ではなく、意識が断たれていた。

 怜悧で美しいKO劇。ゆっくりと百キロ前後の鍛え抜かれている巨躯が、倒れ込んだ。

 鏡面のように滑らかな腕の切断面から出血はない。物理的に離れていても切断面同士で血流は繋がっている。

「サイバネティクス化するにしても、やり過ぎでしょう」

 オルタナティヴは哀れみの声を掛けた。届いていないとは分かっていてもだ。

 腕の筋肉は強化電磁繊維で構成されていた。元の筋繊維は三分の一以下だった。それに伴って骨格や各関節も人工物に置換されている。置換不可能な箇所はドーピング強化だ。

 ここまで改造してしまうと、間違いなく四十才まで生きられない。

 だが――己の心に従った身体を欲したのはオルタナティヴもまた同じで、だから業司朗を悲しい、と哀れんだ。


「本当にローテクで粗雑な醜い身体ですね」


 冷たく放たれたルシアのその一言に、オルタナティヴの身体が爆速で動いた。

 意志ではなく反射に近い形で四肢が勝手に動き、最速の刃を振るう。

 しかしその『空の一撃』を、ルシアは最小限のバックステップのみで軽々と躱した。

 魔術は発動せず、メイド少女は無傷のままだ。

 思わぬ結果に、オルタナティヴの両目が見開かれた。

「斬撃という形態であっても、が貴女の魔術特性です。そして刀という形態であっても、正体は極小型の特殊概念【結界】です。捉えていませんよ。このワタシという概念を。だから斬れない。そして物理的な攻撃としてもその速度では遅すぎです――、覚醒した剣戟魔術師よ」

「お前はいったい何者なの、ルシア・A・吹雪野ふぶきの

 カッとなった頭が急速に冷えて、オルタナティヴに思考力が戻る。

 ルシアの魔術特性――というよりも原理は推定できた。

 だが現実化するには、ルシア本人に途方もない肉体的なスペックが要求される。それこそオルタナティヴはもとより、統護に匹敵するレヴェルの。

(いや――)

 認めざるを得なかった。今しがた目にしたルシアの挙動。それは堂桜どうおう統護とうごの肉体スペックを確実に上回っていると。

「その身体。明らかに真っ当な人間じゃないわ」

「それは認めます。しかしこの身は間違いなく人間であり、サイバネティクス化やドーピングといったローテクとは無縁です。まあ不老不死といっても過言ではありませんが、アンデッドやノスフェラトゥといった妖怪の類とも違います」

「……」

「貴女と敵対する意志はありません。ワタシもネコも」

 闘志を失い、オルタナティヴは《朧影月》を二対のリングへと戻し、魔術を解いた。

 ルシアは興味なさげにオルタナティヴから離れる。

 そして背を向けたまま独り言のように淡々と話し始めた。

「まあ、……少々意外ではありました。本来はワタシ用だった【DRIVES】の転用の為と、貴女の依頼主とその仲介人から、その右手のリングと貴女の生体データを渡された時は。そして同時に一つの仮説を思い出しました」

「せいぜい笑えばいいわ」


 性同一性障害――別名・性転換症という呪いは、かつての彼にとって地獄の根源だった。


 誰にも云えなかった。

 そして地獄から救ってくれたのは……決して口外しないと盟約した禁忌である。それは〔制約〕として彼女の〔魂〕に刻み込まれている。

 うつむくオルタナティヴ。

 ルシアはそんな彼女に目を向けないままだ。

「いいえ。ただ。貴女は自らを彼の代替物であると名乗り、彼に全てを託した。

「本当ならばそのまま消えてしまえれば、それで良かったわ」

 それならばこの国から永遠に姿を消していただろう。

「けれど、そうはならなかった。ご主人様と貴女は、思い出した仮説――ネコが研究を保留していた多重平行世界理論の貴重な実例かもしれません。実証不可能と結論して、保留していたタイムマシンをも可能にする相対性理論の発展型です」

「多重平行世界?」

「いわゆる異世界とか平行世界と呼ばれている世界ですが、二十次元以上において、相似しながら鏡のように重なり合って存在している世界樹――といえばイメージできますか?」

 オルタナティヴは苦笑しつつ肩を竦めるだけだ。いかに天才である彼女であっても、二十次元のイメージは具体的にもてないでいる。

 ルシアが吐息をつく。

「ならば端折ります。とにかく、本来ならば世界間の距離があり、立体三次元と魔力と呼ばれる四次元目が存在するこの【イグニアス】とは接続不可能な、遠い世界から彼がやってきた。理論的にはビッグバンを引き起こすのに匹敵するエネルギーが必要なはずの、そのあり得ない奇蹟が起こった、とおおまかにではありますが推定しています。正直いって〔神〕の介在なしでは実現不可能と思われます。計算結果のみで、なんら確証はありませんが」

「荒唐無稽な仮説――とは言わないわ」

 オルタナティヴは云った。


「――どの道、、という事でしょう」


 だから『今の』堂桜統護はこの世界に顕れた。

 おそらくは多重平行世界から、とルシアが言い添える。

 オルタナティヴはルシアに確認する。

「アナタ達はあくまで堂桜統護を追う、か」

「今の貴女は間違いなくただの少女ですよ。堂桜の血脈もそのままの。生体データの解析結果から保証します。【魔導機術】の天才、そして彼との因果から、貴女の存在の再構成時に身体能力が超人化していますが、それでも基本的にはこの世界の単なる少女に過ぎない。おそらく〈資格〉は彼に代わって喪失しているはずです。未だ因果素子の実体を観測できない研究段階ではありますが、予測演算による限定的なシミュレートならば可能としていますから」

「それで敵ではない……か」

 オルタナティヴは懸念する。果たして、あの統護に正式な〈資格〉は継承されているのだろうか? 彼女自身、〈資格〉について詳細には知らないのだ。

「ええ。すでに研究および興味の対象外です。貴女の身に起こった奇跡についても、いち少女に過ぎない現状の貴女を追っても成果は得られないと結論済みですので。証言してもらいたいとも思っていません。貴女の記憶自体が信用できない可能性がありますので。ワタシが奇蹟の介入者ならば、確実に保険――セーフティを施しますので」

 図星である。女性の肉体を得た代償としてオルタナティヴには、とある〔制約〕が掛けられているのだ。まさしくセーフティそのものといった制限である。

 それで話は終わった。

 オルタナティヴとしても奇蹟を起こした秘密を迫られない以上、敵対する意味はない。

 ミッションを達成し、失っていたチカラを取り戻したが、胸の淀みは消えなかった。



 少女達の会話が止んだ。

 二人の会話に付いていけずに傍観していたエルビスが、オルタナティヴに訊いた。

「堂桜統護が何者か、とかよく分からないけれど、僕については終わったんだよね?」

「ええ。そうよ」

「じゃあ、教えてくれないかな。……君のを」

 オルタナティヴは冷たい目をエルビスに向ける。

 エルビスは慌てて弁解した。

「い、いや。実はもう見当はついているんだ。だけど本当かどうか確かめたい。だって僕はもう――お父様の息子じゃないから」

「正解よ」

 オルタナティヴは苦い口調で肯定する。

 ファン国王は『あくまで息子の存命』だけを目的としてオルタナティヴに保護を依頼した。手段は問わない、かつ後始末も負わないというシビアな条件であった。よって彼女はフレアの命令に従って堂桜一族へのテロ行為にまで手を染めた。締里しまりもアリーシアも余裕はないと判断して切り捨てた。

「……僕はバカだな。本当に愚かで、莫迦ばかだった!」

 エルビスは顔をくしゃくしゃにして泣いた。

「生きているのだからそれでいいでしょう。二度と再会は叶わなくても、それでも父君と母君の血がその身体に流れて、お互いを思い合っていれば――それは親子のはずだわ」

 オルタナティヴの台詞に、エルビスは声をあげて号泣した。

 子供のように泣きじゃくる彼に、オルタナティヴは鋭く言葉を飛ばす。

「どんなにみっともなくとも、生きなさい。泥水を啜ってでも生き続けなさい。貴方の命には

 いかに政治的価値が皆無になったとはいえ、エルビスを存命させる事に対して王政派側は、反政府側に対して貸しを作ったカタチになる。

 水面下の交渉がどの程度まで進捗しているのかは不明だが、仮にアリーシア姫が【エルメ・サイア】経由で反政府側に渡れば――王政側が相当追い込まれるのは想像に難くない。

 ルシアが言った。

「王子の件は両陣営が天秤を揺らすキッカケに過ぎないでしょう。反政府側はアリーシア姫を奪取して一気に交渉を優位に進めるつもり。対して王政派側は、将来の王位継承を決意したアリーシア姫さえ死守すれば、状況を五分以上に戻せる自信があるはずでず」

 オルタナティヴは頷いた。


 アリーシア姫を手中にしたまま『コードネーム持ち』がニホン国外に脱出するか、それとも統護とうご淡雪あわゆきが『コードネーム持ち』を倒してアリーシアを奪還するか。


 決着の構図はシンプルだ。

 シンプルだからこそ、ファン王国の両陣営は命運を託したのだ。

「知っての通り強いですよ、フレアと偽名した『コードネーム持ち』の彼女は」

 オルタナティヴも承知していた。だからフレアと直接戦うのを避けたのだ。新たなチカラを得た今でも、果たして正面から戦って勝てるかどうか……。

「勝つわよ。かつての堂桜統護ならばともかく、堂桜統護は」

 存在と名を捨てた少女は、確固たる思いで断言した。

 ルシアは見比べる。エルビスとオルタナティヴを。

「先ほどの彼への台詞」

「何よ?」

「今後への経験値が必要とはいえ、いきなり危ない橋を渡った本当の理由は、彼への台詞にあるのかな、と僭越せんえつながら感じました。他人には任せられなかった、と」

「穿ち、過ぎね」

 絞り出したような言葉は、震えていた。

 その言葉に、淡々とした口調が被せられる。

「言い忘れていましたが、仲介人からを預かっています。これからの貴女に必要なです」

「チカラは充分だわ」

「そうでしょうか? それにチカラとはいっても物理的な戦力ではありません」

 眉を潜めた少女に対して、ルシアはメイド然として改まった。

 言付けです、と前置きして。


「――お前はもう自由だ。どこまでも羽ばたいていけ、よ」


 その言葉を耳にし、オルタナティヴの瞳に涙が浮かんだ。

 ぐっ、と奥歯を噛み締める。

 一度でいいから聞きたかった単語であった。

 しがらみを斬ったと思っていた。

 けれども切れていなかった。

 繋がったまま――やっと解き放たれたのである。

 想いが本当の意味で叶った。

「チカラとはいっても、心のチカラです。貴女がより強力な【空】を振るう為に必要な。仲介人にとって貴女は、一度は拒絶して袂を別っても、やはり永遠に家族なのですよ」

 だから無理に棄てなくてもいいのでは、とルシアは無表情のまま付け加えた。

 オルタナティヴは涙を堪えるために、空を仰ぐ。

 太陽が眩しい。


 すでに朝日が昇り、突き抜けるような蒼穹であった。

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