普通で十分だったのに

ユーチューバーのキケルは、ニュースで小学校の同級生がS浜で行方不明になったと知る。
「聴こえないものが聴こえる能力者」として活動するキケルは、夜中に波の音を聴いたことからS浜へ向かうのだが……。

人は、自分が持っていないものをうらやましいと感じる。
それは物だけでなく、能力もだ。

実は不思議な力を持っていた同級生をうらやんでいたキケル。ライブ配信によって特別な存在になれることを期待するが、そううまくいくわけもなく……。

身の丈にあった幸せ、それがどれほど大切なものかがわかる本作。ぜひご一読を。


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