概要
禁忌の科学によって生まれた、人を喰らう怪物――DEMOSが存在する世界。
DEMOS討伐機関「-Night Mare-」には、誰ともリンクできず“万年調査員”と呼ばれる青年、リベラル・アサインメントがいた。
ある任務の最中、彼が出会ったのは、皮肉屋の元盗賊――リック。
彼もまた、誰ともリンクできないオーガニクスだった。
誰とも繋がれなかった二人。
しかし何故か、二人だけは繋がることができた。
武器へと姿を変えるリックと、その武器を唯一扱えるリベラル。
二人の出会いを境に、止まっていた運命が動き始める。
禁忌の科学が生んだ怪物、人に擬態するDEMOS、そして二人自身に隠された秘密。
これは、落ちこぼれ調査員と元盗賊が、やがて互いの背中を預ける相棒となっていく物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!血の匂いのする屋敷で始まる、二人だけのリンク
最初は、少し抜けていて優しいリベラルさんと、口は悪いけれど面倒見のいいリックさんの出会いが、どこか楽しいバディものみたいに読めました。でも屋敷に入ってから、空気が一気に変わるんです。血痕や異臭、普通の武器が効かないDEMOSの怖さが出てきて、あ、これは本当に危ない世界なんだなと感じました。
特に好きなのは、二人がどちらも「誰とも合わなかった」存在だというところです。落ちこぼれ同士みたいに見えて、その二人だからこそ繋がれる感じが熱いです。リベラルさんの優しさも、ただ柔らかいだけじゃなく、怖くても民間人を守ろうとする芯があって惹かれます。
ダークさと相棒感のバランスが良くて、続きを追い…続きを読む - ★★★ Excellent!!!盗賊と神父、交差する二つの目的
第一章(1~5)を拝読いたしました。
リベラルとリック、性格も立場もかなり違う二人なのに、一緒になると不思議と相性が良い感じに引き込まれました。
最初の出会い方からしてなかなか強烈ですが、そこから少しずつ二人の関係ができていく過程が楽しくて、自然と続きを読みたくなります。
リベラルはどこか飄々としている一方で、リックはぶっきらぼうながらも面倒見がよくて、この二人の温度差が楽しいです。シリアスな雰囲気の中に二人のやり取りによるコミカルさもあって、重くなりすぎず、大変読みやすかったです。
そして、それぞれ別の目的で動いていた二人が、実は同じ場所を目指していたという展開も印象的でした。ここま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!落ちこぼれと呼ばれた二人が切り拓く、異能バディ物語
この作品は、人を喰らう怪物〈DEMOS〉が存在する19世紀を舞台に、落ちこぼれ調査員リベラルと元盗賊リックの二人を描いた異能バディファンタジーです。
特に印象的なのが、これまで誰ともリンクできなかった二人が、絶体絶命の状況で初めて互いの力を重ねるところです。武器へ姿を変えるリックと、それを扱うリベラルという関係がここで完成し、正反対に見える二人だからこそ噛み合っていくところに面白さを感じました。
また、本来は戦闘を担当しないリベラルが、規則違反になると分かっていながら、目の前にいる人々の命を守るために戦うことを選ぶ姿も印象的です。普段のおっとりした雰囲気とは違う、彼自身の芯の強さがよく表…続きを読む