とらやは、和菓子界の大御所中の大御所。
歴史を紐解くと、なんと室町時代の後期にもなるらしい。
五世紀にも渡って愛され続け、さぞ多くの安心と信頼を提供してきたのであろう。
今回はその貫禄にあやかろう(?)とした人々の話。
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早速だが私は「つまらないものですが」という言葉が嫌いである。
角が立たないように、謙虚に、相手を立てているつもりなのかは知らないが、その為に渡すものを「つまらない」と評するのは流石に違う気がする。
「つまらない者が選んだ到底自分には勿体のない代物ですが」くらいでいい。
当然ながら「つまらないもの」が本当につまらないはずもなく、それなりの品質……有り体に言えば「鉄板」をチョイスしなくてはならない。
本作とは別であるが、当人からすれば悪気がないどころか最善を尽くしているが、俯瞰的に見ると結構身勝手だよなという話は随所に見られる。
とらやの羊羹もまた、紛れもなく優秀なのである。それ故に人は当てにするのだろう。
優秀なものが火消しに駆り出されるのは、人も菓子も同じなのだろうか。