その巨眼は、自分の内に隠す醜い心を、無表情に見据えていた。
- ★★★ Excellent!!!
昆虫採集の帰りに見た。公園で、よごれた寝袋に身をつつんだ人物に、同年代の少年らが、あざけりと小石とをぶつけている。
それに加わることはなくとも、止めることもまた成せず、そんな自身の醜さを内なる暗がりに隠す。
もしも、巨大な蟲の翼にひらいた眼状紋が、こちらをじっと見据えることがあったなら。
そこに映るものはとてもおぞましいに違いない。
昆虫採集の帰りに見た。公園で、よごれた寝袋に身をつつんだ人物に、同年代の少年らが、あざけりと小石とをぶつけている。
それに加わることはなくとも、止めることもまた成せず、そんな自身の醜さを内なる暗がりに隠す。
もしも、巨大な蟲の翼にひらいた眼状紋が、こちらをじっと見据えることがあったなら。
そこに映るものはとてもおぞましいに違いない。