夏の日の朝のめくるめく光景

ホームレスの寝袋に石を投げつけて笑う子供たち。思わず目を背けるほど心を痛めながらも、同年代の子供たちを止める勇気を出せなかった主人公。その主人公が虫篭からそっと逃がした揚羽蝶は、忸怩たる気持ちを背に載せ、夜空へと舞い上がる。

しかし、その翌朝。

さなぎと化した寝袋は割れ、そこから現れたのは、濡れた羽に浮かぶ巨大な眼状紋だ。じっと見据えてくるその視線に、子供は恐怖を感じたのだろうか、それとも陶酔を感じたのだろうか。

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