願いはただひとつ。妻の処刑回避!

 冒頭は、暗雲垂れ込める感じの雰囲気をまといつつ始まります。
 妻の処刑、副官の事故死、そして自らも嫌疑をかけられて処刑される主人公。

 そして。
 気づけば、妻がまだ存命のころに巻き戻っている。

 そこから、妻の処刑回避を目指すべく頑張る主人公の公爵レオーネ。 

 その姿が……いい!

 物語の序盤とは打って変わってコミカルに回り始めるストーリー。
 その中で、じれじれすれ違い両想いであることがあかされ、なぜ「やり直し」が可能になったのかが明かされます。

 この作者様。
 不穏なシーンを描かせたら抜群なんですよね。
(それと同じぐらいコメディもお上手。ホラーがうまい方は、コメディもお上手というのが私の持論)

 だからこそ……。
 だからこそ、「実はこれ、アンハッピーエンドってこと……ないよな?」とドキドキする本作。

 ですが大丈夫。
 誰もが納得するラストが、読者には用意されています!

 ナツガタリ西洋ロマンス部門で、私が個人的にお勧めしたい1作です!

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