カクヨムにいると、読む速さ、♡の速さ、更新への反応など、どうしても「早く読むこと」「たくさん読むこと」に目が向きがちです。
本来、物語に深く沈むには、ある程度の時間が必要なのだと実感。
登場人物の感情を追い、言葉の余韻を味わい、自分の中にその物語が残っていくまで待つ時間。
この作品は、そうした“没入読書”の大切さを、脳内物質という少し理性的な切り口から語ってくれます。
読む側としても、書く側としても、物語を急いで消費しないこと。
大切な作品を、きちんと味わうこと。
読書好き、そして創作をしている方にこそ、そっとおすすめしたい一作です。
大変勉強になりました。
子供の頃、それは週刊のマンガやアニメを観ていた頃、焦らされながらも、続きが気になっていた。
数少ないお小遣いから買った本は、隅々まで読み尽くした。
大人になって、あの頃読めなかった名作達を一気読みしてみると、面白いには面白いのだが、そこまでか? という気持ちもどこかにはあった。
それは時代が進んだからなのか、感性の変化なのか、それとも。
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物事を不確定なまま置いておくのは、少しの間であっても強い負荷がかかるものである。
だから人はなるべく確定させたがる。そうするとスッキリするのだ。
しかしスッキリするということは、引っ掛かるものがなくなることを意味している。
例えではアニメや漫画を出したが、それは本作の対象である小説や、ゲームや、その他のコンテンツにもそのままあてはまる。
昔は環境がこちらを焦らしてくれたわけだが、今は簡単に全容がわかる。スッキリできてしまう。
意識的に焦らされる。不確定や不安、ストレスの中に身を置く。その中で作品への愛憎を育てていくのだ。
順風満帆だけが愛着ではない。