青山さんは“ヘ”と“べん”に反応する特別なセンサーを持つとしか思えない。
本作は、さまざまな言葉からヘとベンを抽出してヘ理屈でこねくり回した嘆辺臭というおかしなタイトルの短編集である。
いったいどこの誰が、平和や平家物語、ヘーゲルから屁を連想するだろうか。世界広しと言えども青山さんしかいないのではなかろうか。
しかも、青山さんといえば、知る人ぞ知る博覧強記のお方である。そして、果てしない語彙力と確かな筆力で素晴らしい文章を書かれるお方。
その才能を惜しむ事なく無駄遣いして(笑)書き上げた超傑作(あゝ、この傑という字に反応してしまう私も青山病に冒されているのかも)!
是非目を通してみてください。