紋章から歴史が色づく知的散歩

フルール・ド・リスという見覚えのある形から、フランス王、紋章学、アイリス、ギリシャ神話まで広がっていく流れが楽しかったです。

「百合じゃないかもしれない」という入り口がまず魅力的で、身近な模様の見え方が変わっていく感じがありました。

専門的な題材なのに、語り口がやわらかく、読者と一緒に調べながら進んでいるような親しみがあります。

花の形、名前の由来、神話、歴史が少しずつ重なっていくので、紋章というものがただの飾りではなく、時間をまとった記号に見えてくるお話でした。

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