みんなで生きて帰る。その誓いの先に待つのは、光かそれとも破滅か!

援軍は来ない……
魔物の群れに囲まれ、死を覚悟したゲベート王国第四軍。絶体絶命の危機を救ったのは、あろうことか「敵」である反乱軍のリーダー・ウルスラだった。

本作の最大の魅力は、純粋ゆえに危うい第四王子・エイベルと、彼を命懸けで守ろうとする騎士・ロベールの献身的な主従関係にあります。
特に、自らの身を犠牲にしてでも仲間を救おうとするエイベルの「王族としての覚悟」と、それを支えるロベールの苦悩が胸を打ちます。

しかし、救いの手は同時に残酷な真実を運び込みます。

行方不明の兄の謎、そしてロベールが隠し持つ「秘密」。ウルスラの不敵な笑みが、平和な王国の裏側に潜む深い闇を暴き出していきます。

単なる戦記ものに留まらず、トマト栽培を巡る心温まる交流から、王宮の陰謀劇までを鮮やかに描く重層的な物語。

彼らが「みんなで生きて帰る」ために選んだ道は、光か、それとも破滅か……

ページをめくる手が止まらない一作です!

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