アマゾンの奥地に生き残っているというプテラノドンを、探検家河丘寛と、それぞれ特技を持った頼もしい仲間たちが命懸けで捕獲しにいく――。お供は現地ガイドのホセさんと密着取材班。
恐竜や翼竜も大好きな私としては、この設定だけでもうワクワクです。
しかし、アマゾンの大自然は容赦なく彼らに牙を剥き、数々の死地を乗り越えてきた河丘にとってさえ想定外の事態が続出する――。
モキュメンタリーというとホラーの多い印象がありますが、本作は「サバイバル・エンターテインメント」!
作者様らしいキレのあるブラックユーモアと、昭和のテレビ番組のような胡散臭くも懐かしい空気が融合し、唯一無二の味わいを醸し出しています。
次々と襲いかかってくる危険生物たちの描写も見所。
「えーっ!」「嘘だろ!」「そりゃないよ!」などと叫びながら、この前代未聞の大冒険の行く末を見守ってください。
最後までハラハラドキドキさせられっぱなしで、とてもおもしろかったです!
まず、冒頭で絶滅したといわれているプテラノドンが、なんとアマゾンで目撃されたということが語られます。
そこで、プテラノドンを捕獲しようと、ある探検家たちが立ち上がりました。
リーダーの河丘、荷物運び担当の怪力隊員、頭脳担当のガリ勉隊員、狙撃担当の山猫隊員、輸血隊員、案内役のホセ。
以上の個性的な面々が団体行動をしていきます。
リーダーの河丘さんは隊員たちにこんなことを言います。
「もしプテラノドンを見つけたとしても、お前たちが命を失うリスクがある状況なら、捕獲せずに撤退する。何よりも優先すべきは、全員生きて帰ることだ。わかったな?」
これを聞いて、なんて素晴らしい人なんだろう、こんなリーダーについていきたい、て私は思いましたね。
しかし、そんな仲間思いの隊長と有能な隊員たちですが、次々と苦境に立たされることになります。
やはりアマゾンは過酷なようです。
いったい、彼らは無事にプテラノドンを捕獲できるのか……。
彼らの行く末を是非見届けてほしいです!
プテラノドンを探しにアマゾンの奥地へと冒険に。
このコンセプトがもうワクワクものでした。
そしてそれに挑むは「河丘寛隊長」、どことなく、「某レジェンドな変身ヒーロー」の初代俳優を連想せずにいられないところも、またハートを熱くしてくれます。
そして、険しい自然の中を進んでいく一行。個性豊かな隊員たちが同行するものの、アマゾンの生物たちはあまりにも人間に対して優しくなかった。
一人、また一人と帰らぬ人となっていく隊員たち。それでも隊長は歩みを止めず、彼らの死を無駄にしないためにも目標のために突き進む。
その果てで、彼らを待つ者は一体何か。
プテラノドンを探すというロマン。そして過酷な環境で遭遇する様々な困難。読む人の胸を熱くするエンターテインメント作品です!