現実でフィクションのような露骨なNTRが発生しない理由が詰まっている。
現代社会において、私刑が如何に効果的で残酷であるか、を作中人物の心情を交えながら描かれる。淡々と崩壊していく恐ろしさ、味方が一瞬にして敵になっていく。
法というルールを無視した制裁の恐ろしさ、制限のない罰はスカッとする反面、危うさも多分に孕んでいる。
他人の目は自分の心を映す鏡。自信に満ち溢れている時は自分の望む姿が、恐れを抱いている時は厳しく見えるモノ。
短い話数で「彼女が変質していく様」「無理のない下準備」「崩壊」「地獄の日常」
が、綺麗に纏められている。
シチュエーションにリアリティを感じる、というのが本作で特に惹かれた部分です。
手軽に読める文量で読了感が良くてお勧め!