元気がない人、集まれ!

 温泉旅行っていいですよね。

 ですが、職場で押し付けられたモノだとしたら……どう思います?
 挙句の果てに旅館の地下に、異色のキャバレーがあったりしたら。

 きっと行ってみることでしょう。
 主人公のようにスレた気持ちで。

 キャバレーを切り盛りしているのは、馬と鹿。
 案の定、クセもヴィジュアルも強い面々です。
 ついでにパワーもケタ違い。

 押しは強いのですが、不思議と怖くない。
 むしろ居心地がいいくらい。

 なんといっても、二人が繰り出す相槌の気持ち良いこと。
 このテンポ、この包容力。
 疲れているとき読み返したくなることでしょう。

 魅力はそれだけではありません。
 本作に仕込まれた、とある思い込み。
 日常生活でも通ずる誤解とも言えるでしょうか。

 思い込みとは? 事実とは?
 良かれと思ったことが裏目に出たり、解釈次第で変わってしまったり。
 考えていけば、深層心理が「埋まる」かもしれませんね。

 教えてもらった呪文、使ってみたいなぁ。
 一休みしたい人、特にご一読を。

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