交差する世界、見放された青年がヒーローになるまで……
- ★★★ Excellent!!!
どんな時でも、ヒーローというものは我々の心を掴んで離さない。人知を超えた強大な敵に立ち向かい、時には身勝手な人々の偏見や非難に苦しみながらも、愛と平和、そして誰かの為に戦う姿はカッコイイものだ。
本作の主人公の藍琉も、まさにそんな感じだ。前世は人々から『なんとなく』で理由もなく除け者にされ、不遇な毎日を送っていた彼。だが、それでも彼は不貞腐れたり闇堕ちしたりしなかった。異世界(?)に飛ばされた後も、得たヒーローとしての力を人の為に使う。それは、前世の看護師としての仕事柄なのか。それとも、本人の元からの性格なのか。どちらにせよ、痛みを背負って戦うヒーローの姿はカッコイイ。
異次元から迫りくる怪物達との激戦が光る深い闇と確かな光を併せ持った良作。