第5回山羊座文学賞受賞作品

一人の人間の一瞬を書いた作品。
子どもの頃に読んでいたら、「人生とはなんて悲しいんだろう」と思っていただろう。
じゃあ大人になった今は?
「人生はこんなものかもしれない」と思った。

自分の最期の日はきっと相変わらず五月蝿いことをSNSに書いているだろうが、だからと言って主人公のような不器用で静かな最期を笑ったりしない。
そんな、友人のひとりを見送ったようなリアルさがある。

ラストは、教訓もなく、残された側の深い悲しみが想像できる。
秋乃光流の死の断面をぜひ見てほしい。

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