春の夜に、夢見るように清雅な短編はいかがでしょう。

深山心春さまの描く世界はいつでも美しい。

うすっぺらで表面的な美ではない。

特に今回の桜の精は確かに清らかで美しいけれど、それだけではなく魂の核が硬い……もしも侮蔑の言葉や激しい暴力で傷つけられたとしても絶対に屈しないだろうと思わせる強さを持っている。

誰より貴き身分の彼に愛よりも恋よりも「尊敬」の気持ちをいだかせた彼女に憧憬を抱きます。

強さを伴った美しさを描き切った手腕、お見事です。

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