真理を宿す古物の声と、尊い恋の物語

古物の声を聞くことができる女性、昭文。
彼女は聞昭と名乗り、男装の古物審理官として働く。
そして司直として働く男、沈淵。
死んだはずの男にして別の人物として生きる昭文の元許嫁。

中華風異世界を舞台に、聞昭と沈淵が周りで起こる事件の影に隠れた真実を暴いていく。それはやがて沈淵が名を捨て、顔を変えて生きねばならなかった歴史の大きな闇へとつながっていくのです。

そうした壮大な物語と同時に描かれるのは、昭文と沈淵の恋の物語。かつての元許嫁を想い続ける昭文。そして昭文を想いながら、自らがその許嫁だと名乗り出ることができない沈淵。二人の焦れったい恋がとても尊いです。

作者様お得意の中華ファンタジーと恋物語、ぜひご一読ください!

その他のおすすめレビュー

英 悠樹さんの他のおすすめレビュー320