心と心が通じ合う暖かさは、手のひらから

プロローグで少年が掌に書いた「さくや」という文字。ラストで汐美が書き返す「しおみ」という文字。この対応は、丁寧に計算された構成で、読み終えた後に思わず冒頭に戻りたくなります。大正ロマン風の情景描写も丁寧で、世界観への愛情が伝わってくる作品でした。

デンマークでは泡となって消えてしまった人魚姫。
大正時代の日本では、果たしてどうなってしまうのか。

その他のおすすめレビュー

早坂知桜さんの他のおすすめレビュー312