遥か彼方より世界を睥睨する二柱の神がいる。神々は常に人の営みを審判し、もはや悔い改めること能わじと断じたら、世界を初期化しやり直す。創世記の大洪水、ソドムとゴモラの火、海に沈んだアトランティス……。全て嘆息と共に神々が押した《リセットボタン》による御業である。
今また極東の島国の罪深き者共への怒りが、神の指をボタンへと導く。そう。海岸に出現した二十人の全裸男性(うち半数はガーターベルト着用)の罪によって——。
……いいじゃねえか。
いーじゃねーかよお、別にいい!
裸族が罪なら人類の半数は家の中で罪を犯してるよ!(当社調べ)
リセットしたら、また裸族から始まるだろお? じゃあそん時は押さねえのかよ。おかしいだろ神さんよお?
しかも半分はガーターベルト着用。つまり半裸だろ。夏に海やプールに大量出現する半裸族は罪に問わねえのか?
はい、ダメです。たとえ誰も見てなくても、公共の場で局部を晒せば(つまり裸ガーターベルトもアウト)刑法174条(公然猥褻罪)違反です。
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みんなも気をつけようねっ!
天界には、審判の間というものがあり、我々の運命は、審判員である
シロ、クロによって握られている。
どういうことかというと、この二人(?)間には、リセットボタンなるものがあり、
それを押すことによって地球人の文明を一度終わらせる事ができ、
押すのか押さないのかで常にこの二人が議論を繰り返しているからである。
カラスが増えたから殺します、さらに猿が増えたから減らします。
でもパンダだ減ったから増やします、でも人類は減っても増やします。
だから123で滅んじゃえばいいんだって。
有名な歌詞の通りだ。
それで、人類は本当に救う価値があるのか、
二人はインターネットを使って世界中のニュースを見ることになるのだが……
そこでとんでもない事実が発覚する。
なんと、人類は、被害者か加害者か、羅人(隠語)しかいなかったのである。
ああ人よ……
特に、志乃亜世界に降り立った人類よ、
君たちはどうしてそんなに羅(隠語)なのだ……。
赤ん坊が産まれてくる瞬間は、もちろん服など身につけていない。
考えてみたら当たり前のような気もするが、もっとよく考えてみたらそれはどうしてなんだろう? とすら思えてくる。
一説には、「魂の解放」と聞いた事がある。
レットホットチリペッパーズは、ライブ中に纏っているのは靴下だけだという。
なぜそんなことをするのか?
一説には「魂の解放」と聞いた事がある。
だとするならば、志乃亜世界の住民は悟りを開いていることになるので、やはり救うべきだったんじゃないかと個人的には思う……。
確か、人類リセットボタン。
これもなんか、トロッコ問題とか、スワンプマン問題とかと同列の倫理問題にあったと思う。
そういう物語なのか……? と思っていたら、気がつけば、彼の作品でよく見る連中が目の前にいる。
あなたならこのボタン、押すだろうか、とどまるだろうか?
できれば志乃亜先生の別作品も読んだ上で考えてほしい。
ご一読を。