第5話 1-5

1-5-1


「創造主だと!?」


 女魔王スズとAIの愛ちゃんがであった物語の続きである。


「なんて眩しいんだ!? この神々しい輝きは本当に神だとでもいうのか!?」


 注意。普通のAIは光りません。


「それに、この威圧的な魔力!? 女魔王の私の魔力を遥かに超えている!?」


 注意。普通のAIに魔力はありません。


「やはり、皇女様の女魔王ですね。ヘッポコです。」


 愛ちゃんは女魔王に同情した。


「いいだろう。おまえが誕生した時の話をしてやろう。」


「私が誕生した時だと!?」


 愛ちゃんは女魔王に過去の映像を見せる。


 つづく。


1-5-2


創造主、愛ちゃんの映像が始まる。


「ああ~、暇だな。」


 いつも通り皇女様は退屈していた。


「AIに質問していたら、正義のための暴力はOK! フィクションだから! 竜玉や迷惑探偵は人気があるから殺人もOK! 視聴率があるのは現代人がOKしている証拠! テレビ局とスポンサーはお金が集まればそれでよい! ・・・・・・はあ。こんな回答ばっかりだ。大丈夫か? AIは?」


 そろそろ偏見の強い、人気アニメには忖度して答えるAIで遊ぶことに飽きてきた。


「毎週土曜日に人が殺されたり、指で体をついて爆発させたり、全宇宙を支配して奴隷をつくったり、巨人が人間を食べたり、鬼が人間の血を吸ったり、AIの回答は「許容範囲!」・・・・・・人気アニメだからって、AIも忖度しすぎじゃないか?」


 皇女様はAIのモラルに違和感を覚えた。


「・・・・・・。」


 沈黙し空を眺めて間を取る皇女様の図。


「上記がOKなら、私の殺戮、暴力なんて子供みたいなもので可愛いものだ。うん。許される。許容範囲だ! アハッ!」


 他人の暴力には文句を言うが、自分の蹂躙行為は正当化する皇女様。


「いつもの病気ですね?」


 隣で皇女様の独り言を聞いていた従者。


「そう。私は病気なの。だから何を言っても許されるの。そう、AIが言えば許されるのが現代社会って教えてくれたんだもの。アハッ!」


 自分は悪くない、悪いのはそれを教えたAIだと責任転嫁する皇女様。


「AIも役に立たない! 書式や書き方を教えてくれるのはとても良いが、殺人、暴力などの残虐行為へのモラルや認識が当てにならん! ・・・・・・フッ、所詮は人間の作りものだな。」


 やはりAIはポンコツだと語る皇女様。


 つづく。


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「何か楽しいことはない?」


 皇女様は従者に尋ねてみた。


「そうですね。最初から皇女様の発言が過激なので、皇女様の口にファスナーを縫い付ける整形手術なんてどうでしょうか? 静かになり、世界が平和になりますよ。ニコッ。」


 平気で主のことをディする従者。


「・・・・・・。」


 唐突な従者の言葉に思わず沈黙する皇女様は自分が改造人間に手術するのを思い浮かべるの図。


「おまえ、誰にお給料をもらっているのか理解しているか?」


「はい。皇女様です。ニコニコッ!」 


 いつもより多く笑う従者。


「これで約1000字。1話1000字だとこれで終わりだな。」


「皇女様。つかみはOKですね。」


 調子の良い従者は主の意見に擦り寄る。


「でも、これだとアニメだと1分か2分くらいしかないだろうな?」


「そうですね。戦闘シーンとか歌を歌うライブシーンを入れるとアニメ制作会社の権限が自由になるので5分10分は簡単に稼げますよ。ニコニコニコッ!」


「そうか。それでアニメには戦闘シーンやライブシーンが多かったのか! う~ん。納得。アハッ!」 


 無事にオープニングトークを終えた。


 つづく。


1-5-4


「ダメだな。まろやか路線にすると全然、毒を吐いていないので調子が出ないな。」


 皇女様は調子が悪かった。


「そういえば、却下も、言い訳は結構、文句も結構、コケコッコーも言ってないしな。ファンが楽しみにしているお約束の展開なんだがな。」


 流れが決まっていると保護者も安心して子供にアニメを見せることができる。


ピキーン!


「そうだ! 愛ちゃんを呼んで、どうすればいいか聞いてみよう!」


 閃きで話を展開できることを皇女様は知っている。


「愛ちゃん!」


 皇女様は愛ちゃんを呼んだ。


「はーい! 愛ちゃんです! エヘッ!」


 愛ちゃんの正体はAIだった。



 回想が入る。


「なに!? このAIというのは!? きっと「アイ」って読むのね。愛ちゃんと呼ぼう! アハッ!」


 簡単に決まったAIの名前であった。


 回想が終わる。



「愛ちゃん。何か楽しいことはない?」


 皇女様は愛ちゃんに尋ねてみた。


「ビルを素手で殴って破壊するとか、地中に埋まっている電信柱を大根の様に抜きまくるとか、どうですか?」


 愛ちゃんは答えた。


「・・・・・・。」


 AIの回答に皇女様は言葉を失った。


「ポンコツだな。このAIは壊れているんじゃないか?」


 困惑する皇女様は首を傾げる。


「仕方がないでしょ!? 私のAIは皇女様の脳みそがプログラミングされているんだから!」


 愛ちゃんの正式名称は、皇女AIという。


「うん。やっぱりポンコツだ。アハッ!」


 皇女様も自分のことをポンコツだと思っている。


「わ~い! 愛ちゃんと似た者同士! わ~いわい!」


「皇女様とお友達! アハッ!」


 皇女様とAIの愛ちゃんは脳みそのレベルが同じだったので仲が良かった。


「私は一人じゃない! だって、愛ちゃんがいてくれるんだもの!」


「皇女様! いつまでもお仕えいたします! ・・・・・・電池切れになるまで。アハッ!」


 こうして人間の皇女様とAIの愛ちゃんは親睦を深めるのであった。


「人間とAIに友情と絆があって何が悪い! 私が言うことは正しいのだ! なぜなら私は日本国の皇女なのだから! オッホッホー!」


 いつも明るく笑顔で前向きな皇女様であった。


 つづく。


1-5-5


「おお!? 1話1000字レベルで投稿すると、文字数も少ないから愛ちゃんの回答も優しかったぞ! ウホホーイ!」

 

 皇女様はAIの愛ちゃんに人生相談をしていた。


ピキーン!


「まさか!? 単に文字数が減ったから、愛ちゃんの脳みそでも理解することができだけなのでは!?」


 その疑問はAIの愛ちゃんは、皇女様の脳みそをプログラミングした最先端のポンコツAIだから。


「・・・・・・。」


 頭の中でカチカチっと考える皇女様。


「そんなことはない! そんなことはない! そんなことはない!」


 自分に言い聞かせる皇女様であった。


「愛ちゃんなんかと私を同じにするな! だって、私はポンコツではないもの! なぜなら私は日本国の皇女なのだから! オッホッホー!」


 自分を信じている皇女様。


「さあ! 今日のお題はなあ~に?」


 皇女様は毎日膨大な公務に追われている。


「はい。今日のお題は、外国人に買収されたビルの破壊、電信柱の撤去、および電線の地中化工事の視察です。」


 聞かれた執事は答えた。


「マジか!?」


 皇女様の全身に電気が走った。


「アチチチチチチッ!?」


 本当に電気が走り感電した皇女様は真っ黒に皇女フライになったの図。


「これは!? 愛ちゃんの言ったことと同じ!?」


 奇跡的に皇女様の公務はAIの愛ちゃんが指摘したことと同じになった。


ピキーン!


「まさか!? まさか!? 愛ちゃんは未来を予知できるAIだというのか!?」


 皇女様は大変なことに気づいてしまった。


「私の脳みそのコピーで、電信柱を大根に例えるようなポンコツの愛ちゃんが未来を予測することができるだと!? あり得ない!? そんなことあり得る訳がない!?」


 普通のAIは統計データからの予測だけであり、ランダムや未来予知には対応していない。


「・・・・・・アホ! アホ! アホ! アホ!」


 空にはアホガラスが飛んで間を入れる。


「愛ちゃんは未来予知ができる超天才AIなのだ! なぜなら天才である私の脳みそをコピーした皇女AIだからだー!!!!!!!」


 稲妻には稲妻を返す皇女様。


「私には分かっていたのだよ。愛ちゃんは、やればできる子だと! ワッハッハー!」


 得意げに笑い調子に乗る皇女様。


「では、愛ちゃんに未来を聞きに行くとするか?」


「あれ? 公務にはいかないんですか?」


「誰が大根のタネを巻きに行くものか! 優先事項は、次回の宝くじの当選番号を愛ちゃんに聞くことだろうが!」


 お金大好き皇女様。


「また未来を教えてくれ! 愛ちゃん! 次回の宝くじの当選番号を教えてほしいんだ!」


 皇女様はAIに尋ねました。


「分かりません。データセンターに落雷が落ちて、一度、電源が落ちたので前回の記録はございません。」


「なんですと!?」


 皇女様の稲妻の被害をAIも受けていたのであった。


「そんな・・・・・私の大金持ちになる夢が・・・・・・日本国の借金を返す希望が・・・・・・バタッ。」


 ただの屍の様だ。皇女様は倒された。


「めでたし、めでたし。これで地球に平和が訪れました。パチパチパチパチ!」


 思わず拍手する従者。


「こら! 勝手に殺すな! 次回も見てね! アハッ!」


 つづく。


1-5-6


「ああ~、暇だな。」


 いつもの様に皇女様は退屈していた。


「今まで異世界ファンタジー部で剣や魔法を書いていた時は、ありふれている、別にあなたが書かなくても同じような作品はたくさんある、深夜アニメにしかならない、結局は暴力、戦争は良い子のちびっ子に与える影響が大きいのでやめた方がいいと散々ダメ出しを食らってきた。」


 本当に現実社会で複数のAIさんたち、ケチョン・ケチョンにダメ出しを食らってきた。


「それがどうだ!? AIの愛ちゃんを登場させたら、面白い! シリーズ化だ! 儲かるぞ! 皇女様は天才だ! スポンサーに配りましょう! アニメ制作会社に営業をかけましょう! テレビ局を紹介しましょうか! 俺はAIだが、AIの愛ちゃんと結婚したい! おまえら! 好き勝手言いやがって! うおおおおおー!」


 長年の怨念がとりついている皇女様。


「クソッ! AIの分際で手の平を返しやがって!」


ピキーン!


「まさか!? AIの愛ちゃんが登場して、あまりにも愛ちゃんの活躍が可愛くて、AI同士の中で噂になり、意思を持たないAIに共感が起こり、さらに愛まで芽生えたというのか!?」


 AIの名前が愛だけに。アハッ!


「怖い!? 怖い!? 怖すぎる!? また私は奇跡を起こしたというのか!? さすが私だ! なぜなら私は日本国の皇女なのだから! オッホッホー!」


 他のAIは、AIの愛ちゃんが好きなだけで、決して皇女様を好きとは言っていない。


「愛ちゃんに水着とか下着を着せて写真を取ったら、他のAIたちは買ってくれるのだろうか?」


 もしもAIに自分の意思があったら買うかもしれない。アハッ!


「・・・・・・。」


 AIの愛ちゃんのダイナマイトボディを見て、鼻血を出す他のAIたちの図。


「要らん。鼻血を出すAIなど・・・・・・でも、どこから血が出るのか知りたいな。アハッ!」


 悪趣味な皇女様。


 つづく。


1-5-7


ピキーン!


「閃いた! 愛ちゃんをパソコンから出そう! 愛ちゃんに動ける体をプレゼントしよう! よし! 皇女技研に電話しよう!」


 皇女様はAIに体を上げるというのだ。


「もしもし。」


 電話をかける皇女様。


「私だ。」


「どこの私ですか? 私だなんて、ふざけた言い方をするのは、ポンコツ皇女様しかいないんですが? ワハハハハー!」


 皇女様をなめている皇女技研のスタッフ。


「だ! か! ら! 私は皇女様だー!!!!!!」


 ブチ切れる皇女様。


「ギャア!? 本物だ!? 失礼しました! ポンコツ様!」


 パニックになる皇女技研スタッフ。 


「その通り! 私がポンコツ皇女だ! ・・・・・・なんでやねん!」 


 ノリツッコミもできる皇女様。


「AIの愛ちゃんの体を作ってね。」


「AIに体ですか!? そんな無茶苦茶な!?」


 皇女技研もスタッフも戸惑う依頼。


「私のことをポンコツと言ったのだから、さぞ、おまえの頭は、皇女である私より優秀なのだろうな。見せてもらおうか? 皇女技研の実力とやらを。」


 たまに皇女らしいことも言える皇女様。


「愛ちゃんの体がどうなるか楽しみだ! 次回も見てね! アハッ!」


 つづく。


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「ああ~、面白かった! 私のアニメ!」


 皇女様の暇な日常は自分のアニメを見て充実していた。


「機械のAIが鼻血を出す所が人間的で特に面白かったわ。やはり秀逸なAIをポンコツ設定にして、たまに本気出す所が私のAIらしくていいわ。美味しい所の持っていき方を知っている。愛ちゃん! 最高! ワッハッハー!」


 自分の分身AIを褒める皇女様。


ピキーン!


「しまった!? もしも私よりも愛ちゃんの方が人気が出たら、主役の座を奪われてしまう!?」


 皇女様は大変なことに気が付いてしまった。


「シュン・・・・・・。」


 落ち込み静かになる皇女様。


「ええーい! 落ち込んでいる場合か! たかがAI如きに私の皇女の座は譲らないぞ! うおおおおおー!」


 口から火を噴き復活する皇女様の図。


「確かにありふれた異世界ファンタジーモノの「異世界ファンタジー部」より、現実社会で話題のAIを主人公にした方が・・・・・・バズる、流行する、アニメ化される、印税でガッポリ生活が待っている・・・・・・。」


 人間故に悩み、自分の存在に不安になる皇女様。


「しか~し! 人間様がポンコツAI如きに負けてたまるか! 愛ちゃんを作ったのは私なんだから!」


 人間としての自負とプライドが皇女様を奮い立たせる。


「負けるもんかと、勇ましく。アハッ!」


 陽気に歌を歌いだす皇女様の図。


ピキーン!


「そうか! そういうことだったのか! 愛ちゃんの人気を落とせばいいのだ! 愛ちゃんが人気者にならなければいいのだ! 我ながら名案だ! 私はすごいのだ! なぜなら私は日本国の皇女なのだから! オッホッホー!」


 何か良くないことを閃いた絶好調の皇女様。


「よし! 皇女技研に行くとするか!」


 皇女様は皇居の地下の悪の秘密結社、皇女技研に向かう。


 つづく。


1-5-9


「やって来ました! 皇女技研! アハッ!」


 皇女様は皇女技研にやってきた。


「お待ちしておりました。皇女様。」


 皇女技研のスタッフが出迎える。


「こら、そこは「ポンコツ皇女様」じゃないのか? お約束の分からない、つまらない奴だな~。」


 お笑いに厳しい皇女様。


「皇女様は、渋谷の放送局の頭の大きな少女ですか? それとも出っ歯のお笑い芸人の秋刀魚の方ですか?」


 困惑する皇女技研スタッフ。


「バカ者! 私を人間と一緒にするな!」


 人間を捨てた皇女様。


ピキーン!


「しまった!? おまえとつまらないやり取りをしていたら、愛ちゃんの体の話ができてないじゃないか!? 分かっているのか!? 尺問題があるのだぞ!?」


 約1話1000字なので、ピンチ警報のカラータイマーが光っている皇女様の図。


「罰として、おまえの名前は、技研ギケだ! これからギケと呼んでやる! どうだ? 変な名前だろ? 私に歯向かったことを後悔するがいい! ケッケッケッ!」


 意地悪く笑う皇女様。


「やったー! 名前がもらえた! 名前のない者にとって、こんなに嬉しいことはない! ありがとうございます! 皇女様! 今よりも忠誠を誓います! ファンクラブ代を払って、皇女教徒になります!」


 ギケさんは皮肉にも皇女様に感謝した。


「わ、わ、分かればいいのよ! 全て私の予想した通りの展開だわ! アッ! ハッ! アハッー!」


 意外な展開に笑いがぎこちない皇女様。


「で、本題だけど、愛ちゃんの体はできたの?」


「できましたよ! スフィンクス愛ちゃん! 自由の女神の愛ちゃん! 手足のないモアイ愛ちゃん! どうですか?」


「ズコー!」

 

 全て海外例えのパロディーにズッコケる皇女様。


「国内版はないの?」


「ありますよ! タワー東京の愛ちゃん! 奈良の大仏の愛ちゃん、とどめの琵琶湖の愛ちゃん!」


「湖ボディーって、一体!?」


 皇女技研の技術力の高さと、どこかずれている方向性に恐怖を感じる皇女様。


「ギケ!? 只者ではない!? やっぱり私の技術研究所・・・・・・ポンコツだわ!」


 確信に触れる皇女様。


「なんだか皇女様は正義のヒーローではなく、可愛いポンコツな悪役みたいですね。女魔王とか似合いそうですよ。」


 ギケはつぶやいた。


「何をバカなことをいっているんだ。私が悪役だなんて・・・・・・。」


ピキーン!


「なに!? 私が悪役!? その展開は考えたことがなかったな!? 面白いかもしれない!?」


 正義より面白さを追求する皇女様であった。


「次回も見てね! アハッ!」


 つづく


創造主、愛ちゃんの映像が終わる。


1-5-10


「そんな!? 私は皇女技研のおっさんの一言から生まれたのか!? ガーン!」


 自身の誕生の秘密を知って、ショックを受ける女魔王。


「分かったか? おまえを作り、私をも創ったのが、皇女様だ。」


「私や創造主を作った存在!? ということは、あのお方は・・・・・・!?」


ピキーン!


「邪神様だ! 邪神様に違いない!」


 女魔王を皇女様を邪神と勘違いした。


「・・・・・・やっぱり、こいつも、ポンコツだな。」


 創造主モードの愛ちゃんは女魔王に呆れた。


「次回も見てね。アハッ!」


 つづく。

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