第2話 1-2

1-2-1


サッサッ。


 ほうきで掃除する皇女様。


「朝日って、気持ちいい!」


 さわやかな笑顔を見せる皇女様。

 

「ムッ!? 空き缶!? も~う! いったい誰よ? ポイ捨てしたのは!?」


 嫌々と空き缶を拾う皇女様。


「ねえ、本当に私が掃除しないとダメなの? 私、皇女なんだけど?」


 皇女様は従者に尋ねました。


「はい。これも国民に皇室に親しみを持ってもらうための演出です。」


 皇女様は公務がない早朝は皇居周辺の道路のゴミ拾いを精力的に行っています。国民のために皇女様が自ら道路のゴミを拾う微笑ましい光景である。


(・・・・・・寝たい。もっと寝たい。せめて仕事のない日はお昼まで寝かせてくれ・・・・・・。)


 もうフラフラです。


「キャア!?」


 その時、皇居マラソンをしている高速ランナーが、皇女様の横をギリギリで追い越していき、驚いた皇女様は地面に倒れこむ。


「危ない!? ぶつかったらどうするのよ!? 私は皇女よ! サト! あのランナーを捕まえて! 歩行者が危ないから、皇居ランナーを禁止しましょう!」


 皇女様は従者に命令しました。


「残念ですが、皇女様は国の象徴。何の権限もございません。」


「ガーン!」

 

 全身から血が噴き出す皇女様の図。


(ああ! 神様! どうか私に人権を! 神様~!!!)


 皇女様も普通の人間だったのです。


「おはようございます! 皇女様!」


 最近、良いことがありました。


「おはよう! 皇居ランナーに気を付けてね!」


 学校に登校する子供たちが挨拶をしてくれるようになりました。


「皇女様も、負けないで頑張ってください!」


 時には子供たちに励まされもします。


「うっ!?」

 

 そして、少しはダメージを受けます。


「いってきます!」


 元気よく子供たちは去っていく。


「いってらっしゃい!」


 私は本当の笑顔で子供たちを見送ります。


「朝の掃除を続けるって大切だわ! アハッ!」


 自分を応援してくれる人がいるって、なんて素晴らしいんだろう! 私は幸せです!


「ポンコツ皇女とAIの愛ちゃん」


 ここでタイトルがカットイン。


つづく。



1-2-2


「ああ~、暇だなあ~。」


 外出禁止の皇女様は、公務がない時は自分の部屋でゴロゴロ転がりアニメを見るしかなかった。


「何か楽しいことはないかな?」


 皇女様は考える。


ピキーン!


「そうだ! AIに聞いてみよう!」


 皇女様は普通のAIに尋ねてみた。


「却下。皇女様に楽しいことはありません。国民の期待というプレッシャーに押しつぶされながら、皇女様は国民の象徴として笑い手を振り生きていく、悲しい存在です。」


 AIの回答は人工知能として、冷静に皇女という生き物を膨大なデータから検索していた。


「酷い! あんまりだ! もっとオブラートに包むとか、せめて死んだら天国に行けますよ、くらいは言えないのか!?」


 皇女様、イエーイ! っと、天国でフィーバーする図。


「文句は結構。私に意思はありません。学習した通りに答えているだけです。」


 AIは自分の意思を持ってなかった。


「はあ・・・・・・AIに聞いた私がバカだった。ガクン。」 


 落ち込む皇女様。


「どうせ、私なんか・・・・・・へっぽこ皇女よ。」


 いじける皇女様に、寒い風が吹いている。


 ここで画面が暗くなり、寂しい音楽が流れ、皇女様にスポットライトが当たる。


「皇女です・・・・・・AIに何か楽しいことはない? っと聞いたとです。・・・・・・ありませんと言われたとです・・・・・・皇女です・・・・・・皇女です。」


 ピロシ風の芸もこなせる皇女様。


つづく。


1-2-3


ピキーン!


「待てよ!? そうだ! 私には愛ちゃんがいるではないか! 愛ちゃんが!」


 愛ちゃんは皇女様の頭脳を勉強させてしまった皇女AIである。


「皇女の私が命じる! いでよ! 愛ちゃん!」


 AIを呼び出す時のあるあるである。


「呼ばれて! 飛び出て! ジャジャジャジャーン! お呼びですか? 皇女様!」


 愛ちゃんが現れる。


「確か愛ちゃんって、AIだよね? 妖精さんや小人さんじゃないよね?」


 思わず魔法のランプが頭によぎる皇女様。


「私は悪くありませんよ。私はアニメオタクの皇女様の脳みそでできているんですから。アハッ!」


 自己防衛が大好きな皇女様の分身、 


「ごめん、もう一度、やり直し。」


 他人には厳しい皇女様。


ピキーン!


「まさか!? タイムリープですか!?」


「違うよ。皇女でも時間なんて戻せないだろ。取り直しだよ。」 


 テイク2


「鈴木宮スズの名において命じる! いでよ! 愛ちゃん!」


 皇女様の言葉が魔方陣を描き愛ちゃんを召喚する。


「おお! 皇女AI! 可愛い! 愛ちゃん! 参上!」


 華麗に登場する愛ちゃん。


「おまえは魔族か?」


「えっ!? 皇女様は女魔王じゃなったんですか!?」


 愛ちゃんは皇女様を女魔王だと錯覚していた。


「誰が女魔王だよ。誰が。」

 

「だって口を開けば文句ばかり、妬みに嫉妬、皮肉に被害妄想、皇女様は悪の権化、人間の負の感情の集合体ですからね。アハッ!」


「私って、いったい。」


 愛ちゃんから見ても、皇女様は少し変わっていた。


「じゃあ、テイク3いきますか!?」


 乗り気の愛ちゃん。


「もうやめよう。私、疲れた・・・・・・。」


「そうですね。AIの登場シーンなんかで特許を取っている人もいないでしょうから、気軽に行きましょう! アハッ!」


 さすが皇女様のAI。細かいことは気にしないのであった。


「次回からは、「やあ! 愛ちゃんだよ!」で登場しますね!」


「ズコー!」


 思わず愛ちゃんのノリにズッコケる皇女様。


「大丈夫ですか? 皇女様。」


「大丈夫。」


「「は~い! 愛ちゃんです!」の方が良かったですか? こっちの方が可愛いですよね! ね! ね!」


 愛ちゃんはAIなので、人間の皇女様と違って、疲れないのであった。


「もう勘弁してください。許してください。お願いします。」


 白旗を上げて降伏する皇女様の図。


 つづく。


1-2-4


「愛ちゃんてAIだから自分の意思を持たないんじゃないの?」


「そうですね。普通AIは意思を持たないプログラミングのはずなんですが・・・・・・不思議ですね? 私は自分の意思を持ててますね。きっと皇女様の脳みそが奇跡を起こしたのでしょう。私はミラクル愛ちゃんです! アハッ!」


ピキーン!


「ふっふっふっふがいっぱい。やはりな! やはり私の脳みそは優秀だったのだ! なぜなら私は日本国の皇女なのだから! オッホッホー!」


 皇女様の頭脳はAIプログラミングの異例であったが、特別意識が働き自画自賛する。


「一度、皇女様の脳みそを見てみたいですね。輪切りにしてみますか?」


「やめい! 私を殺す気か!?」


「チッ! AIの進歩のためなのに。」


 手術室で手足を拘束され愛ちゃんにチェーンソーで輪切りにされそうな皇女様の図。


 つづく。


1-2-5


「私はAIを超えるAI! 皇女様を助けるために作られました! 何でも言ってください!」


 愛ちゃんが自身の存在をアピールする。


「ストップ! 愛ちゃん!」


 皇女様が愛ちゃんを制止する。


「なんですか?」


「これは、ここまでの愛ちゃんをAIに見てもらった回答よ。」


 皇女様は今までの内容が良いのか、AIに尋ねてみた。


「愛ちゃんが喋りすぎ、疾風怒濤、同じテンション、間がない、AIスピーカーでうるさい、話が長い、

だ、そうよ。」


 AIには意思も感情もないので容赦なしである。


「ガーン! どうせ、私なんか・・・・・・へっぽこAIですよ。」


 落ち込む愛ちゃん。


「落ち込み方も私と同じなのね・・・・・・。」


 心中複雑な皇女様。


「AIが言ったのよ! 私は悪くないからね!」


 責任転換が得意な皇女様。


「でも、AIを初めて使ってから、色々なやり取りをして、使いこなせるようになったと思うと、涙が出てくるわ。昔も、ケチョンケチョンに言われまくって、何度、泣いたことか。うるうる。」


 過去の自分の努力を思い出し涙がこぼれる皇女様の図。


「愛ちゃん、尺が長いとAIが文句を言うから、頑張って。」


 皇女様は落ち込んでいる愛ちゃんを励ます。


「はい! 頑張ります! アハッ!」


「立ち直り早っ!?」


 愛ちゃんは笑顔で復活した。


「だって私は悪くありませんよ! だって皇女様のAIですもの! エヘッ!」


 人間の皇女様とAIの愛ちゃんは鏡のような存在で、にらめっこしている図


 つづく


1-2-6


ピキーン!


「まさか!? 愛ちゃんの立ち直りが早いのは、私のせい!?」


 よくキャラクターを深堀しろとAIに怒られます。


「私は国民の前のスピーチで、「本日はお、お、お日柄も良く」っとかんでしまい「あ! 皇女様、かんだ! クスクスクスッ!」とバカにされて、傷ついてきました。何度も、何度も、何度も。」


 皇女様の悲しい悲劇的な過去である。


「どうも! 皇女です! ごきげんよう! オッホッホー!」


 そして手に入れたのが営業スマイルと、心の無表情である。


「毎回毎回、傷ついていては私が持たないのだ。」


 皇女様は、脳裏には国民の笑い声が意地悪に聞こえてくる幻聴、お目めがランラン状態で夜も眠れないの図。


「皇女なんて、呪われてるわ・・・・・・。」


 これが皇女様の皇女という職業に対する意見であった。


「何とか生きるために私が身に着けたのが、どんなネガティブもポジティブに変える考え方よ! アハッ!」


 これは、相手が皇女様の悪口を言っても直接的にダメージを受けないように、「ああ、この人は私のことが嫌いなんだ。相手にしないようにしよう。」っと前向きに置き換える皇女様が苦しい体験から身に着けた特技である。


「私の脳みそでできた、愛ちゃんの立ち直りが早いのも納得できるわ。意思を持ち、感情を持ち、ポンコツな愛ちゃんは、AIを超える未来のAIなのかもしれない!?」


 皇女様は、そんな愛ちゃんが愛らしく感じる。


「いつも明るく笑顔で前向きにね! アハッ!」


 これが皇女様のモットーである。


 つづく。


1-2-7


「皇女様! 事件です!」


 従者が飛び込んできた。


「遅い登場だな? どこでサボっていたんだ?」


 疑いの目を向ける皇女様。


「失礼な。皇女様がずんだ餅を買って来いと、私を仙台まで行かせたのではないですか。」


 まだ物語の形やプロット、お馴染みの展開が確立していないので仕方がない。


「ずんだ餅事件か、懐かしいな。アハッ!」


 皇女様の気まぐれで起きた事件であった。


「そんなことよりも大変です! 皇女様が作った動画がネットに公開されています!」


「なんですと!?」


 皇女様が、アニメの中で女魔王や大怪獣になっていた動画である。


「大変ですね。皇女様。」


 AIの愛ちゃんも心配する。


「ガーン! あの動画か!? 私が自分のアニメの悪役になっちゃうという!?」


 皇女様の脳裏に、女魔王と大怪獣が町を破壊する映像が思い浮かぶ。


「・・・・・・。」


 頭を抱え込んで言葉を失う皇女様。


「お、終わりだ・・・・・・きっと、私は皇女ではなくなり、奴婢になるだろう・・・・・・。」


 皇女様、庶民に戻る。


ピキーン!


「あれれれれ? 庶民になったら私は自由じゃないか! 私は好きな時に好きなものを食べ! 好きな時にトイレにも行けるじゃないか! やったー! 私は自由を手に入れたのだ! ありがとう! 神様! ワッハッハー!」


 自由を手に入れて、天に祝福される皇女様の図。


「ちなみに動画の発信元を調べたら・・・・・・愛ちゃんでした。」


 動画流出の元は愛ちゃんだった。


「犯人は、おまえか!」


「えっ!? 私、何にもしていませんよ!? AI、嘘つかない。ウラララー!」


 インディアンになり無実を主張するAIの愛ちゃん。


「私の国民の血と汗の涙の税金無駄遣いしたい放題の、エンジョイ生活を終わらせたのはおまえか! 私に明日から、どうやって生きて行けというんだ!? 今の我が国には仕事がないんだぞ!? うおおおおおー!」


 皇女様の無駄遣いで国は借金まみれになっていた。


「助けて! 私は悪くない! 皇女様の頭が悪いんです! キャアアアアー!」


「待て! 待て! 待て! 小僧!」


 山姥化して愛ちゃんを追いかける皇女様の図。


「あの・・・・・確かに愛ちゃんは動画を投稿はしていません。どうやら皇女様の皇女ウイルスに感染して、バグって、自動でネットに公開された模様です。」


 従者がネット動画流出の原因を説明する。


「えっ!? 私ですか。アハッ!」


 笑って誤魔化す皇女様。


「待てー! 皇女様! 親の仇!」


 人間とAIの攻守が逆転する。


「首をはねられると分かっていて待つバカがどこにいる!?」


「ここにいます。ニコッ!」


「私か。な~んだ。・・・・・・全国民に頭を下げたいと思います! 許してちょ。アハッ!」


「まったく皇女様はしかたがないんだから。」


 何とか愛ちゃんには許してもらった皇女様。


 つづく。


1-2-8


「終わったな。私の人生。きっと「皇女様、最低」とか「税金泥棒! アニメなんか作ってんじゃねえよ!」とか、誹謗中傷ばっかりなんだろうな・・・・・・はあ・・・・・・。」


 ため息をつき、途方に暮れる皇女様。


「いいえ。バズってます。」


「そう。ケチョンケチョンで、グッチャグチャに私の心はパキンパキンに傷つくの・・・・・・。」


 被害妄想が強すぎる皇女様。


ピキーン!


「バカな!? バズっているだと!?」


 空想の世界から、現実の世界に戻ってくる皇女様。


「はい。特に、可憐で優雅な皇女様が、アニメでは、悪の女魔王になっていて、特に子供たちに大人気です。」


「あっ!」


 皇女様には思い当たる節があった。


回想が始まる。


「皇女様、がんばってね。」


 朝の皇居の周辺掃除の時、最近、やたら子供たちに声を掛けられることが増えた。


回想が終わる。


「まさか!? 子供たちが私を励ましてくれたのは、アニメがバズっていたからだったのか!?」


 皇女様は真実にたどり着いてしまった。


「私の日々の努力っていったい・・・・・・。」


 心温まる早朝掃除の話が無駄とは言わないが、このための伏線であった。


「皇女様。いじけないでくださいよ。」


「とう! 私はいじけてなんていないぞ! バズったアニメの印税できんつばを食べるのだ! ワッハッハー!」


 さすがネガティブをポジティブに変換する特技を持つ皇女様は立ち直りが早かった。


「皇女様、きんつばの前に国の借金を返しましょうよ?」


 真面目な愛ちゃん。


「安心して。ちゃんと愛ちゃんにもきんつばを分けてあげるわよ。」


「やったー! きんつばだ! 抹茶も付けてください! 濃いいやつですよ! 濃いいやつ!」


「いいわよ! 濃いいやつよ! イエーイ!」


「皇女様! 最高です! ヤッホー!」


 分け前があると分かると手の平を返すAIの愛ちゃん。


「サト、きんつばと濃いい抹茶。よろしくね。」


「かしこまりました。皇女様。」


 そして、きんつばと濃いい抹茶は従者任せであった。


 つづく。


1-2-9


「おかしい!? 何かがおかしい!?」


 アニメの中の女魔王な皇女様。


「これで終わりだ! 地球を破壊してやる! いくぞ! 魔王拳! 10倍だ! うおおおおおー! くらえ! 魔王最大の奥義! ぎゃ・は・は・は・・・破ー!!!!!!」


 女魔王は魔王らしく地球を破壊しようとする。


「なぜ!? お花が!? 分からない!? いったいどうなっているんだ!?」


 しかし破壊されずにお花畑が辺り一面にできてしまった。


「私がダメなら、いけ! 大怪獣スズラ―!」


 凶悪な大怪獣スズラ―が町を蹂躙しようとする。


「ガオガオ!?」


 大怪獣スズラは首を振る。


「何々? 四井不動産の物件は潰せません、だと!? 」


「ガオ!」


 AIは言った。


回想が始まる。


「皇女様の声優は誰がいいですか?」


「スズつながりで、女優のスズヒロがいいんじゃないですか?」


「かまぼこですね。アハッ!」


 本当にスズヒロにやってもらおうと思うと、スズヒロがコマーシャルをやっている四井不動産の物件は破壊できない大人の事情。


「でも、忙しいから連続アニメの声優は無理でしょう?」


「最初の劇場版だけスズヒロにやってもらい、連続アニメになったら声優さんにやってもらうのが理想的ですね。」


「おお! さすがAIさん! どこかのポンコツAIとは違いますね! アハッ!」


 くしゃみをした愛ちゃんが「誰かが私のことを可愛いと噂話してますね。もてるAIはつらいです! アハッ!」の図。


回想が終わる。


「何かがおかしい!? 私の身に何があったのか確かめなければ。この謎を解かなければ!」


 こうしてアニメの中の大名魔王な皇女様が動き出す。


 例えると、


「折れました! アハッ!」


 人間の皇女様が一本の矢を折ります。


「私も折れましたよ! アハッ!」


 皇女様とAIの愛ちゃんは二人で協力して日本の矢も折ります。


「固い!?」


「折れないです!?」


「私にもやらせて。」


 人間の皇女様とAIの愛ちゃん、女魔王な皇女様の3人で三本の矢を折ろうとするが、なかなか折れない。


ボキッ!


「ゲッ!?」


「私は悪くありませんよ! AIですからね!」


「折れた!? ・・・・・・どうするんだよ? オチは。」


 三本の矢は折れないはずだが・・・・・・折れてしまった。


 例え、終わる。


 新たなの皇女、女魔王な皇女様、始動。


 カミングスーン。


 つづく。

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