第三話・えっ⁉宇宙人に催眠にかけられて下腹部がプクゥゥと膨らむのも擬似妊娠もナシですか?
オレは帆花がいるマンションの部屋のドアの前で、立ち止まって複数の女性の声を聞いた。
(二人は帆花と美葉の声に間違いないけれど……三人目は誰だ? ロヴンの声じゃないよな?)
三人目が「宇宙人に拉致されて、子宮の中に変なモノを押し込まれた時は」の声を聞いて、オレは慌ててドアを開けた。
思った通り……また、エロホムペから迷い込んできたエロキャラだった。
三人目の女性がオレの顔を見て言った。
「作者、おじゃましています」
「やっぱりそうか……三人目の登場人物【一般人属性】の
玻理奈は、妹属性の帆花、姉属性の美葉以外の属性キャラを担当している。
ココアを飲んでいる玻理奈に、オレは言った。
「帆花や美葉から聞いていて、わかっていると思うがカクヨムでは過激なエッチ描写は
「怖いですねカクヨムって……じゃあ、宇宙人に円盤の中に拉致されて『人間牧場』に組み込まれるとか……意識を持った生皮にされて、男の人があたしの皮を着て『皮モノで成りすまし』されるとか……『女の子を小さくして、エッチな生きているアダルトグッズ化』 されるとかは?」
人間牧場というのは、人気エロジャンルの一つで主に女性を家畜のように扱う、非現実的な人気ジャンルだ……多くの場合は、人権無視で女性を乳牛のように飼育する。
皮モノというのも、同じくエロジャンルの一つで、主に男性が女性の皮を被って成りすましてエッチをする……一種のTSモノ。
女の子を小さくして、エッチな生きているアダルトグッズ化〈
「う~ん、あまり過激なモノは、ダメだろうなカクヨムはR15が基本だから」
「男の人のオチ●●●を、あたしの股間に移植してもらうのもダメですか?」
「〝ふたなり系〟は微妙だなストーリーで、エッチ(官能)がメインじゃなければ……とにかく、カクヨムでは直接な性描写は危険だ……運営の方から警告が来る」
玻理奈が、少し駄々をこねる。
「つまんない世界です……エロホムペみたいに、あたしと交尾する発情した男性は、いなんですか?」
「人間が交尾って言うな! そのうち、エロホムペから流れてきたおまえたちを、どうするか考えるから」
帆花がオレの腕を、ツンツンとつついて言った。
「作者ぁ、あたし自分の胸のサイズ……ホムペの時みたいに、変えられるようになりました見ていてください」
そう言うと、帆花は服をめくり上げて、白いブラジャーを露出させた。
「帆花の胸から、目をそらさないでください」
帆花の胸が風船のように膨らみはじめる──プクゥゥ。
「Aカップ約75~130センチ…… Bカップ約78~133センチ…… Cカップ約80~135センチ…… Dカップ約83~138センチ……まだまだ、いけますよ」
オレはブラジャーが弾け飛びそうな、大きさに膨れた胸を見て悲鳴を上げる。
「わ、わかったから! もう、乳房を膨張させないでいいから! 元のサイズにもどしてくれ!」
「そうですかぁ……このサイズになれば子宮がある下腹部を、擬似妊娠で膨らませれば母乳も出ますよ……膨れさせたお腹にエッチな【淫紋】浮かび上がらせますか?」
「余計なコトしなくてもいいから、とにかく普通にしていてくれ!」
オレはエロ娘たちの暴走に……疲れた。
(明日の朝になったら、カクヨム運営の検閲で小説が■■■■■なんて、なっていないだろうな?)
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